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終末のレジスタ  作者: 甘味の僕
三章 魔王争奪人魔戦線
32/118

一話「先行きは暗く」

2ヶ月ぶりに更新再開しました!

よろしくお願いします!

 何処とも知れぬ、おどろおどろしいその場所に、二人の男が足を踏み入れる。


「__止まれ、そこの二人!」


 禍々しい気配を放つ城の前で、彼らは門番に足を止めさせられる。

 と言っても、止まったのは正確には一人分の足のみ。

 もう一人はそもそも、酷いダメージを負っていて、まともに歩ける状態ですらないのだ。


 門番はその二人の確認を終えて正体が明らかになると、途端に表情を引き攣らせて背筋を伸ばす。


「こ、これは失礼致しました、ランディ殿……」

「……いや、いい。それよりこいつを任せる」

「は……? うおっ」


 ランディは、門番の無礼は一切咎めず、その代わりに背負っていたものを彼に向けて放り出す。

 慌てて受け止めた門番は、そのボロボロの姿を見て声を上げた。


「お、オーバス殿!? まさか彼がこれほどのダメージを……、一体何があったのですか?」

「また機会があれば話してやる」


 門番の問いかけに投げやりに答えると、ランディは城へと足を踏み入れる。

 少しの間、惚けていた門番だったが、それに気がつくと慌てて彼を呼び止めた。


「お、お待ちください! 今は他の幹部の方々が集まって会議を……!」

「案ずるな」


 落ち着きのない門番に、短く一言で黙らせて、顔だけ振り向かせて言葉を続けた。


「俺も呼び出されている」




 ランディの体躯をして、それでもなお巨大と言わざるを得ないような扉を、彼は静かに開く。

 今の今まで会議をしていたようで、多様な種族の長も含め、二十を超える数の視線が一斉にランディの方を向く。

 勿論、彼がそれに臆するはずもなく、視線が集まるのも構わずに、彼は部屋の中央に立つ。


 ランディの視線の先にいる男__彼はこの中で最も強い権限を持つ者で、魔王代行者だ。

 魔王と同じ時代に生き、今なお生きている唯一の存在であり、魔王が戻るまでの間、その席を守る者。


「……帰ったぞ」

「ああ、待っていた。思いの外早かったな。目的のものは見つかったか」

「見つかったが、存外やるものでな。思わぬ横槍もあって、逃げられてしまったよ」


 ランディはため息をついて報告するが、それを聞いていた他の者たちの反応はそれぞれだ。


「フッ、あのランディが目標に逃げられるとは、焼きが回ったんじゃないかのぅ」

「寝てたんじゃねーの?」

「うるさいぞお前たち」


 ザワつく一同を、魔王代行が一喝する。

 それだけで、場は一瞬で静まり返った。

 それを確認すると、彼はランディへと視線を向けて、改めて問う。


「見つかったのならばよかった。それで、どんなやつだったか、話してもらえるな?」

「〈日本都市〉の学園生だったよ。名はショーマと言うそうだ」

「ふむ、姓は?」

「そこまでは知らん。だが力を使ったところも目の前で見た。奴が器であることは間違いない」


 自分が見てきた確証も混じえて答えると、魔王代行は腕を組んで、少し唸りながらも考えをまとめる。


「……それだけ分かっていれば、他の者にも出している命令は取り下げて良さそうだな」

「それは知らんが、好きにすればいいだろう」

「あとは回収をどうするか、だな」

『__あぁ、その事ですがァ』


 二人の会話に割り込んできたのは、一人の男。正確にはその声だ。

 姿は球体の水晶にしか見えないが、恐らく本体は別のところにあるのだろう。

 実は幹部の中でも、かなり重役の者だ。


『あの国で魔王の器と知れたら、生きていくのは難しいでしょう。何せ、凄惨な前例がありますからねェ。もしかしたら外に出てくるかもしれませんよォ?』

「ほう? それで、どうすると?」

『簡単な話です』


 魔王代行の問いに、人差し指を立てて男はそう言った。

 実際にはただの球体なので指などないのだが、そんな幻覚を見た。


『軍を率いて、かの地へと攻め込むのです。魔王の器を奪い、あの方を呼び戻すとしましょう』




 一方、同日ではないものの、〈日本都市〉でも同じように会議が行われていた。


 万里の長城の如き様相で都市を囲む自警団本部、その地下にある会議室。

 そこに集まる主要なメンバーは、自警団の団長及び副団長。

 四大名家の現当主とその側近。

 そして一般人から代表で選ばれた数名。彼らは元老院と呼ばれていた。

 他には、自警団でも特に優秀とされる序列百位以内の魔術師が十人、有事に備えて壁際に立っている。

 厳重警戒な状態だ。


 そんな中に、自分が混ざっていることに違和感が隠せない柚葉だったが、むしろ今は、彼女は重要人物なのである。


「__さて、柚葉」

「はっ、はい!」


 錚々たる面々が揃っている様子に目が泳いでいる、そんな無警戒のタイミングで団長に声をかけられた柚葉は、思わず上擦った声で肩を跳ねさせる。

 団長は、その様子に若干、非難混じりの視線を向けた。


「……柚葉?」

「あ、えっと、す、すいません……」

「緊張し過ぎだ。もっと肩の力を抜け」

「そ、そうは言いますけどね……」


 呆れた様にため息を疲れるが、今度は柚葉の方が抗議の視線を団長へと向ける。

 かなり急ではあるが、呼ばれた理由は大体察しがついている。


 柚葉からは報告していないので、何処から情報が漏れたのかは分からないのだが。


「改めて、柚葉。何の件で呼び出されたかは分かっているか?」

「……はい。魔王の件についての報告、ですね?」

「そうだ」


 その確認に、団長は静かに頷き肯定を示す。


 柚葉が改めて詳しい状況を知ったのは、霧の森での任務後、病院で莉緒が目を覚ましてからだ。


 柚葉は、一ヶ月ほど前の吸血鬼戦の報告を受けた時点で既に、将真が魔王の力を宿している可能性を考えていた。

 それも、かなり高い可能性として。

 何故、そんな思考に至ったのかといえば、前例があったからだ。

 そして柚葉は、その前例と深く関わりがある。

 まして弟がそんな状態になっているのだから、とても他人事ではいられない。


「まず、将真が黒い力を……、つまり魔属性の魔力を有している事は、早々に分かっていました。しかしながら、自分の力であるはずの魔力によってダメージを受けているという、異様な報告を受けて、似た前例を思い出し、魔王の力である可能性が浮上していたんですが……」


 莉緒の報告では、将真の感情の昂りと共に、力が発現したのだという。


 その姿は浅黒い肌、白髪、黒い眼に金の虹彩、魔族のような鋭い瞳孔。

 魔力によって、装いは黒衣へと変化し、右腕は化け物のような異形の形へと変貌していたそうだ。


 それら容姿の変化は、まさに前例に見られた状態と酷似するものだった。


「……私が受けた報告内容は以上です」

「……なるほど」


 柚葉の報告に一同が難しい表情をうかべる中、団長もまた、考え込むように腕を組む。


「確かに、あの時のアイツと同じような状態だな。となるとやはり、片桐将真の力は魔王由来の物で、いつ魔王として目覚めるかも分からない、か……」

「__始末すべきでは?」

「ッ!」


 そんな言葉に柚葉は肩を揺らし、一同の視線がある一人の女性へと向く。

 柚葉とは若干違う長い金髪が目立つ、お嬢様然とした女性。

 彼女は副団長の一人、花橘苛折はなたちばなかおり

 序列四位で副団長も勤めながら、四大名家の一つ〈花橘家〉の現当主でもある、異例の人物だ。

 〈花橘家〉には黒い噂が絶えず、その為要注意人物の一人でもあるのだが。


 余りにもストレートな物言いに、全員が驚くような視線を向けたのだが、ただ一人だけ、凄まじい嫌悪感を混じえた視線を向けている者がいた。

 それが柚葉でないことは、恐らく苛折にとっても意外だったことだろう。

 だが、彼女がそれを気にする事はない。

 彼女がその視線を向けられるのは、今更過ぎるからだ。


「魔族側にも既に、片桐将真が魔王の器であることは知られてしまっているのでしょう?」

「……そうですね」

「それなのに、放置しておくつもりで? また七年前のような悲劇に発展する可能性は、十分考えられますわ」

「……重々承知しています」


 淡々とした口調での容赦のない追求に、柚葉の表情は沈痛な面持ちへと変わっていく。

 それを見兼ねた一人、先ほどから苛折に嫌悪感を隠そうともしない女性が口を挟む。


「アンタねぇ、そんなもの、口で言うほど簡単じゃないわよ。将真って子は弟なのよ?」

「だからと言っても、情に流されて被害を拡大させるようではお話になりませんわ」

「それで柚葉を追い詰めるのはおかしいでしょ。またこの子に、重すぎる十字架を背負わせるつもりなの?」

「必要とあれば」


 苛折と折り合いの悪い掛け合いをする彼女は、五十嵐瑠衣いがらしるいと言う。


 その実力は団長に次ぐ序列二位であり、〈日本都市〉で現在確認されている唯一の魔人だ。

 その容姿は、学園生たちと変わらないくらいのものなのだが、柚葉や団長の倍は生きているというのだから、魔術師の年齢は見た目だけでは判別ができない。

 まあ苛折は瑠衣よりも更に長く生きているそうだが。

 そして柚葉も、見た目だけなら瑠衣と同じくらいの歳に見えるし、団長に至っては中学生程度の少年にしか見えない。

 尤も、団長の容姿が幼いのは、魔術師である事とはまた別の理由があるのだが。


「二人とも、その辺りで納めろ」


 会議中でありながらも、尚も啀み合う二人に全員のハラハラとした視線が向けられ続けていたが、流石に放置する訳にも行かず、呆れたように額を抑えて団長が諌める。

 だが、その様子に納得が行かなかったようで、瑠衣はキッと釣り上げた目を団長へと向ける。


「あなたも当事者じゃない! 好き放題言わせて、何とも思わないの!?」

「思わなくはないが、今はそんな事で無駄な口喧嘩をしてる場合じゃない」

「そうですわ」

「ぐっ、お前ぇ……!」

「苛折、お前もいい加減にしろ」

「……申し訳ありませんでした」


 瑠衣を煽る行為を窘められた苛折は、目を瞬かせると、何事も無かったような表情で謝罪を口にする。

 その様子を見ると、瑠衣も悔しそうに歯噛みしながらも、矛を収めて席に着く。


「……悪かったわ」

「よし、話を戻そう」


 団長の言葉で、少し逸れた話が元に戻る。

 この会議で重要なのは、将真に魔王の力が宿っていることが発覚した上で、彼の今後の扱いについてだ。


「柚葉、お前には悪いが、事が事だけに個人の情だけで決める訳には行かない」

「わ、分かってます……」

「うん。その上で言わせてもらうが、俺は経過観察でいいと思っている」


 〈日本都市〉の代表と言ってもいい団長から出た予想外の言葉に、一同が再び落ち着を失い、ザワつきはじめる。


「柚葉にあんな事を言った手前で何だが、俺個人の情はある。だがそれだけじゃない」

「……では何故?」

「今の俺なら、最悪魔王として覚醒したばかりなら、処理する事も可能だからだ」


 魔王として覚醒し、身体が馴染んでしまえば流石に手の付けようがなくなるだろうが、目覚めたばかりならば問題ない。

 万が一、目覚めるようなことがあっても、責任が取れるからこそ出た発言だった。


 そして瑠衣もまた、それに追従する。


「私も問題ないと思うわ。むしろ生かしておくべきよ。彼の戦闘センスは学生レベルを超えてるし、貴重な戦力だもの。魔王の力は物騒だけど、これから取り除く方法を模索していけばいいわ」


 自警団のトップ二人が、将真を生かしても問題ないという意見を持っているという事実。

 それは柚葉に安堵を与えていた。

 だが、勿論そんな肯定的な意見ばかりが出る訳では無い。


「私は反対ですわ。七年前の悲劇を繰り返すのであれば、今ここで始末しておけば、危機を未然に防ぐだけでなく、魔王復活までの時間も稼ぐ事が出来るのですよ」

「それは……」

「それに、元老院側はどうでしょう? 戦う力を持たない貴方たちは、魔王の脅威が身近にあるのは、不安ではなくて?」


 言葉に悩む柚葉を待たず、苛折は元老院の面々へと話を振る。

 苛折の言葉通り、抗う力もない彼らとしては、そんな危険な存在はそうそうに消えて欲しい、というのが本音だ。

 それが分かっていたから苛折は彼らに話を振った訳だが、これが意外と、容易く頷くことが出来ない。


 団長と副団長の一人が揃って、将真の存在に肯定的なせいであった。


「彼を処分する事になったら、また柚葉が苦しむじゃない。止める手段もあるのに、敢えて今、処分する必要は本当にある?」

「敢えて? 面白い表現をしますわね。必要な事でしょう? 先にも言いましたが、情で解決するレベルの問題では無いのです」

「情じゃないって言ってんのよ! 止める手段があるっつってんでしょ!」

「瑠衣、やめろ。意見の押しつけはするべきじゃない」


 またも火がつく険悪な二人に、再び団長が厳しい声を掛け、納得行かないと言わんばかりに瑠衣が顔を背ける。

 その後も意見交換は続くが、自警団側は意外にも、肯定的なものが多かった。

 団長や副団長に追従したというのもあるが、団長の言葉通り、覚醒直後の魔王ならば止められるという確信があったからだ。

 後は、残る一人の副団長である大柄の男__暁鷹虎(あかつきたかと)の発言が大きかった。


「元老院及び一般人が怯えるのはよくわかる。手に負えないものが自身に降り掛かることを考えるならば処分は妥当な意見だ。だが花橘。お前がそちら側なのは分からないな」

「……そんなにおかしな事でしょうか?」

「ああ。覚醒直後の、大した強さもない魔王にビビるようなタマじゃないだろう?」

「……そうですわね。ですが」

「それに、他者を思いやるほど、殊勝なやつでもないだろう?」

「…………」


 彼の追求に、苛折は言葉を返さない。

 代わりに、不気味なくらい自然な笑みを向けていた。


「__何を企んでいる?」

「……あら、随分と心外な事を仰いますのね」


 鷹虎と苛折は、睨み合うように視線をぶつけるが、少し経つと表情を崩して小さく笑い合う。

 それにも拘わらず二人から放たれる威圧感に、傍から見ている者たちは内心ヒヤヒヤとさせられたものだが、鷹虎の言葉で乗せられている可能性に気がついた元老院の面々も、改めて考え始めていた。


「……団長が止められると言うならば、暫くは様子見としようかの」


 そうして口を開いたのは、元老院の代表である壮年の男性だった。

 その声には、団長ですら背筋を引き伸ばされる力があった。

 というのも、元老院代表は彼の前の団長だったのだから、当然と言えようが。


「その代わり、全ての責任はお前に行くと思え。特に、情を混じえるというのならば」

「……言われるまでもない」


 元老院代表の言葉に厳しい声で答え、団長は席を立ち上がる。


「では今回の会議、魔王の器である片桐将真の扱いは経過観察とする。これは決定だ、いいな」

『__了解』


 こうして、将真の知らないところで、その処遇は無難な所へと落ち着いたのだった。




 その後、団長と瑠衣は、自警団の執務室で集まっていた。


「……本当に、どういうつもり?」

「何がだ?」


 団長は、本当に思い当たらないという表情で、椅子に腰を落ち着けて茶を啜る。

 その態度に、瑠衣はやはり納得のいかない顔だ。


「苛折のやつの事よ。何でいつも好き勝手言わせてんのって」

「……まあ、アイツも間違った事は言ってないだろう。それに〈花橘家〉には……、特に苛折は迂闊に手をだせんのだ」

「それはわかるけど……」


 〈花橘家〉は他の三家と比べると、実は著しく戦闘能力で劣る。

 〈四大名家〉でなくとも、それなりに名が通っている家の魔術師の方が強いなんて事は珍しくもない。

 だが、そもそも〈四大名家〉は、魔術師の戦闘能力だけで決まっている訳では無い。


 例えば、貢献度。

 〈花橘家〉は俗に言う狂科学者マッドサイエンティストが集う一族だ。

 中には非合法、非人道的な実験もしているが、それは確かに、〈日本都市〉の利益となっている。

 〈花橘家〉がなければ、あと十数年は研究方面で遅れていただろうと言われる程だ。

 だからこそ、容易く切り捨てられない。


 更に〈花橘家〉が得意とするのは精神干渉系の魔法だ。

 中でも苛折ほどの使い手になれば、自警団のトップでも脅威を覚えるほど。

 苛折に限っていえば、戦闘能力も十分にある。


「都市の利益を考慮しても切り捨てるのは難しい。実力的に見ても、苛折相手では俺ですら迂闊な行動は危険なんだ」

「精神干渉……、忌々しい魔法だわ」


 実は二人とも、精神干渉魔法を受けた経験があるのだが、その時受けた効果が過去のトラウマを矯正想起させるものだった。

 重いトラウマを抱える彼らには、効果覿面と言ったところだ。


 瑠衣の過去を団長は知らないが、団長のトラウマを知る者は多くいる。

 柚葉に近しい苦悩を、彼は抱えているのだ。


「……もう、七年前か」

「……そうね」


 団長の懐かしむような呟きに、瑠衣は目を伏せて頷く。

 悲哀の表情を浮かべる彼の視線の先には、柚葉が学園長室に置いている写真立てと同じものがあった。


「……今度は、柚葉に背負わせることがないようにしたいものだ」

「……そうならない為にも、弟くんから魔王の力を切り離す方法、考えなくちゃあね」

「……そうだな」


 フッと小さく笑って肯定し、団長は写真立てから目を離した。


「誓いは果たす。俺の代で、魔王は必ず倒すんだ」


 の為にも、こんな戦争は終わらせなくてはならないのだ。

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