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ドリーム・ライフ~夢の異世界生活~  作者: 愛山 雄町
第七章「嚮導者時代:諸国編」

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第二十七話「フィニス島へ」

前半はザック視点の一人称、後半は別視点の三人称です。

 一月二十四日。

 昨日創造神(クレアトール)神殿のあるナタリス村を出発し、ジルソール市に戻ってきた。行きは二泊したが、一泊しただけで七十キロの道のりを踏破している。

といっても特に無理をしたわけではない。全体的に下り坂だったことと、ほとんどの荷物を俺の収納魔法(インベントリ)に入れて手ぶらに近い軽装だったためだ。


 翌日、朝から商業ギルドに行き、船の状況を確認した。

 帝都プリムスやエザリントン市に行く船は時々あったが、アウレラ行きはこの一ヶ月半の間に一隻も来ていないという話だった。


「この時期は西の海が荒れますから、元々船は少ないんですが、それ以上にルークス方面の不安が効いていますね……」


 来る途中でも聞いた話だが、ルークス聖王国とカエルム帝国との戦争が更に緊迫しているらしい。


 商業ギルドは本格的な戦争とならないよう、聖王国の行政機関である聖王府に働きかけている。それに呼応する形で現実的な官僚たちが戦争を回避するため、様々な理由をつけてサボタージュを行っていた。

 その結果、侵攻軍の編成は遅々として進まず、何とか開戦が避けられている状態だが、そのサボタージュも限界に近いというのがギルドの見立てらしい。


「……早ければ五月か六月に軍が編成されるという話です。そうなると、八月くらいにラークヒルで大規模な戦いが起きるんじゃないかと……」


 ラークヒルは帝国西部の要衝であり、帝国軍の侵攻拠点ともなっている。ここと聖都パクスルーメンは約六百五十キロ離れており、進軍は順調にいっても二ヶ月以上掛かる。


「……戦争が近いので物が売れますから、アウレラから帝都に行きたい船は多いんですけど、ルークスの港を使えないのがネックになっていますね。それに帝国も軍の移動に船を徴用しているらしくて、その影響もあって極端に少ないんですよ」


挿絵(By みてみん)


 帝都からアウレラまではおよそ三千キロ。

 大陸の南に広がるアウストラリス海の真ん中辺りにフィニス島があり、そこの港ガートブレックが中継地点として使えるが、帝都からガートブレックまでは六百キロほどと中間地点というには寄りすぎている。


 このため、アウレラからガートブレックまでの二千四百キロを無寄港で航海しないといけなくなる。水は魔道具で出せるし、食料を多めに積んでいけば、不可能ではないが、この時期は時化で船が損傷しやすく、そのリスクがある。


 また、帝国軍の動向も船不足に拍車を掛けていた。

 帝都からラークヒルまでは陸路を使うと約千四百キロにもなる。整備されているとはいえ、街道を使っても移動するだけでも三ヶ月近く掛かる計算だ。


 そのため、海路を使って移動させようというのだが、数万人の部隊の移動を行うだけでも膨大な数の船が必要となる。

 当然、帝国籍の船だけでは足りず、アウレラの商船まで駆り出されているらしい。


「運がよければ一ヶ月くらいで来るかもしれないですが、帝都に向かう船か、北のレネクレートまで行ってチェスロックで乗り換えた方が早いと思いますよ」


 商業ギルドで情報収集を終え、宿に戻る。


「長く待つことになりそうだね」とベアトリスがぼそりというと、リディが「いいんじゃないの。急ぐ旅でもないから」とそれに応える。


「することがないのも億劫ですね」とメルが零す。


「海を見ながらのんびりするのもいいんじゃないか。ちょうど暑すぎず寒すぎずのいい季節なんだから」


 ジルソールは南の島であり、真冬の一月といっても体感気温で二十度くらいあり、天気がいい日なら汗ばむほどだ。

 町の近くの海岸には真っ白なビーチがあり、海を見ながらのんびりすることもできるし、浜辺で海鮮バーベキューも可能だ。


「そうですね。町を見て回ったり、近くの村に行ったりもできますから、のんびり待つのもいいかもしれません」


 シャロンも俺の意見に賛成する。


 次の日からジルソールで観光を楽しんだ。

 ビーチでのんびりと酒を飲みながら釣りをしたり、街を散策したり、更に近隣の村を巡ってもいる。


 ビーチでは椰子のような熱帯植物の葉を使ってパラソルや簡単なビーチチェアを作って寛いだこともある。その時はリゾート気分を盛り上げるため、トロピカルカクテルを用意した。


 幸いなことにこの島には冬のこの時期にもフルーツがふんだんにある。特に柑橘類はレモン、ライム、オレンジなど豊富にあり、更にパパイヤに似たフルーツも見つかった。

 それらとインベントリに入れてあった若い蒸留酒を使って見た目が派手なオリジナルのトロピカルカクテルを作ってみたのだ。


「これ美味しいです」とメルとシャロンには大好評だったが、甘い酒がいまいち好みでないベアトリスは「よく冷えたビールがほしいね」と零している。


 ビールは大陸では普通に手に入るため、俺のインベントリにも入っていない。ジルソールは麦の生産に向かないためビールを作っていない。そのため、ここ一ヶ月半ほどビールとは縁がなかった。


 リディもトロピカルカクテルにはあまり興味を示していないが、特に問題はなかった。彼女の場合、よく冷えた発泡(スパークリング)ワインさえあれば、それだけで満足らしい。


 そんな俺たちが珍しいのか、街の人々が遠巻きに見ていることがよくあった。


 のんびりとした時間を過ごしたのは久しぶりだ。

 のんびりと言っても毎日の鍛錬は欠かしていない。しかし、一日中鍛錬をしているわけでもなく、十日もするとやることがなさ過ぎて苦痛になる。俺は貧乏性なのだろう。


 暇な時間を見つけて、ジルソールでの蒸留酒計画の企画書を作ったり、これまで得た情報をまとめたりしているが、ルナが攫われたという話を思い出し、光の神(ルキドゥス)の御子なる人物が無事に助けてくれたのかなど、結論が出ないことを堂々巡りで考えてしまう。


「あなたに昔聞いた仕事中毒(ワーカーホリック)みたいね」とリディに笑われる。以前、前の世界の話をした時、過労死の話が出ており、その時に“仕事中毒”という言葉を使っていたのだ。


「別に仕事が好きなわけじゃないぞ」と反論するが、実際することがないのは苦痛だ。


(もし定年まで働いていたら、こんな感じで苦痛を感じたんだろうか? いや、結局働き続けたような気がするな。趣味が酒じゃ、体を壊すし、金が続かないだろうから……)


 時間潰しに特産品であるガラス工芸品の工房を見て回った。伝統ある特産品であるため職人たちの腕は悪くないが、売れ行きが落ちていることからか、工房全体に活気がない。


 いくつかの作品を見せてもらったが、親方クラスの作った物は充分な商品価値があるように見える。しかし、若い職人が作った物は造りが雑だ。土属性魔法で仕上げをする帝国のガラス製品に完全に劣っており、商人たちが輸送費を払ってまで買わないのは理解できる。


 これについては同情の余地はあるが、魔法で仕上げをするにも魔術師自体がほとんどいないため、職人が腕を上げるか、どこかから魔術師を連れてくるしか解決方法はないだろう。



 半月ほど経った二月十一日。

 待望の船がやってきた。

 正確に言うと、それまでに二隻の交易船が寄港していたが、いずれも帝都プリムス行きであり諦めている。


 今回の船は全長二十メートルほどの二本マストの船だ。

 帝都、ジルソール、フィニス島の三箇所を巡っている交易船だった。帝都で穀物を仕入れ、ジルソールでワインと交換し、船乗りが多く滞在するフィニス島で売り払う。更にフィニス島で特産の豚の塩漬け肉や栗の加工品などを買い、帝都で売る。


 この三角貿易で利益を上げているのだが、どちらかといえば隙間を狙った(ニッチな)商売なため、乗客は歓迎されるらしい。


 ちなみにフィニス島には栗の木が多くあり、それを食べる豚が美味いと評判なのだそうだ。


 船は大きな三角帆(ラティーンセイル)を持つタイプで、風上に切り上がる能力が高く、西にあるフィニス島でも十日ほどの航海で到着できるという話だ。


「アウレラには行かないんでしょ。大丈夫なの?」とリディが聞いてくるが、


「大丈夫だ。少なくともここにいるよりガートブレックに行った方がアウレラ行きの船を見つけやすいはずだ」


 目的地でフィニス島のガートブレック港は帝都-アウレラ間の重要な中継港であり、ジルソールで待っているより船を見つけられる可能性が高い。


 船長に会ったが、大した交渉を行うことなく、乗船が許可された。商業ギルドに仲介してもらっているし、相場より少し色を付けたことが功を奏したようだ。

 一応客室は確保できたが、小型の船ということで非常に小さい。


 また、調理場を見せてもらったが、小型の竈が一つあるだけで、専属の料理人もいない。乗組員は二十人程度しかいないため、輪番制で食事を作っているとのことだった。

 その食事も保存食である塩漬けの魚をそのまま鍋に入れたスープにするだけで、カチカチの固いパンをそれで流し込むだけらしい。


「食事には期待できないな。十日ほどだから大量に食材を持ち込むか」


 俺たちの場合、火を使わなくても擬似ペルチェ効果の魔法を使えば、簡単な調理はできる。


 出港はワインの買い付けがあるため、四日後の二月十五日だと聞かされた。

 それまでに特にすることはなかったため、船旅用の食材を買って過ごす。


 特筆すべき事件も起きず、出港の当日の朝を迎えた。

 俺たちが乗る船、カモメ(シーガル)号は慌しく出港準備を行っていた。船長の名はデッカーといい、潰れた鼻と髭が特徴的な悪人面の大男だが、話をした感じでは見た目よりしっかりしているという印象だ。


「さっさと乗り込め。この風を逃したくねぇ」


 珍しく北西からの風が吹いており、それに乗って出港したいらしい。


 船に乗り込み、船室に向かう。

 船室は以前乗ったルアード・セルビー号よりも更に小さく、幅二メートル、奥行き三メートル、高さ二メートルほどしかない。昔のビジネスホテルのシングルルームの天井を低くした感じだ。


 その部屋には壁に設置された幅七十センチほどの折り畳み式の寝台が四つある。上下に段になっているが、それでは四人しか寝られないので、ハンモックが用意されていた。

 ハンモックは寝台の間に設置できるよう専用の吊り具が用意されており、元々最大六人まで詰め込めるようになっているらしい。


 カプセルホテルでももう少し快適だと思うほど狭く、ハンモックを吊った後は足の踏み場がなくなるため、寝るしかないという感じだ。


「こいつは狭いなんてもんじゃないね」とベアトリスが零す。


「寝る時と食事の時以外は外に出ていた方がいいだろうな。十日近くも篭っていたら気が滅入りそうだ」


 装備を外して荷物とともに寝台の下に放り込む。収納魔法(インベントリ)に入れてもいいが、万が一見られた場合に説明が面倒なため、入れずに置いておく。


 身軽になったところで甲板に出て行く。

 ちょうど出港するところで、デッカー船長が声を張り上げて指揮を執っていた。


 俺たちは邪魔にならない船尾側にいき、出港の様子を見ていた。


「思ったより長くいたわね」とリディが独り言のように呟いている。


「もう少し賑やかならいてもいいんだけどね。やることがなさ過ぎて退屈な街だったよ」


 ベアトリスの言葉にメルが「そうですね」と答え、シャロンも頷いている。


「若い人にとっては牢獄と言っていたことがよく分かりました。私でもこの島で生まれたら苦痛に感じたと思います」


 シャロンの言葉に「そうだな」と答える。


 シーガル号は滑るように港を出て行く。

 前に乗ったルアード・セルビー号よりほっそりとした船体であり、ヨットのように大きく傾いているためか、スピード感がある。

 ジルソールの美しい町並を眺めながら、神殿でのことを思い出していた。



 その日の夕方、小さな事件が起きた。

 非番の船乗りがたまたま一人でいたシャロンに絡んできたのだ。何が起きているのか分からなかったが、シャロンはその船乗りに向けて空気の槌(エアハンマー)を放ったらしい。


 その時、俺は船首で涼んでいたのだが、風や帆の音でシャロンが魔法を放つまで揉めていることに気づかなかった。

 船員たちの怒号が響いたところで慌ててシャロンのところに向かうが、十人ほどの船員がシャロンを取り囲み、一触即発という状況だった。


「何をするんだ!」と凄む船員に、シャロンは平然と「そちらの方が酔って絡んできたので対応しただけです」と言い放つ。


 シャロンが怯えて謝れば船員たちも引き下がったのだろうが、一歩も引かないため、船員たちも引くに引けない状況になっている。


「うちの妻に何か?」と俺が割り込むが、船員たちは「こいつが仲間を魔法で吹き飛ばしたんだ」と抗議してくる。


「何があったか教えてくれ」とシャロンに聞くが、船員たちは酔っているのか、「言い訳なんぞ聞きたくねぇ!」と怒鳴り散らしている。


 それでもシャロンは冷静に状況を説明していく。


「あの方が酔って私に手を出してきました。やめてくださいと言ったのですが、手首を掴んで下に連れて行こうとしたので反撃しただけです……」


 詳しく聞くと、夕食の片づけをメルとしていたが、洗い物が終わったのでメルが食器を片付けるために船室に戻った。そのため一人になったシャロンに酔った若い船員が絡み、彼女が激しく抵抗しなかったため、船艙に連れ込もうとした。

 何とか手を振り払ったが、更に力ずくで迫ってきたため、貞操の危機を感じたシャロンは空気の槌(エアハンマー)を放った。


 ただ吹き飛ばされただけならよかったのだが、飛ばされた先が悪かった。ちょうど出入口があり、そこがたまたま開いていたため、その先にいた他の船員たちを巻き込んでしまったらしいのだ。


「そっちが悪いようですが、まだ何か」と俺が凄むが、酔って判断力を失っているのか、それとも若造と侮っているのか、聞く耳を持たない。

 挙句の果てには俺に殴りかかってくる奴も現れ、仕方なく反撃した。


 相手の技量は素人同然なので当然素手で対応するが、それでも一人を叩きのめすと他の連中も頭に血が上ってしまったのか、眦をあげてにじり寄ってくる。

 全員を叩きのめすことは大して難しくないが、旅は始まったばかりで船員と揉めるのは問題だ。


 その時、「何をしていやがる!」というデッカー船長の怒鳴り声が響く。


 一人の船員が「こいつらが……」と言いかけたところで、


「言い訳するな! こっちの兄さんたちが本気になったら、一分と掛からずに叩きのめされるんだ。てめぇらが突っかかっていったのは分かっているんだ!」


 乗船時にオーブも見せているから、俺たちの実力は理解している。


「すまねぇな。こいつらには俺からよく言い聞かせておく」


 さすがに船長をやっているだけのことはあり、俺たちが本気になる前に頭を下げてきた。


「こっちもやりすぎた面はある。これで手打ちにしてほしい」


 そういって右手を差し出した。

 船長がその手を取り、「分かったぜ」と言ってにやりと笑った。


 周りにいる船員たちは何が起きているのか理解していないが、船長が睨みを利かせているためそれ以上絡んでこなかった。


■■■


 ザカライアスとシャロンが船室に戻った後、デッカーは船員たちに説明を始めた。


「お前ら、あいつが何者か知っているか?」


 その問いに船員たちは首を横に振る。


「あいつらは“ロックハート”だ。ロックハートが数万のアンデッドを倒した話は聞いているだろう。つい最近じゃ、竜と巨人を倒したという話もあった」


「あんな若造と娘っ子がですかい」


「そうだ。奴らは二級冒険者だ。俺たちが束になっても敵わねぇ」


「に、二級冒険者!」と船員たちは驚く。


「それだけじゃねぇ。奴はザカライアスだ。奴に手を出せば、ドワーフたちが黙っちゃいねぇ。ドワーフとロックハート絡み、つまり酒絡みで喧嘩したい奴はいねぇだろう。そういうことだ」


 その言葉で全員が納得する。

 シーガル号は帝都が母港であることから、船員たちも酒場で噂をよく聞く。特にロックハート家の話は荒唐無稽なものが多く、酔っ払いたちにとっては馴染みがあるものだった。


「なら、先に言ってくださいよ、船長」


「新しい酒を探すために旅をしているから、できるだけ名前を出さない方がいいと言われたんだよ」


「新しい酒を探す? 何でそれで名前を出しちゃいけねぇんですか?」


「よく考えてみろ。奴が新しい酒を探すとなったらドワーフたちは目の色を変える。特にジルソールなんていう田舎にいたんだぞ。そこに何があるのかってしつこく聞かれるはずだ。奴がいればいいが、お前らがドワーフにどうやって説明するんだ? 奴らは酒のことになったら一晩中でも聞いてくるぞ。もちろん飲みながらな。俺も酒好きだが、ドワーフと夜通し飲みたくはねぇ。そんなことになったら命に関わるからな。だから、てめぇらも(おか)では絶対に話すなよ」


 船員たちの頭にドワーフたちがしつこく質問しながら酒を勧めてくる姿が浮かぶ。そして、そのまま撃沈している自分の姿も。


「もう一度言うぞ。奴らに関わるな。奴らが船を下りたら全部忘れろ。絶対にジルソールに奴がいたという話はするな。分かったな」


 その言葉に船員たちは全員大きく頷く。


 デッカーがここまで脅したのはザカライアスに脅されたからだった。

 乗船の交渉をした際にははっきり言わなかったが、出港後にデッカーを捕まえ、こう言った。


「俺がジルソールにいたという話を帝都ですると、ただ酒が飲めるぞ」


 その言葉にデッカーは「どういう意味だ?」と首を傾げる。


「鍛冶師ギルドのドワーフたちが話を聞かせてくれといって奢ってくれるからだよ。それも彼らが納得(・・)するまで何時間でもな」


 デッカーはドワーフたちの飲みっぷりを見たことがあり、もし自分が相手をしたらと背筋に冷たいものが流れるのを感じた。


「まあ、船長みたいな見た目だとドワーフたちも遠慮しないだろうね。もしかしたら、スコッチを飲ませてくれるかもな」


 デッカーもスコッチが非常に強い酒であることを知っていた。それを飲んだ人間が僅か(・・)ジョッキ一杯で倒れたことも。

 デッカーは「客の情報だから無闇に話すつもりはねぇ」といってその場を離れたが、そのことが強く頭に残っていたのだ。


 翌日、シャロンに絡んだ船員が謝罪し、その後は揉め事が起きることなく、船は西に進んでいった。


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本作品とは毛色が違い、非転生・非転移ものですが、こちらもよろしくお願いします。
最弱魔術師の魔銃無双(旧題:魔銃無双〜魔導学院の落ちこぼれでも戦える“魔力式レールガン戦闘術”〜(仮))
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