24 ママとリンク
僕は気付いたけど、ママは何かに気付いたのか、優しい笑みを浮かべる?
「リンク、おいで❤」
僕は両手を広げるママに向かって走り出す!!
そして、母さんの間合いに入って。剣を振り上げるママよりも早く、僕は下半身から蹴り上げる様に足を上げた!!
ら、スカートしか当たらずに、スカートが捲れた!?
「フフフッ❤悪い子ね❤」
「………クッ!?」
ママに笑顔で蹴られた!?
僕は吹き飛ばされて倒れる!?
「ママの前でキスして、スカートまで捲る❤………お仕置きだぞ❤」
背中に冷水を浴びせられたみたいな声に………ママは本気で怒っているのかもと思ったら、声も口調も変わっていないのに、目が合わせられない!
いや、それよりもライブを演らなきゃ!
僕は頭の中で集中力を高め、ママに再び突っ込んで行く!!
「フフフッ❤」
スライディングはママがジャンプする事によって躱されたけど………それが狙いなんだよ!
僕は転がっているパイプ椅子を掴んで、ママに投げつけた!ママはジャンプの後なのに空中で身体を捻ってターン!そして、フワリと着地したけど、絶対魔法を使っているよね?
でも、それを狙った上で剣を……。
「甘いわよ❤」
ママは僕の剣を剣で弾いた………のは、剣だけだった。つまり、その下には僕は居なかったんだ。
でも、残念ながら気付くのが遅い!!
「ママ、そこまでだ!」
「………リンク、殺るなら殺らないとダメよ❤」
ボロボロの僕はママの背後に立っていた。もう、動けない。でも、僕の手の平にはママの頭部を狙っている角度で炎が出ていた。
さすがに「パフォーマンス」の術の反動は大きいな。
「この近さなら当てられるよ、ママ❤」
「フフフッ❤リンク、普通は3日ぐらいは魔法が使える様になるのに練習しないとならないのにね❤でも、スパルタは正解だったみたいね❤」
笑うママに僕は苦笑い。
「何とか身体で覚えたよ、ママ❤」
僕は皮肉の笑みを浮かべるけど、身体が痛くて、上手く笑えない。でも、少しは笑えているかな?
「フフフッ❤さすがはママの子ね❤」
ママは振り返り………両手を広げて座った?
僕は手の平の炎を消した。
「ママ………」
「おいで❤リンク❤」
僕は………その腕の中に飛び込んでいた!!
「リンク………大きくなったね」
ママの顔は、ママの腕の中に居るから分からないけど、その声は泣いている様だった。
「…………」
僕は無言で頷いた。
初めて会う………本当の母親。僕は何を思えば良いの?いや、今は何も考えられない。
「ジェイ、確認が出来たわ」
「リンクが心の成長を見せたからかい?」
「ええ。心の成長が見れて良かった」
「そうか………おめでとう」
「それより、何で気付いたの?」
「ルキアの声が聞こえたからだよ」
僕はママの腕の中で2人の会話を聞いていた。
「嘘よ。分かっていたんでしょ?」
「ああ。ルキアは昔言っていたはずだ。リンクと出会うのは、現実では叶わないと。だからワタシは………考えたのだよ。でも、本当にこの場所を………死んだ者が使える場所を選ぶとはね。まあ、「サイド・ストーリー」の術を使えるワタシ達だから良かったはずだ」
「このステージは………ルキアが最後にルキアとして立ったステージだからね」
「この後は………君をレインとしてステージに立たせたんだろ?奴がそうさせたんだろう?ルキアを………自分だけの物にする為にな」
「ええ………。彼は、ルキアだけだったの。悲しい………孤独な人だったわ」
「リンクに、あの頃を見せたいんだが、良いかね?」
「うん。ジェイ、お願い」
僕はママに離されて………。
「リンク、彼の………ジェイの手を握りなさい」
悲しそうな………そして、どこか覚悟をした様子を見せるママは………。僕は頷いた。
「良いんだね?」
「大丈夫よリンクはママの子供なんだから❤」
僕は………ジェイの手を握った。
「お休み、リンク」
ジェイの言葉に僕は………強い眠気に………目を閉じた………。
次回から物語の核心部分に入っていきます。
ここまで読んで下さった皆様に納得のいく答えになるかどうかは分かりませんが、最後まで全力で行きます!
どうぞ、応援お願いします!




