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最後の3人
私たちはお茶を飲みながら、これからの話をした。
「日記を書いて、自分の感情を管理するだけでしょ?」
「うん、そうだけど。
同じマンションで暮らしているし、たまにこうやって三人で会って話そう」
メリが言った。
「いいね。二週間に一回くらい会いたいな」
「じゃここで決めよう。
第2と第4の水曜日、今日のカフェに11時集合ってどう?」
「いいね。そうしよう!」
春斗くんも
「僕もいいですよ」と言ってくれた。
私とメリは少し話してから、春斗くんの家を出た。
これから、新しい世界が始まる。
そう思っていた。
でも
私たち三人がそろったのは、
これが最後だった。
カフェで会うことはもう二度となかった・・・
私はメリに言われた通り、毎日日記を書いた。
友達もいないので、家にいることが多かった。
でも今までできなかったことを、少しずつ始めた。
近所を散歩して、公園や川を眺めて、
外の空気、外の音。
今まで知らなかった世界が少しずつ広がっていた。
フェリーナの世界で本当に起きようとしていることを知りもしないで、
私は浮かれていた。




