エピローグ
「ユーリス、マーガレット嬢。正式に夫婦になったんだな…おめでとう。」
「お父様、ありがとうございます。」
「アリオス国王陛下、ありがとうございます。」
「マーガレット、おめでとう。」
「お父様…!ありがとうございます…!」
時は過ぎ、私とユーリス様は晴れて婚儀を行い正式な夫婦となった。
レイスとお兄様は罪に問われ今は牢屋にいる。
レイスは全ての罪が未遂であったこともあり、罪が軽くなった。私はお父様と一緒にレイスの面会に行き、約束をした。
レイスがもう一度、私の執事になることを。
お兄様には一度だけ面会に行った。
だけど、何も話してくれなかった。
そして帰り際にただ一言、もう、俺はお前の兄ではない。だから、二度と来るなと言われた。だけど、聞こえたの。その後に妹よ、愛してると言ったことがね… お兄様、また…会いに行くから…
ロベルトはというと、賭け事をしていたこともあり調査を受け、牢屋に入った。そしてスタルツィアの国王陛下は病死。スタルツィア王国の崩壊が始まった。結局、マリアはロベルトが捕えられたことで逃げようとしたが彼女も一緒に賭け事をしていたらしく、牢屋に入った。
スタルツィアの崩壊。
それは国民にとっては地獄だ。
だから、私はアリオス国王陛下にお願いした。
スタルツィアを救ってほしいと。
ユーリス様も一緒になって頼んでくださり、国王陛下は、スタルツィアへ手を差し伸べお金だけでなく食料や建物の建設の支援を行うことを約束してくださった。そして今現在、その支援が進んでいる。街はどんどん建物が建ち国民の笑顔が戻ってきた。
私はユーリス様と二人であの屋敷へ行く。
全ての始まりはこの屋敷からだった。
…レイスがいないのは寂しいけど…
「マーガレット。」
「はい?」
「幸せにするよ。君の全てをこの身すべてで…」
「ふふっ!私もユーリス様を幸せにします…!」
飛びつけば受け止めて強く抱きしめてくれる。
この温もりが大好き。この人の存在が私を幸せにしてくれる。
見つめ合えばどちらからというわけでもなくキスをした。
長く、深く、愛を感じるキス。
「愛してる。」
「私も、愛しています…」
そしてまた深くキスをする。
私は深い彼という沼に堕ちていくの…
私はあなたから絶対に離れないわ…
だから、ユーリス様。
「私を離さないで…」
「そのつもりだよ。」
その後は、思い出せば顔を赤らめてしまうそんな時間だった。幸せ、それは簡単なことじゃない。だけど、少しずつ積み重ねていけばそれは大きな幸せに変わる。辛いことも愛する人と一緒なら乗り越えられる。だから、諦めてはいけないよ。いつも幸せはそばにあるから…
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