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太陽伝承  作者: 偽善の仮面
第一章 名を忘れた主人
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第一章 名を忘れた主人 第三話 森を出た先で

 

 

森の中を走って下っている。

理由は、太陽が沈み始めているからだ。

 

此処までに行き着くまでに、導は、目を覚ました場所に戻って他に道がないか調べていれば、また風で、花びらが舞った。

そして、花びらを追えば、新たな獣道を見つけた。

 

導は、顔を明るくして、その方向へ走って向かう。

時折、風が吹けば花びらが、行き先を教えてくれる。

 

そんな不思議な現象が起こっていた。

 

 

太陽が、完全に沈む前に山から出ることができる。

すると、目の前に明るい青色のショートヘアに、左目を隠した少女が、変な生物と会話する様に立っていた。

 

その変な生物は、骨と薄い翼だけで出来た本当に、変な生物である。

 

 

変な生物

「行かせてください!!」

「主人様が、その山の上にいるんです!!」

 

青髪の少女

「ダメーー!」

「もう、夜だからダメぇーー!!」

 

 

変な生物が、森の方向へ飛んで行こうとするのを、骨で出来た尻尾らしきものを掴んで引き止める青髪の少女

その光景を「ポカーン」とした顔で、見つめることしかできなかった。

 

突然、青髪の少女が掴んでいた手を離した。

そうすれば、変な生物が、勢いよく導の方向に飛んで来て、あまりにもびっくりして、軽く1メートルほど飛んでしまう。

 

 

神陽導

「ギャァーー!!こっち来んなぁ!!」

 

ベシッ!

 

変な生物

「ふんぎゃ!」

 

 

導が地面に着地する頃には、ほぼ目の前に来ており、導はその変な生物を平手打ちで、地面に叩き落とした。

そして、叩き落とせた事に「ホッ」としてしまう導であった。

 

 

青髪の少女

「あっ、ごめん…」

「って、大丈夫!?シヒル!」

 

シヒル

「ヘブッ…目が回るぅぅ…」

 

 

青髪の少女が、「シヒル」と言う変な生物に近寄るとそっと抱き上げる。

導は、叩いてしまったことを少し後悔していた。

 

 

神陽導

「えっと、ごめんね?」

「叩き落としちゃって……」

 

青髪の少女

「大丈夫だよ!多分…」

 

 

シヒルは、首をブルブルっと高速で振って、正気を取り戻す。

シヒルが、導の方を見る。

 

すると、目を輝かせて目には涙を出して抱き着こうと飛んで来た時は、導も驚いて数歩後退りをしてしまう。

 


シヒル

「主人様?」

「どうしたんですか?」

 

神陽導

「いや!なんで私を「主人様」呼びすんの!?このヘンテコ生物!」

 

 

シヒルが、導の言い草に驚いて、「ポカーン」としていると…

急にシクシクと泣き始め、かなり傷付いた様だ。

 

青髪の少女は、その光景を見て少し考える。

 

 

青髪の少女

「えっと、貴方は?」

 

神陽導

「私の名前は神陽導!」

「で、貴方は?」

 

ヴァッサー

「僕は、ヴァッサー!ヴァッサー・シュトレームングだよ!」

 

 

青髪の少女は、「ヴァッサー」と名乗る。

その会話を聞いていたシヒルは、導とヴァッサーを交互に見る。

 

 

シヒル

「主人様、ヴァッサーさん、もう仲良しさんですね」

 

神陽導

「そんな「主人様」呼びやめて、変な気分になるから…」

 

シヒル

「それは、無理です」

「私は、主人様呼びしないと私の方も変な気分になってしまいます!」

 

神陽導

「えぇ…」

 

ヴァッサー

「まぁ、これは、仕方ないよ!」

「導ちゃんが、慣れるしかないよ!」

 

神陽導

「えぇーー」

 

 

そんな嘆きが、太陽が完全に沈んでも、まだ明るい夕焼けの空に響いた。

 

 


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― 新着の感想 ―
Xの企画から来ました。 壮大な始まりから、いくつかのパートに分れる演出が良いです。 この先、どのように物語が紡ぎ出されるか、楽しみです♪
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