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太陽伝承  作者: 偽善の仮面
第一章 名を忘れた主人
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第一章 名を忘れた主人 第十二話 0時の密会



神界の流星群も終わり、導たちは眠りについた。

外は、少し強い風が吹いていた。


眠りについた神界では、既に、流星群は終わっていた。

が、同時に6つの流れ星が流れた。


ラント王国にある尖った山の頂天に、つま先立ちで立っていた一人の男性

その山の高さからは、ラント王国の国王、レプブリークの寝室が見えていたが明かりがついていた。


レプブリークは、徹夜で国のことを考えていた。

150年近く続く、サンダー王国とその同盟国との戦争


少なからず、財政的な危機にも陥る可能性だっていつ起こってもおかしくない。

そう言う“ 可(・)能(・)性(・) ”を先々に「いつ、どんな時に起こるのか?」を踏まえ事前の対策をしておこうと言う意図があった。


レプブリークの寝室には、ベッドにまで資料が山積みになっていた。


ペラッ、ペラッ


レプブリーク

「………なんの用だ」

「人様の寝室を勝手に覗いて、神界大帝國は礼儀を知らんのか?」


???

「おっ?喧嘩を売りたいのか?」


レプブリーク

「喧嘩を売るつもりはないが、勝手に人の寝室に入るのはどうかと思う」

「ヴィント」


ヴィント

「へぇ〜へぇ〜それは、すいやせんねぇ〜」


ベッドの横にあった机の上で、業務を遂行していたレプブリークの後ろで、風が人型になるとそこからヴィントが現れた。


ヴィント

「相変わらず、資料だらけできっちゃね…」


レプブリーク

「人の寝室に勝手に、入り込んで起きながら、何を言うか…」

「それで、なんのようだ」


ヴィント

「お前とヴァッサーに、“ 神界大帝國 ”への“ 叛(・)逆(・) ”の罪が浮上してまっせ」


レプブリーク

「なんだと…」


レプブリークの冷静的な表情が崩れ、驚いた顔になってヴィントを見る。

ヴィントは、「ヤレヤレ」とした顔で、レプブリークを見つめる。


レプブリーク

「だが、何故教えた」

「我らが、本当に“ 叛(・)逆(・) ”を考えているかもしれんぞ」


ヴィント

「そんな事してたら、事前予告無しに、領土ごと消し去ってるから」


レプブリーク

「………」


ヴィントの圧のないが、事実の言い回しに警戒を露わにする。


ヴィント

「なぁ、お前んとこに、“ 最(・)上(・)級(・)神(・) ”がいるんだろう?」

「見せてくれよ」


唐突に、そんな事を言う、ヴィント


レプブリーク

「彼女なら、今は寝ているはずだ」


ヴィント

「ん?嗚呼、まぁそうだな」

「顔をちょろっと見れればいいんだ」


レプブリーク

「その意図は…」


ヴィント

「密告者の発言からすれば、お前が“ 最(・)上(・)級(・)神(・) ”様に洗脳をすると示唆している」

「そう言ってたから、そんな事してないだろうが確認だ」


ヴィントは、腕を組んで真剣な姿勢を見せる。


レプブリーク

「そうか、では、案内しよう」


ヴィント

「どうも」


そう言って、2人はレプブリークの案内の元、導とシヒルがいる部屋へと案内する。

鎧の彫刻が並ぶ廊下を歩き、テレポート装置(エレベーター)を使い、厳重な警備を認証カードで突破していく。


部屋までつけば、門番に顔を見せ許可を貰う。


コンコン


と、ノックをしてから鍵を使い部屋に入る。

2人は、物音を立てない様に、導とシヒルが眠るベッドに近づく。


レプブリーク

「そうだ?」


ヴィント

「可愛らしいな、洗脳されてる様子もねぇや」

「それに、本物だな」


ヴィントは、顔を「グイッ」と近づけ導の顔を覗き込む。


レプブリーク

「そうか」


神陽導

「ムニャ…ムニャ…」


導が、寝返る。

ヴィントは、そっと顔を話し、レプブリークの方を見る。


ヴィント

「ハァ〜満足」

「一旦、戻るか」


レプブリーク

「いいのか?」


ヴィント

「これ以上、いても意味ねぇからな」


レプブリーク

「そうか」


レプブリークは、目を閉じてから頷く。

2人は、部屋を後のする。


レプブリークの寝室に戻ってる間


ヴィント

「だが、思ったより酷かったな」


レプブリーク

「何がだ」


ヴィント

「アイツは、“ 最(・)上(・)級(・)神(・) ”様だ」

「だが、ほぼ“ 抜け殻 ”みてぇだ」


レプブリーク

「“ 抜け殻 ”?」


ヴィント

「嗚呼、導く力はあるだろう」

「だが、以前に持っていた力は感じ取れなかった」


レプブリーク

「……封印か?人間界で、生きて行くために封印したのか?」


ヴィント

「いいや、ちげぇだろ」

「アレは、“ 奪(・)わ(・)れ(・)た(・) ”の方がいい方的には正しいだろうな」


レプブリーク

「………………」


ヴィントは、考えながら空中歩きで進み、レプブリークは手を顎に当てながら進む。


レプブリーク

「何故、教える」


ヴィント

「お前を信頼しているからだ」


レプブリーク

「そうか」


ヴィント

「明日、と言うかもう、0時回ってるから今日か」

「俺の特権使って、王との面談を申請しておくから明日の13時くらいに“ 最上級神 ”様連れて、やって来い」


レプブリーク

「直接、弁明の機会でも与えるつもりか?」


ヴィント

「それもあるし、“ 悪の組織(ファイント) ”の動きが活発になり始めてる」

「護衛に関しては、“ 神界大帝國 ”の方がまだいいかもしらん」


レプブリーク

「……一理あるな」


レプブリークは、間を開けて答える。

ヴィントは、手をヒラヒラさせると、眠そうにあくびをして


ヴィント

「それじゃ、俺は報告も終えたし〜帰るわ」


レプブリークが、後ろを振り向く頃にはヴィントは姿を消していた。


レプブリーク

「相変わらず、神出鬼没だな…」


そう言って、自分の寝室へと戻っていった。


そして、ヴィントはと言えば、導の眠る部屋の外側にある窓から、導を見て、雲の上に飛んで行った。



作品を読んで頂き誠にありがとうございます。

もし、この作品が良ければブックマークや星を押してくれると、作品制作が捗るのでよろしくお願いします。


次回もお楽しみに、お待ちくださいね♪


________________


次回

 第一章 名を忘れた主人 第十三話 神界大帝國

 


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