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殺人日記  作者: 鬼火
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カルメンへ

 カルメンへ


 私から遠のくカルメンよ、姿をあらわしてはくれぬのか。

 かくれんぼの大好きな私のカルメン。


 私は野獣になってお前を捜し続ける。

 私は骨になってお前を捜しだそう。

 死神がお前に近づくとき、私たちはついに運命で結ばれる。

 アイリスの咲き誇る水辺でお前を見つけだす。


 私のカルメンは愛しい姿をしています!

 あえかなカルメンが私以外の誰の目にも触れませんように。

 情熱の嫉妬が彼らの身を焦がしてしまいますように。

 月の光が彼らをきっと窒息させてくださいますように。


 私はカルメンに滅ぼされる怯懦の虫。

 醜い無数の襞の蠕動が私の背を押し影へ運び出す。


 カルメンは私を足蹴にしようとして、その足を騎士に切り取られる。

 流れ出す血を啜って生き延びる私。

 私を踏むことがないために死にゆくカルメン。

 さあどうやって私たちは共犯者になってみせようか。


 From……

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