【第七回】デンモクらじお【キャラデザ】
「そりゃあ、こないだ似顔絵作ったじゃない。有効利用しないとでしょ」
「ノリで作ったやつでしょ!? 再現度80%ぐらいだよ!? 大丈夫!?」
「へーきへーき。よく言うじゃない『映像はイメージです』って」
「ケロちゃんとケロさんは最初からはっきりとイメージがあったらしけどさ、ボクの場合微妙な役割だからいろいろと難しいんだよねぇ」
「誰しもが自分のことを全て把握しているわけじゃないからねぇ」
「急に哲学っぽくなったね……。そのうち『自分探しの旅に出ます!』とか言いださないでよ?」
「ぐにょぐにょ変えてるとさ、たまに原型が分からなくなっちゃうんだよ」
「本人でさえこうなんだから、人によっては『これがシトリー? 全然思っていたのと違う!』っていうのも出るんじゃないの?」
「そこはまぁ仕方ない部分でしょ。『あくまでイメージ』だしね。親しみを持ってもらおうと作ってみただけだし。むしろ他の人の持っているイメージも見せてほしいかなぁ」
「少しどころか結構興味あるよね。で、いつもだと、ここでゲストが登場する時間なんだと思うんだけど――」
「ようやく絵柄が付いて白衣設定が活きたアスモデウスじゃない」
「ふんわり巻き髪をやろうとしたら、長いのしか見つからなかったんだよねぇ」
「(探したら短いのあったけど)むしろもう、これでもいいかなって……」
「そこは各個人のこだわりかなぁ。元の魔術書の記述では『グリフォンの翼』ってあるから、それに合わせたりしたってグラたんが」
「ま、まぁ一人称小説の主人公なんて、みんなこんなものだから!」
「さてさて。こうしてデザインが出たということで、いろいろな問題点も見えてきました!」
「当たり前だけど、人によって想像している姿がだいぶ違うよねぇ」
「自分のイメージをそのまま言葉だけで相手に伝えるって、思ってる以上に難しいんだよねー」
「こうして作ってみてから、改めて生えてくる設定もあるんだけどね」
「ぶっちゃけて言えばだけど、物語に支障が出なけりゃ、どんな姿を想像しようと自由なんだけどさ」
「でも私たちのチャームポイントというかさ、大切な部分なんだから。本編中にそれとなくアピールしてもらわないとね!」
「ケロさんなんて、登場する度に赤い赤いと連呼されてさ。あまり人によっての認識の違いもなさそうだよねぇ」
「ボクは正直、なんでもよかったんだけどねぇ。ただあまり派手な色は好きじゃないからさ、緑をチョイスしたけど」
「私は白だねー。なんというか、身体が軽くなる感じがしない?」
「信頼感や清潔感、始まりや出発、純粋さを与える色よね。色診断とかだと白い色って」
「理屈っぽくていいんじゃない? 少なからず精神面に影響を与えているのは確かなんだし」
「ちなみに今調べたら、緑は努力家、自分の感覚を大事にしている、バランス感覚がいい、気遣いができる、現実志向、脇役タイプ――」
「うわぁ色診断こっわぁ……。ア、アスモデウスのはどうなのさ!」
「甘え上手、外見美、ちゃっかりしている、結果を人のせいにする、こびる、外見に執着、損得で動く、自分をかわいく見せたい――」
「はぁぁ!? 別にアスモデウスが色欲を司る悪魔だからピンクにしたってだけだし! それに自分をかわいく見せたいって大体当てはまるんですけどぉ!? それなら緑だって、色気がないとか――」
「ま、まーまー。あくまで参考程度だから、ね? あ、ロマンチストってのもあるよ。どこかで聞いたけど、科学者はみんなロマンチストっていうよね?」
「……まぁ、そういうのって『あるかもしれないものを探し続ける』学問だから。ロマンチストじゃないとやってけないってわけ」
「他にも優しい、世話好き、よく気がつく、思いやりがある、繊細ってのあるしアスモデウスにピッタリじゃない」
「いやぁ、ピンクって言ったらヒロインの象徴みたいなところあるじゃん?」
「これからの動き次第で、番外編でヒロインに復帰って話もあるかも――」
「そんなアスモデウスには悪いけど、もうすぐ終わりの時間が近づいてきたんだよねぇ」
「そう考えればねぇ、初の絵入り回に参加できたってだけで十分大事にされてる証拠だと思うんだよねぇ」
「ありがとねアスモデウス! それではエンドコールに入ります! ケロちゃんと!」




