↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
『異世界に行ったら、鞄の中が実家の商店でした』  作者: 稔


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
69/169

今度は苗木を植えよう

さて。苗木は手に入る予定。

でも、いきなり植えるわけにはいかない。


「まずは、分かっている種類の苗木の育て方を調べないとね」


私はパソコンで、一本ずつ調べていく。


「どれどれ……」


それぞれ育て方は違うけれど、共通しているのは――


「まあ、基本的に広い場所が必要よね」


苗木のときは小さい。

でも、木は大きくなる。


当然の話だ。


特に栗や胡桃なんかは、かなり大きくなるらしい。


「えーっと……」


私は簡単に整理していく。


栗。

「これは大きくなるから、広めの場所」


胡桃。

「これも大きくなる。広めに確保」


柿。

「果樹として育てる」


梅。

「実を加工する」


柑橘。

「実もなるし、加工も可能になるかしら?」


そして――


「無花果」

比較的育てやすそうだ。

しかも、苗木を増やす方法もあるらしい。


「これは期待できそうね」


私はパソコンを眺めながら、うんうんと頷く。


「こんな感じかしら?」


問題は――


「兎に角、広い場所が必要よね」


苗木は小さい。

でも、数年後には大きな木になる。

それを考えて植えないと、後から困ることになる。


「竹林予定地(笑)からは、離さないと」


私は小屋の外を見る。

少し離れた場所には、先日植えた竹がある。


まだ数本だけ。

でも、将来的には増えていく予定だ。


「竹と果樹を一緒にしたら、後で大変そう」


竹は広がる。果樹も大きくなる。

だったら、最初から分けておいたほうがいい。


「よし」


私は少し離れた場所を探す。

小屋からも離れていて、畑からも離れている。

ある程度まとまった広さがある場所。


「ここならいいかな」


まずはここを果樹用の場所にする。


ただ――


「全部を一気に植える必要もないわよね」


苗木の状態も良くない。

植えてみないと、ちゃんと根付くかも分からない。


「まずは一本ずつ様子を見ながらね」


今はただの小さな木。

でも、これが数年後には――実をつける。


その実を食べる。余れば加工する。

さらに、苗木を増やせるものもある。


「上手くいけば、果樹園みたいになりそう」


そう考えると、少し楽しくなってくる。


ただ。


「問題は、ちゃんと育つかどうか」


こればかりは分からない。

この世界の土。この世界の気候。この世界の水。全部、地球とは違う。


だからこそ――


「試してみるしかないわね」


竹も。野菜も。そして果樹も。

そこからどうなるかは――育ってからのお楽しみだ。


私は果樹を植える場所へ向かった。

数年後、この場所がどうなっているのか。

今の私には、まだ想像もつかなかった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。