23 いつもの居酒屋さんにしましょう!
私は伊達さんの説明をききながら、魚たちが泳いでいる水槽を見ていた。
いろんな種類の魚がいるけど、私はどこが違うのか、いまいちわからない!
伊達さんはどうして?魚の区別がつくんだろう?確かに色や大きさは、いろいろあるんだろうけど。
魚の名前を言われても、私には何がなんだか、さっぱりだ!私の悪いところだよね?教えられても、覚えられない!
だから、仕事も…………。
イヤイヤ。今は考えるのはやめよう!今は仕事中じゃないんだから。
そして、楽しい水族館の時間はあっという間に終わった。
「坂本さん。まだ時間大丈夫かな?」
「はい。大丈夫です!」
「この後、夕食でもどうかな?」
「良いですよ」
「それじゃあ。どこに行こうかな?坂本さんは何が食べたい?どこかリクエストとかある?」
「私はどこでも………。あっ、伊達さんが嫌じゃなければ、いつもの居酒屋さんが良いです!」
「居酒屋で良いの?坂本さん、遠慮しないでよ?」
「遠慮はしてません、私、あのお店すごく好きなんですよ!伊達さんに初めて連れていってもらったお店ですし!」
「坂本さんが良いなら。じゃあ行こうか!」
「はい!」
私たちは、居酒屋さんに向かって歩いた。
仕事と関係無く、伊達さんと呑みに行くなんて………。今までは考えられなかったけど、これからは普通のカップルなんだよね。
どんな顔してお店に入れば?お店の人、変に思わないかな?私たち今日は、スーツ姿じゃないし。
まあいいや。伊達さんが気にしてないんだから、私がそんなこと考えてもしょうがない!




