24 楽しい時間はあっという間に
伊達さんと私は、いつものように話しをしていた。その時いつも店にいるアルバイトの人が、私たちに話しかけてきた!
「お二人とも、今日は仕事じゃなかったんですか?」
「ええ。今日は休みですよ、何でですか?」
伊達さんが店員さんに聞き返した。
「いや。いつもスーツ姿なのに、今日は私服みたいなので………」
「ああ!そう言う事ですか、今日は初めてのデートなんですよ」
「そうなんですね!ごゆっくりしていって下さい!」
そう言って、店員さんは離れていった。
伊達さんは、店員さんにデートだなんて言って大丈夫なんだろうか?
「伊達さん、あんな事言って大丈夫ですか?」
「えっ?何が?」
「だって……伊達さん、デートだって…」
「別に?あっ、坂本さん嫌だった?」
「嫌じゃないですよ!……ただ」
「嫌じゃないなら、別に良いじゃない?隠すようなことでもないんだから」
伊達さんにそう言われたら、私は何も言えない!
そして私たちは、他愛ない話しをしていた。
私は、凄く楽しい!そう思った。こんなに楽しいのは初めての経験だ!
この時間がずっと続いてくれれば。私はそう思っていた!
でも……。楽しい時間はあっという間に過ぎていってしまう!
「坂本さん。そろそろ、帰ろうか?だいぶ遅くなっちゃったね。ゴメンね?こんなに遅くまで付き合わせて」
「大丈夫です!私、凄く楽しかったです!今日は、ありがとうございます」
「坂本さんがそう言ってくれて良かったよ!また、どこか二人で行こうか」
「はい!また一緒に出かけましょう!今日はホントにありがとうございました!こんなに楽しいのは初めてです!」
「こちらこそありがとう。俺も、凄く楽しかったよ!それじゃ、家まで送るよ」
私たちは店を出て、歩いた。




