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喫煙所物語  作者: ゆびきちん
探索編
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15/16

人探し ~友とは~

友達・友人・仲間・親友・相棒

「友」と言っても、それを表す言葉は様々である。

少しずつニュアンスが違うのだろう。


ここでは舞の「友」というものに関しての考えを記録として残しておく。


就活をしていた舞は、対面の面接で日本各地に出向くことが多くなっていた。

そんな時に、各地に散らばった友人と数年ぶりに会うというようなことが多少はあった。


舞は友人がそれほど多いということではないが、それなりに充実していた。


久しぶりに会う友人に関して、いつも不思議な体験がある。

その友人とは数年会ってもいなければ、連絡も取りあっていなかったのに、久しぶりに会うと、あたかもつい最近まで一緒にいたような感覚で話をしていても変じゃないのである。


これは人によるかもしれないが、彼女にとってそういう存在が友人と言えるのかもしれなかった。

互いに干渉するわけでもなければ、ドライすぎるわけでもない。

互いに相談したいことがあれば、自由に相談でき、相談されれば、それに本音で応える。

かつそれらが苦じゃなく、わざわざ頑張るといったような言葉を使って表現しなくてもいられる存在だと考えている。


そんな存在は一生の間に5人いたらいい方だろう。

人が一生のうちに出会う人の数を考えると、限られてくる。

だからと言って必死になって探す必要もない。

そういう存在は、こちらが頑張らなくても自然と寄ってくるというか、気付いたら近くにいる存在なのである。


本当に大切にしたいと思える存在、それが見つかるまでは、自分の頑張りが足りないんじゃないかとか、自分に魅力がないんじゃないかとか、悩み落ち込むこともあるだろう。決してそんなことはないということを言っておきたい。視野が狭くなっているといっていいだろう。


もっと、気楽に構えて、運命のめぐり合わせを信じ、長い目で友を見つけるのがよいのではないだろうか。

この話は条件があって、ある程度、一人でも全然問題ないという人に限った話なのかもしれない。

だから、常に誰かといないと寂しくて死んでしまうといったような人には通用しないかもしれない。

どっちの方がいいとは言っていない。ただこれも一つの在り方だということである。


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