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魔女に拾われましたが?  作者: 熊
7歳~8歳
33/57

27 お受験?

「お嬢様、準備はよろしいですか?」

「……(コクコク)!」


 ダンテが確認をしてきた。

 誕生日から半年、シエルはお義母さんに言われて学校の入学試験を受けにいく所、ダンテ、クルト、シエル、アーテルの全員で向かうことになっている。


 確かお義母さんとの約束では…成績10位以内に入るとめんどくさいから取るな…とかだったっけ?自由な時間が無くなるとかで。


「と言っても忘れ物など無いのだがな。」

「ええ、私とダンテがしっかりと確認しておりますので。」

「抜かりありません。」

「……!」


 試験は筆記と実技、面接は無い、言ってしまえば実力至上主義、人格は二の次でまず入学させ、その後酷いようなら退学にする制度、入学しやすいからこそ退学にされやすい。


「それでは妾達も行こうか。」

「……!!」

「戸締りも確認してまいりました、外套も羽織っております、いつでも行けます。」

「受験票などもしっかりと。では」


「「「行ってきます。」」」

「…!」





 屋敷を出て森の中を歩いていくと何か見えない結界のような物を通り抜けた先、唐突に景色が変わった。

 大きめの白い壁に囲われた小さな街、国というには小さすぎるが村や町としては大きすぎる規模である。

 その街に門番などは居なく、普通に出入りすることができた。

 その奥に堂々と建っている白い大きな建物が学校、その左隣が学生寮、右隣演習場、中央の何も無い場所は運動場となっている。

 創立当初名前の無かったこの学校はある一部の者だけが通うことからこう呼ばれるようになった。


【魔女学校】と。


「と、まぁルルエはこの学校の創立者なのだ、あっ、言っとくが妾はこの学校に通ったことはないぞ?全部独学で学んでいたからな!」

「……!!!!!」


 テルさんの魔法は独学なのか!?すっご!ていうことはクルトとダンテも通ったことは無いよね?


「?……あっ、ハイ、私はこの学校に来たことはありませんよ?」

「私もこの学校は初めて見ますな。」


 周りには…あっ、同年代の子がいた!自習かな?


 シエル達一同は少しだけ周りをキョロキョロと見ながら中に入っていく。

 すると見覚えのある人が現れ…ルルエが近くに現れた


「来たね、それじゃあついて来てね?」

「……(コクコク)!」






 校舎の中を歩く、所々くすみがあるが十分綺麗といえる内装をしている。


 電灯とかあるけどあれもやっぱり魔道具だよね?こんなに沢山使ってるけどやっぱりお金とかすごいかかるんだろうなあ…。


 偶に生徒とすれ違う度にルルエは挨拶される、そして流れるようにシエル一同を一瞥するを4度ほど繰り返す事数分.

 案内された教室に入ると中に4人ほど同年代の子供が居た、受験生だと一目でわかるくらいには緊張しているようだ。


「は~い、それじゃあ試験はじめるよ~?」


 合計で5人、一度の受験で受け付けているのはその人数だそうだ、休みの日は20人ほどまで同時に、何回も分けて行われる、理由は不正が無いように見張る為、他に緊張感を持たせるためと色々な理由がある。


「あっ、私はここに居ちゃいけないから、じゃあね」


 ルルエはそう言ってそそくさと出て行った。

 今この教室に居るのは先生が3人生徒が5人、一人は優しそうな女性とちょっと厳つい男性とショタにしか見えない男の子が居る。


「それじゃあ試験をはじめま~す。」


 優しそうな女性はそういいながら紙を渡そうとし


「あっ、私の名前はエナだよ、こっちのちょっと怖い人がダリアス」

「よろしく頼む」

「んでこっちのちっちゃいの」

「ちっちゃくて悪かったな」

「この人はナギリ」

「どうも」

「ちっちゃいけどちゃんとした先生だからね?」


 周りは驚いているがシエルだけ


 やっぱりそういうのあるよね~…テルさんとかルルエお義母さんとか見てればわかるし。


 と思うだけで驚くことも無かった



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