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※ あとがき ※
思ったよりずっと長くなってしまいましたが、やっと完結までも持ってこれました。
80年代の不良の話など需要が無いだろうなと覚悟して書き始めた作品です。
辛抱強く読んで下さった方には、ただただ感謝しかありません。
本当に書きたかったのは、最後のたった一頁でした。
その一頁にたどり着くために、日常のようなエピソードを延々と重ねるしかなかったのですが。
――とくに中学時代の長さ! 自分で書いていて、永遠に終わらないのではないかと・・・。
本来なら削るエピソードも、今回は全部投入してしまったので、無駄に長い物語になってしまったかもしれません。
それでも、やがて訪れる辛い未来を思うと、彼らをいつまでも輝く青春の中に置いてやりたいと願わずにはいられませんでした。
最後の頁を読んでくださっている時に、少年たちの青春が走馬灯のように甦ってくれればいいなと思っています。
長い間お付き合いいただいて、本当にありがとうございました。