表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
41/48

第十章(10) 彼女の気持ちと美しい涙 By ハロルド・レイルズ

「か、勝手なことをしたと、ずっと、思ってるんだ」

色々話している間に、ついつい話しすぎている気がして、途中から凄く恥ずかしくなった。

「・・・・い、嫌なら、言ってくれ」

そうは言いながらも、不安で仕方がなかった。

もし、嫌だと言われたら?

嫌いだと言われたら、俺はどうしたらいいんだろうか?

あの日、好きになって、スタンのお陰もあって一緒に過ごすようになった最近では、結婚したあの頃よりもずっと、彼女のことを好きになっているのに。

「嫌、なわけ、ない、です・・・・」

そういうアリーナは、笑顔では無いように見えた。

「なら、なんでそんな顔を、しているんだ?」

「それは・・・・」

「なんでも、遠慮することなく、話していい」


そう声をかけた時、彼女の目が潤んだのを見た。

失礼なことはわかっている。

それでも、俺が、その瞳を、美しいと思ってしまった。


「わ、私はもう・・・・あの頃の、ハロルド様が好きになってくださった頃の、私ではないのです・・・・」

彼女は、苦しそうな顔をして、涙を流す様子ですら、美しいと、そう思ってしまう俺だった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ