表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
24/48

第九章(3) 僕がハルの奥さんを探す理由 By スタンリー・エリオット

「取引をしたくてね」

僕がそういった時、店員は少し怒っているような表情をしていた。

・・・・ふーん、怒るんだ。

何かあるな。

「少女はここに来てないの?」

「ご貴族様であっても、これ以上のことは教えられません。個人情報ですので」

教えてくれない、か。

このお店、やっぱりちゃんとしている。

「・・・・少しの時間だけでいい。お店を閉めておらうことは可能だろうか?」

「え?」

「今から話す話は、外部へ流出しては困るんだ」

「・・・・なぜ、そんな話を私達へ?」

「話す必要があってね」


このお店の人間なら、話しても大丈夫だろう。

手荒な方法は使いたくなかった。

対話で解決に向かいそうで良かった。


僕がハルの奥さんを探している理由は二つ。一つは今回の事件の真相を明らかにするため。もう一つは奥さんにハルの想いを知ってもらうため。

『アリーナ様は、カフェの皆さんをとても大切に思われていました』

さっき、カミラがそんなことを言っていた。


「・・・・わかりました。しかし、まだ、お客様がいらっしゃいます。その方々が帰られてからでよろしいでしょうか?」

「ええ。もちろん」

「リンゼイ、看板を裏返して来なさい」

別のところからコック姿の男が出てきて、僕達にそう言った。


「スタン!どういうつもりだ?」

「え?本当のことを伝えて、奥さんの所在を聞くだけだよ?」

「は?本当のことを話せと?」

お店の客がいなくなるまでの間、何故か僕はハルの質問攻めにあったのだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ