15/48
第八章(3) 父と私の意見対立 By リンゼイ
「二人共、落ち着いたかい?」
「はい、申し訳ございませんでした」
「お父さん、仕事の支度してないけど、今日は休業にする?」
私はお父さんに確認した。
「休業にはしないよ」
「は?本気?」
「本気だよ」
私は信じられなかった。お店の準備を一切して無いのに、どうやってお店を開けるというのだろう?
「どうして?少しくらい、メイさんとお話する時間、くれてもいいでしょ?」
「ああ。けど、うちの料理のためにわざわざ来て下さるお客様もいるだろう?」
それは、確かに・・・・。
「実はメイさんが来なくなってからも、お客さんは減らなかったんだよ」
その父の話を聞いて、メイさんはとても驚いた顔をしていた。
「それに、今日はメイさんが来てくれている。せっかくだから、メイさんにも働いてもらうのはどうだろうか?」
「そんなの、反対よ!」
私は父に強くそう言った。
「メイさんが朝早く、お店の前にいた事なんて、今までになかったでしょ?!今回のことは、きっと、ただ事じゃないの!私達が、わざわざ狙われるような、こと、させられないわ!」
メイさんは、父のお店を救ってくれた人。
だけど、そんな恩義以上に私は、一緒に働いていた仲間を失いたくなかった。




