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異世界勇者の人助け  作者: 鳥羽こたつ
7章
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私の趣味に興味があるようだ

過去の投稿に設定ミスがあることに気がつきました…。

「ふぁぁ」

「どうしたの、寝不足?」


太陽が見える旅の道中、大きなあくびをする私を見たブレッドさんはそう問いかけた。


「えぇ、ちょっと用があって」

「用?そういえば最近よく夜の見張り代わってくれるよね。何かしてるの?火遊び?」

「そんなわけないでしょうが」


どこからその発想が出てきたのやら。


「何?人手が必要なら手伝うよ」

「個人趣味なので大丈夫です。もし手が必要になったらお伝えします」


私がやっていることを知られたくないわけではないが、知られたいわけでもない。別に今は話さなくても良いだろう。それに彼女も、そんなに私の内情に興味はないはずだ。

と、思っていたのだが。


「個人趣味って何か作ってるの?」

「そういうわけでは」

「あ、もしかしてぬいぐるみとか?大丈夫だよ恥ずかしくないよ。大人でも好きな人は好きだし」

「だから違うと」

「それとも木彫り細工とか。何かシロカだったら凝ったもの作れそうだよね」

「違うって言ってるでしょーが」


やけに私の趣味に興味があるようだった。

そういえば最近、何故だかブレッドさんはよく私に絡んでくるような。彼女の悩みと関係しているのだろうか。私が母のように自分を置いてどこかに行かないようにしている、とか。

あり得ない話ではないと思うが、これはこれで鬱陶しい。これでは私が距離を置きたいと思ってしまう。


「今は話すつもりはありませんので」

「サプライズ?」

「そのポジティブシンキングを止めろとは言いませんが、今は鬱陶しいです」

「そうかな」


あ、シュンとしてしまった。面倒くさいな。


「勉強してるんです。付き合わせるのも悪いので、わからなくなったら聞きます」

「え、何の?」

「文字です。いい加減覚えないと不便だと思いまして」

「そうなの?でもそれだったら、アタシがいた方がやっぱり良くない?」

「あーいいですいいです。今貴女を頼るのは気が引けます」

「ん、何で?」


しまった。余計なことまで話してしまった。しかしどうやって彼女の拘束を抜けようか。こんな時、都合が良くトラブルが起きてくれるとありがたいんだが。例えば誰かが襲われているとか。

…段々と勇者だって自称してたこと、薄れてきてるな。


「わぁ、今度はニヤニヤしてる」

「何でもないです。それよりも」


トラブルではないが他の話の種が見つかった。

遠くに見える洞窟から、冒険者のグループと思われる人たちがやって来たのだ。

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