表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ほほえみ社長  作者: とみた伊那
8/54

8.給料日事件

そんな、なんだかんだでドタバタしていたが、念願の給料日となった。

昼休み。

「お金、降ろしてくるね~」

と出かけた二人。しかし店に帰ってきてお互いに顔を見合わせた。

「どうだった? 」

「敬子ちゃんも? 私もお給料入っていない」


私たち二人は、さっそく社長のところへ行った。

「あの、お給料が振り込まれていないのですが」

社長は意外そうな顔をした。

「え? だって今日は24日ですよ」

「24日だけど金曜日だから」

つまり社長の頭の中には、銀行の休みのことは全く考えに入っていなかった。


世間一般では25日が給料日の場合、24日が金曜日だと給料は24日に入金される。それは私とジュンちゃんにとっては暗黙の了解だと思っていた。しかし社長の頭の中では、25日に払うものは銀行の休みがどうであれ、あくまで25日にならないと払わないことになっている。

「それだとローンの引き落としがあるから困る」

ジュンちゃんは夢より生活が大切。


そこで再び社長と私たちとで、さらに細かい取り決めをすることにした。

 もし25日が土曜の場合は24日に給料の支払いを。

 25日が日曜の場合は23日に支払いを。

 25日が祝日の場合は24日に支払いを。

詰め寄る女二人に対し、社長とジュンちゃんのダンナの日出夫は、あまりの細かさにうんざりしていた。


やっとそこまで話し合いがついた後、日出夫が笑って言った。

「まあ、細かいことはどうでもいいじゃないか」

日出夫には生活感が無い。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ