8.絶対に守る
「捕まえたぞ!」
ユウが男の肩を掴み、鋭い声でそう叫ぶ。
ユウは男を河川敷の所で捕まえた。
「僕の妻に手を出すことは許さない!」
ユウが掴みかかるような口調で男にそう声を発する。
男はその言葉にニヤニヤと不気味な笑みを浮かべている。
「二度と妻を突け狙うようなことはするな!」
ユウが強い口調で男にそう言葉を発する。
「へへ……へへ……可愛いよな~、あの子……。それにお人よしそうだ……。あの子……どんな声で鳴くのかな……」
男が不気味な笑みを浮かべながら、ユウを挑発するようにそう言葉を綴る。男の目は虚ろで焦点が合っているようには見えない。
「貴様……」
ユウが怒りを露わにしながら男に向って殴りかかろうと拳を振り上げようとする。
その時だった。
――――ドンっ!!!!
男がユウを思いっきり突き飛ばす。
「うわっ!!!」
ユウが突き飛ばされて、その場に倒れる。
男はその隙をついて、河川敷の所にある段ボールで作ったねぐらに入っていく。
「待て!!!」
ユウが男にそう叫ぶ。
男がそのねぐらから出て来る。
「なっ……?!」
男の手に握られているナイフを見て、ユウが驚きの声を発する。
男はナイフを手にジリジリとユウに迫ってくる。
「一回だけでいいからさ……一回だけあの子とさせてよ……。一回だけだからさ……」
男がナイフをユウに向けたまま、不気味な笑みでそう言葉を綴る。
「そんなことさせるわけないだろ!!!」
男に向ってユウが怒りを発しながら、そう叫ぶ。
「じゃあ……お前が死んだらあの子は俺のものになるかな……」
男がそう言葉を綴りながら、ナイフを手にユウに近付いてくる。
「死んでよ……死ねぇェェェェェェェ!!!」
急に男がそう叫びながらナイフをユウに向って振りかざしていく。
「死ね!死ね!死ねェェェェェェェ!!!」
男がそう叫びながらユウにナイフで何度も襲い掛かる。
ユウと男が河川敷で揉み合いになる。
「死ね!死ねよ!お前死ねェェェェ!!!」
男が振りかざすナイフを何とか交わしながら、ユウが男のナイフを取り上げようとする。しかし、男はしっかりとナイフを握っているからか、なかなかナイフを奪うことが出来ない。
男は奇声を上げながら、ユウに何度もナイフで襲ってくる。
その時、男が何かに躓き、その場に倒れると同時に手からナイフが零れ落ちる。
ユウはその一瞬を突いて、男からナイフを取り上げようとするが、男の方がそのナイフを素早く拾ってしまう。
「くっ……」
ユウが悔しそうな顔を浮かべながらそう声を発する。
そして、男とユウが乱闘を繰り広げる。
その時だった。
「…………ぐっ…………」




