24.発見した〇〇
サザワ刑事が何かを見つけて、声を発する。
「どうした?」
モトキ警部がサザワ刑事の視線の先を見るが、サザワ刑事が何を見つけたかが分からなくて頭にはてなマークを浮かべる。
「アレなんですが……」
サザワ刑事がベランダにある、あるものに指を差しながら、不思議そうにそう声を発して、ベランダのガラス戸を開けて、そのものを確認する。
「コレがどうかしたのか?」
モトキ警部はなぜこんなものが気になるのかが分からなくて頭をひねる。
そして、サザワ刑事がおもむろにそのものに手を入れて中を確認する。
「モトキ警部……コレ……もしかして……」
その中から出てきたものにサザワ刑事とモトキ警部は驚きを隠せない。
そして、更に詳しく調べるためにそのものを署に持ち帰ることにした。
***
「……あっ!終わった?」
ユウの姿が見えてマリアが嬉しそうに声を出す。
ユウが手持ちのお金が少なくなってきたと言うので、郵便局のATMコーナーでお金を降ろすことになり、ユウが郵便局から出てくるまでの間、マリアは一人で郵便局の外にいた。
「夕飯はいつもの和食処にする?」
「うん!」
ユウの言葉にマリアが嬉しそうに返事をする。
そして、二人は電車に乗り、いつもの和食処にやって来た。そして、店主から今日のおススメを勧められたので、二人はそのおススメを頼むことにした。
料理が出来るのを待っていると、店主の奥さんがユウたちの所にやって来る。
「いらっしゃい」
奥さんが二人に笑顔でそう声を掛ける。
「こんばんは!」
その言葉にマリアが笑顔でそう応える。
「あらあら♪本当に可愛らしい奥さんね♪」
マリアの笑顔を見て奥さんが微笑みながらそう言葉を綴る。
「旦那さんとしては奥さんのこんな笑顔を他の人にもしているって事に少し心配してしまうっていうのも、なんだか分かる気するわね~」
奥さんが笑いながら、ユウにそう声を掛ける。
いつだったかこの店に来た時に、奥さんがマリアの笑顔を見て「可愛らしい」と言い、「これは男だったら勘違いしてしまう男が現れてもおかしくないかもしれないわね」と、含み笑いをしながら冗談交じりに言われたので、その時ユウは「だから心配で仕方ないんです」みたいな返事をした。
その時のユウの言葉に奥さんは一瞬キョトンとした顔をしたが、しばらくして大笑いをすると、「大変だね~」と、ユウに声を掛けるという話をしていたのだった。
しばらくして料理が運ばれてきたので、ユウとマリアは楽しい夕飯のひと時を過ごしていた。
***
「……決定だな」




