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罪の銀翼  作者: 富嶽 ゆうき
第二章 決別 敵と味方
24/74

幕間


 日本の首都から間近である東京湾。そこで行われた戦いは、多くの人々の目に触れた。

 また蓮二と東条の会話は、何者かにジャックされたスピーカーによって東京湾一帯へ放送された。少しでも、日本国内に味方を作ろうとする蓮二の作戦であったのだ。

 ある人は、日本軍を打ち負かした敵らしい何かを憎んだ。

 ある人は、その圧倒的な強さに驚愕した。

 またある人は、無益な侵略に向かおうとした日本軍を止めた彼らに感謝の念を抱いた。


 その数日後、ある噂が世間に流れる。

 百を超える日本軍機を止めた、その存在の噂。

 曰く――彼の目的は戦争を無くすこと。

 曰く――その強さは他の追随を許さない。

 曰く――無敗。

 あまりにも象徴的な白い姿。それは平和を示す白い鳩を想起させる。

 反戦団体にとってそれは、偶像のような存在だった。彼らはシュトラーフェを反戦派のシンボルに祭り上げた。

 勘のいい読者諸氏はお気付きであろうが、噂を流したのは富士川重工である。


 こうしてシュトラーフェは国内に地位を築き始めた。

はい、今回はとても短いです。幕間だから仕方ありませんね(震え声)。

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