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50話「なんか割引された(陸)ふ、ふ、ふ、伏線だったんだよ〜(真緒)だろうな!(優斗)」

真緒を引きずりながらメイド喫茶に着いた。

うん、やっぱりなんで異世界にメイド喫茶あるの?

陸はそう思いながら、扉を開けると、


「お帰りなさいませ~ご主人様!」


扉の先には異世界が広がっていた。というより、現代的だった。おかしいよね?異世界に異世界空間あるんだけど!?


「うわー、なんでレジが現代的なの?」


隣で美来がレジを見ながら呆れていた。


「あ、それね、パパが持ってきたのを作ったって」


うん、もうおかしいよね?もうおかしいよね?って何回言ったらいいの?

陸がそう思っていると、奥の方からゴリゴリの筋肉の付いたメイド(男)が出てきた。


「おぉ、まおーさま⤴︎いらっしゃいませ⤴︎」


何かとおかしいし、語尾もおかしいよね?

そう陸は思いつつ魔王と呼ばれた事に少し疑問を思った。ちなみに美来たちは他のメイドさんとゴリゴリメイド(男)を見てフリーズした。


「まおーさま⤴︎は今日はたくさんの女の子達をつれてきたのかーな?」


ゴリゴリメイド(男)は美来達を見て、他のメイドたちに指示をした。というか連れていかれた。

全員フリーズしてたせいで何もしゃべらず連れていかれてた。


「あ、連れてかれた……」


陸はボソッと言うと、隣にいた優斗が腰に手を回していた。


「おい、美来をどこにやる……ぎゃぁぁぁ!!!」

「あらぁ~いい男♡」


優斗は拳銃を取ろうとしたが、ゴリゴリメイド(男)に抱きつかれて悲鳴をあげていた。


陸は巻き込まれたくなかったので、ほかのメイドさんが席に案内してくれると同時に完全に無視を決め込んだ。


「陸!たす……あぁぁぁぁぁあ!!俺のファーストキスがぁぁあ!!!」


優斗のファーストキスはゴリラメイド(もうめんどくせぇ)によって奪われた。

まず、ファーストキスだったのか!このシスコン!


ーー


陸は椅子に座るとメイドさんが話しかけてきた。


「まおー様……じゃないですよね?」


メイドさんの言葉に陸は驚きと希望が見えた。


「まぁ、なんか間違われてますけど……」


「まぁ、そうですよね」


苦笑いしながら陸は喋っていると優斗(満身創痍)がふらつきながら……いや、泣きながら戻ってきた。


「美来のために……取ってといた俺のファーストキス……あのゴリラメイドに……」


それを聞いた陸とメイドはうわぁというこのシスコンを汚いものを見る目をしながら見た。

そして優斗は椅子に座ると机に伏して泣いた。

そんな優斗を他所に陸は、


「けどなんで俺が魔王だって言ってるんですか?」


陸は疑問に思っていることをしっかり聞いた。


「あぁそれは多分……目……でしょうか?」

「目?」


陸は首を傾げながらメイドさんに聞いた。


「俺の目が魔王様にそっくりだったんですか?」

「まぁそうですね……似てはいますね、邪悪な感じとか?」


それを聞いた陸は、俺ってそんなに目つき悪い?と考えこもうとした時、奥の方から声が聞こえた。


「それこそさっきのフラグなんだよ!」

だろーな!


そう思いながら横を見ると、月に代わってお仕置よ!と言いたげなポーズでピンクのバカ(真緒)が立っていた。


その様子を見た陸は机の上にあったメニュー表を真緒に向かって


「だろーな!あと、目つき悪い設定まだあったのか!」

真緒の脳天にメニュー表の角を床に向いて振り下ろした。


「うぅ……私今女の子?なのに」


真緒はメイドふくのまま、床に伏せて目に涙を溜めていた。

へぇ、女の子なら?つかないよな?

陸はそう心の中で思うと真緒が泣いた。

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