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GENTLE LIFE  作者: 一聖
70/322

DISCIPLE

「じゃあ、カエデ課は叔父さん達のヘルプで。」


「わかりました。」


「小梅達は、森でラウさんのヘルプしてあげて。」

「わかった。」


「レイさんとリリーさんは、このあとガークさんとロバートさんの所に行くから

 よろしく。」


「「わかりました。」」


今日は珍しく、馬車で行く。


「ガークさん、ガークさん。」


「おう、カエデ。戻ったんだな。」


「お土産持って来たから、お茶にしよう。」


「ありがとな。野郎ども!茶いれろ!」


今日は、苺大福だ。


「おっ!中に苺が入ってるのか。うまいな!」


「これ、奥さんの分。」


「いつもすまないな。今日は?」


「今日はレイピアを、頼みにきたんだ。」


「レイピア?」


「カモナ、説明をお願い。」


「うお!どっから出てきた。」


「執事のカモナでございます。以後、おみしりおきを。」


「お、おう、よろしく頼む。」


ガークさんが、図面を見てうなる。


「雪月花か・・・。」


「知ってるの?」


「ヘンリエッタ様のだろ?何回かメンテした。」


「ついこの間までカモナが使ってたんだけど、婆ちゃん、急に元気になって

 返したんだ。」


「そうなのか?ヘンリエッタ様が元気になったのか?」


「うん。神楽でツムギ婆ちゃんと決闘してたよ。」


「そうか・・。良かった・・昔、世話になってな。心配してたんだ。」


「そうなんだね。10歳は若返った感じ・・。」これは、本当の事。


「素材はどうする?雪月花はミスリルとアダマンタイトの合金だったはず。」


「これで作ってほしいんだけど。」


出したのは、イド君のボディにも使われているステルス素材。


「ミスリル・・いや、違うな。なんだこれは?」


「見た目はミスリルなんだけど、ステルス素材。」


「なっ!そんなもんあるのか?」


「まあ、いろいろあって貰った神の素材。魔力を流すと見えなくなるんだ。」


ヴァルから貰ったステルス素材を、実は少しとっておいたのさ。


「また、とんでもねえものを・・・。」


「見えないレイピアって、かっこ良くない?」


「いや、かっこいいっていうか凶悪だな。だが、おもしれえ。扱い方はミスリルと

 同じでいいのか?」


「うん。大丈夫だよ。」


「よし、引き受けた。」


「ありがとう。結構、余ると思うからいろいろ試してみて。」


「・・いいのか?」


「いいよ。売ってもいいから。」


「ありがとよ、腕がなるぜ!1週間くれ。」


「了解。」


次はロバートさんの所だ。久しぶりの工場、受付でお土産を大量に渡す。

執務室に案内され、すぐにロバートさんが来た。


「久しぶりだ。」


「お久しぶりです。実弾銃の研究は進んでいますか?」


「進んでるぞ、ボディ自体のめどはついた。弾丸でつまずいてるがな。」


「僕の方はギルド会員の確保ができました。」


「誰だ?」


「クロ兄達とベル姉達6名。バート叔父さん達3名。」


「ビッグネームはありがたいな。」


「今日は例の新型魔導銃の件で来ました。従妹に、いい実験台もといテスター

 がいて試してもらおうと思いまして。」


「素体か?」


「はい。お時間ありますか?」


「気分転換になるから、いいぞ。」 図面を見てもらう。


「マガジンの替りに魔石か・・。」


「はい。単独の属性だからサーキットも2枚でオーケーです。」


「複雑な造りではないから、早くできるぞ。」


「華姉、シュリ叔父さんの娘なんですが普段は2刀流なので銃も2丁。

 それと、僕とボタン先生がテスターやりますので、計4丁です。」


「了解だ。明日とりにきてくれ。サーキットを組んだら、その場でIA化する。」


「早いですね。」


「最近、錬金術のレベルが上がってな、IA化も早くなった。」


もしかしたら、ボタン先生を帝都に送る時に渡せるかも。


「お願いします。代金はいかほどでしょう?」


「金はいい、気分転換だ。次の商品になるかもだしな。」


「バート叔父さんに、この魔導銃の事は話してありますので、近々打ち合わせに

 来ると思います。」


「嫌だけど・・・了解した。」


明日、再び来る事にしておいとまする。何かお礼しないとな。

帰りに、いつものカフェに寄ってもらう。


「ボタン先生を送って、帝都に行くのでよろしく。」


「昼間ですか?」


「昼間だよ。帝都を見て回る時間くらいはあると思うよ。」


「それは楽しみですね。」


屋敷に戻ると、茨木が設計した夏月フィットネスクラブと紅葉舞踏教室の建設

が始まっていた。コウヤはいつ迎えに行けばいいんだろう?マリア先生に

聞いておこう。銃も作らないと、僕のマテバとデザートイーグル。あとは

叔父さん達のだな。5丁くらいなら1日あれば、いけるな。

結界石もコウヤが戻ってこないと無理だし。ボタン先生を送ってくまで

少しゆっくりしよう。動き過ぎだ、全然スローライフじゃない。う~む・・

風呂いっちゃおう。


「小梅、戻ってたら風呂行こう。イチとニイも。」

「わかった。」


4人で腹出して、プカプカ。


「近々、帝都に行くからスノさんに会えるよ。」

「ほんと!」


小梅が嬉しそうだ。無口どおしで気が合ったのかな。友達がいるのはいい事だ。

風呂上りで少し涼んで、食堂へ。今日も精霊達が飛んでいるし夕食も食べている。

エルは居ないようだ、ドラゴンゾンビの事もあるし戻ってるのかな?

まあ、アサヒがいれば大丈夫でしょ。

今日はカレーにしよう。小梅達はハンバーグにしたようだ。ああ、旨い。

デザートも食べ、部屋に戻り食休み。


「カモナ、訓練場をお願い。」

「かしこまりました。」


みんなで訓練場。んっ?人化したまま木刀を持ってる?


「どうしたの?」

「なにが?」

「木刀。」

「刀を使いたい。」

「なんでまた?」

「桜花、かっこ良かった。」


成る程、この間のエルフ大戦の時か・・。


「桜花流。」


子供達が興味を持ったのが、斑鳩流でもタチバナ流でもなかった。

ちょっと寂しい。


「了解。桜花は?」


「いるわよ。」


「こんばんわ。刀を教えるの?」


「そうよ。頼まれたから、櫻に。」


「櫻ママに?元々、知り合い?」


「櫻は私の弟子よ。桜花流の皆伝ね。」


「まじ?」


「まじよ。神楽で人化するのは大変だから、いざって時にしか使えないわね。」


「ここは、人化するの楽だからねえ。」


「ええ、教え易くて助かるわ。」


「どうなの?」


「そうねえ・・。さすが神獣と神の使いってとこかしら・・。このペースだと

 1、2年で皆伝かしら。刀を用意しておいてね、業物。」


「まじ?」


「まじ。」


「了解。最高の刀を用意するよ。カモナ、桜美の採寸お願い。」

「かしこまりました。」


タスクが増えた。僕も負けてはいられないな。ふぅ・・スローライフ。


「ラムさん。」

「はい、主人。」

「X5、いってみよう。」

「わかりました。」


パスの糸から魔力の糸に替えてから、かなりスムーズに動かせるように。


「ラムさん、この前合体して大きくなったけど、逆に小さくなれるの?」

「できなくはないですが、どちらかと言えば半円タイプの方が楽ですね。」

「ああ、バート叔父さんがやってたやつ。あれって考えてみれば、鉄扇っぽい

 と言うか、団扇?」

「・・・うちわ。」

「間合いが拳闘士なみだよね。バート叔父さんに習ってみようか、僕は

 どうしても刀の間合いに慣れちゃってるからね。」

「お願いします。」


入浴した後だったので、僕はほとんど動いていない。

小梅達も基本練習のようだ。


「お疲れ、桜花。戻るの?」


「いえ、今日は世界樹泊ね。」世界樹泊って・・・。


「じゃあ、ちょっとお茶しない?」


「ナンパかしら?」


「ちゃうわ!ちょっと刀の事を聞いておきたくて。」


「いいわよ。」


リビングに移動して、カモナにお茶を入れてもらう。


「3人とも同じ長さでいいの?」


「そうね、今使ってる木刀も桜美と同じ長さだし。」


「素材はどうしようか?玉鋼だよね?」


「そうなんだけど、鍛冶師がねえ。桜美は玄武様が打ってくれたんだけど。」


「えっ!桜美って玄さんが打ったの?」


「あら、カエデ。玄武様を知ってるの?・・もしかして、玄武様が若って

 呼んでたのはあなたかしら?」


「・・・そうだね。確かに玄さんは、僕の事を若って呼んでたよ。」


「若いものねえ・・。」


いやいやいや、まあ隠す事でもないので桜花に事情を話す。


「成る程ねえ、あなたはイカルガの転生体で玄武様が若と呼んでたのはイカルガで

 今はスリープ中だと・・。」


「今の魔力から考えると、あと5、6年はかかりそうなんだよ。」


「あら、でも確か玄武様は若も鍛冶ができるって言ってたような・・。」


「できるよ。この身体でどこまでやれるかわからないけどね。神楽の屋敷に

 あった刀はイカルガが打ったものだよ。」


「じゃあ、この桜美はイカルガが打ったのかしら?」


「それが本当に、覚えがなくてさ。玄さんが入れたかもだし・・。」


「彼女達の刀は、あなたが打てば?」


「そうだね。屋敷に鍛冶場があるしここにも作れそうだから、考えてみるよ。」


桜花を見送って、部屋に戻り僕らも寝た。

明日は再び、ロバートさんの所へ行かなきゃだし。


朝いつものルーティンをこなし・・なんか日々ルーティンが増えてるような。

見直さないと、朝から疲れてしまう。

食堂へ行くとカエデ課が揃っていた。


「お早うございます、カエデ様。」


「おはよう。」


「今日は久しぶりにダンジョンにアタックします。」


「武具を更新してから初めて?」


「なんだかんだで、そうなりますね。」


「了解、気を付けて。イチとニイもよろしくね。」


「わかりました。」

「おまかせ~。」

「うむ。」


部屋に戻り、一休み。


「小梅、今日ロバートさんの後、神楽に行くよ。」

「うん。」 尻尾ふりふり、嬉しそう。


さて、ロバートさんの所へ行こう。門の所でボタン先生に会った。


「おはよう、カエデちゃん。」


「おはようございます。」 丁度いい。


「ボタン先生、帝都は明日行けそう?」


「そうねえ、私だけだと明日にでもと思ってたんだけど、シュリも行く事に

 なったのよ。」


「そうなんだね。」


「シュリの方がもう1日かかりそうだから、明後日お願いできるかしら。」


「了解。これからロバートさんの所へ華姉の魔導銃を取りに行ってから、

 ちょっと、神楽に行ってくるよ。」


「あら、忙しいわね・・。華のもうできるの?」


「ボタン先生を送って行く時に渡そうと思ってさ。」


「なんか、悪いわねえ。製作費をだすから教えてちょうだい。」


「ロバートさんが気分転換で作るから、代金はいらないって。」


「あら、そうなのね。ロバートにお礼しないとね。神楽には気を付けて

 行ってくるのよ。」


「了解。」


ロバートさんの所へ着いて、受付嬢にアトリエに案内してもらう。


「カエデ様をお連れしました。」


「ああ、ありがとう。コーヒーを頼む。」


「おはようございます。早過ぎましたか?」


「いや、大丈夫だ。できてる。」 4丁の魔導銃を出す。


「おお、カッコイイですね。」


「ボタンと華用にはタチバナの刻印。カエデのはガーネットとタチバナの刻印

 が両方入ってるやつだ。」


やはりロバートさんは馬鹿だけど、仕事はすげえできるな。


「早速、サーキットを組み込みます。」 サクサクと仕込む。


「あいかわらず、見事なもんだ。IA化はどうする?」


「華姉の2丁だけお願いします。」


「わかった。試し打ちでもしててくれ。」


射撃場へ行き、小梅に雷撃を頼む。


「わかったサンダー。」


「どわっ!いきなり!」


僕はあわてて雷のサーキッドに撃ちこむ。雷が出る前に吹き飛んだ。


「おお・・・。」

「小梅、これやばくない?」

「やばい。」

「でも使える。」ホーンと名付けよう。


「小梅、氷お願い。」

「わかったランス。」再び、氷が出る前にサーキッドが吹き飛ぶ。

「やばいな・・。」時空魔法を使える人が、少なくて良かったよ。


「できたぞー。使い心地はどうだ?」


「やばいです、ロバートさん。見てて下さい。小梅、両方お願い。」

「サンダー・ランス」


バシュ、バシュ。発動前に吹き飛んだ。


「これは・・・やばいな・・。魔導師は手も足もでないぞ。」


「大きなアドバンテージになると思いますが、魔力ドカ食いです。今の僕で

 3,4発が限度です。」


「そうか、業界に影響を与える程ではないか・・。」


「今のところは、です。時空魔法の使い手が増えると・・。」


「まあ、デル君はまだ売れてるし、当分、発表しなくてもいいだろう。」


「そうですね。それにしてもいい銃です。バランスが最高でブレがゼロです。」


「そうだろ、そうだろ。マガジンの魔石のチャージするのを忘れるな。」


「はい。お礼に銃弾を精製するサーキッドを手に入れます。」


「まじか?」


「まじですが、ダンジョンに許可を貰ってきますので少々お待ちを。」


「わかった、」











 


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