表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
GENTLE LIFE  作者: 一聖
67/322

TRANS

「華の魔導銃ってなんだ?陰陽の太刀が・・あーそうか今は使えないんだった。」


「華姉はパーティだと魔導師の役割が多いのは知ってるよね。けど、今のロッド

 だともたないんだよ、一応、応急処置でサーキット2枚にしておいたけど。

 それで、丁度新しい魔導銃を考えてたから・・あっ!」 しまった・・・。


「初耳だな、新しい魔導銃?どんなものだ?」 メガネキラリン。


「いや、あのう、そのう・・アンチマジックガンですう。いだだだ!身長っ!」


「銃でそんな事できるの?」


「いや、あのう、そうですね、可能です。時空魔法を使ってる人でないと

 わからないかもです。」


「時空魔法を使う人、あんまりいないものね。」


ロバートさんに説明した時と同じように、左手の炎弾のサーキットに右手の

無属性のサーキットをぶつけて吹き飛ばす。


「無属性のサーキットで干渉したのね。」 さすがボタン半神。


「肯定であります。干渉するのでデル君には組み込めません、ならば無属性の

 サーキットだけの銃を作れば良いと思った次第です、はい。華姉はいつも

 食料をアイテムボックスに入れているとおっしゃってたので、無属性が

 いけるとふんだのです。」


「どうなんだ、ボタン?」


「やばいわよ、これ・・。アンチマジックソードは発動後に斬るわけだけど

 これは、発動前に吹き飛ばすのよ・・魔導師は魔法を撃てないわ。」


「いだだだ!大丈夫でずっでぇー。」


「どこがだ!」


「魔力が少ないと使えません。それに華姉はダンジョンの深部で使うって事

 なので、実験もといモニターをしてもらうには丁度いいと・・・。」


「はっきり、実験と言ったわね。」


「いだだだ・・・。」


「まったくお前は・・聞くがそれはイカルガ様の知識なのか?」


「違うよ、イカルガの魔導銃は『白華』といって、そういう細かい事をする前に

 全部吹っ飛ばすから、神も吹っ飛ばすから。」


「まじ?」


「まじ。」


「そうか・・。その魔導銃は誰でも使えるようなものではないと?」


「そうだよ、条件は魔力量、時空魔法、魔力操作だね。華姉はこれから

 ボタン先生に草薙のコントロールの仕方を教えてもらうわけだから・・

 それって魔力操作でしょ?」


「そうよ、草薙に魔力を吸われないように操作するのよ。」


「うんうん、そういう条件が揃って撃てるようになるかな。」


「はっ!まさかその為にボタンにカミングアウトを・・カエデちゃん、

 恐ろしい子。」 違うから!


「一族の中で誰が使えるんだ?」


「マリア先生、ボタン先生。それとタケル兄と華姉だけかな。タケル兄は刀の

 方に魔力を使うと思う、クラマに弟子入りするくらいだから。」


「カエデちゃんは使えないの?」


「使えるけど、3発撃てれば御の字かな。現状、今のIAでいっぱいいっぱい。」


「武器のデパートだものね。」 違うから!


「華のワンオフか?」


「う~ん、日常的に使うならそうだけど、アイテムボックスを使える人なら

 2発はいけるから、護身用、時間稼ぎ、それと設置型のサーキッドも

 吹っ飛ばせるから、ソロとか商人にはのど手。僕も欲しいかな。」


「売り物になるか・・。ロバートには話したのか?」


「うん。でも魔導院が黙ってないだろうって事で、デル君が下火になったら

 考えようかって話はしたよ。」


「確かに、魔導師には天敵ですものね。」


「わかった。その辺の話はロバートと私で詰めよう、カエデは開発を頼む。」


許可がでた、ヒャッホウ!


「じゃあ、華姉が2丁、ボタン先生が1丁、僕1丁。マリア先生は?」


「私は今の所は無理ね、鉄扇を使いこなせるようにするのが先ね。」


「華は2丁なのか?」


「元々2刀流だし、両手撃ち、カッコイイから。」


「・・・・。」


「そろそろ、ガーネットに到着します。」


屋敷の庭に降りる、なんか今回の神楽も濃厚だったから、すごく久しぶり

な気がするよ。


「今日はもうオフにしよう。解散。」


「レイさん、明日の朝、カエデ課の人達集めてくれる。」


「わかりました。」 留守中の様子を聞きたい。


その日は旅の疲れ、主にトークで疲れたので何もせずBPで昼寝しよう・・・

やばいエルの事、忘れてた。精霊王がいるんだった。僕はあわてて森へ。

そして、膝をつく。

人型の精霊達がキャッキャッウフフと飛び回っていた。確かに好きにしていい

とは言ったけど・・・。精霊達が寄ってくる。


「カエデだ!」

「みんなあ、カエデだよ!」


「こんにちわ、話せる様になったんだね。」


「うん、世界樹のお陰だよ。」


「世界樹はどこにあるの?」


「ベストプレイス!」 まじか!行ってみよう。


「食堂に行ってるかい?」


「行ってるよ!みんな美味しい!」


「そうか良かったね。いつでもおいで。」


「ありがとー。」


僕はベストプレイスに突っ走る。そして再び、膝を突く。

なにこれ・・・世界樹、大きいんですけど!


「エル!ボックル!」


「やあ、カエデ。おかえりー。」 ニコニコ、エルとボックルが出てきた。


「世界樹でかすぎない?苗って言ったよね!」


「いやあ、植えたのは確かに苗だよ。ここはすごいねえ、数日でこれだよ。」


「まじ?」


「まじまじ、丁度いいから僕の部屋とボックルの部屋、あと大精霊達が充電

 しにくるから客間を用意したよ。いいよね?」


「約束したからそれはいいけど、エルフの森は大丈夫なの?」


「どうだろ?あそこはなんかいろんな事で、汚染が進んでるから今のままだと

 世界樹は枯れるね。」


「えっえー!」 システィーナの奴ら、何してんだ!


何してんだ!と思ったものの、正直、関係ないな。あいつがなんとかするだろう。

エルとボックルにお土産を渡し、僕はハンモックを設置。エルが欲しがったので

1つあげた。また買いにいけばいい。ターフは世界樹があるからいらない。


「小梅、みんな呼んで。」

「わかった。」


わらわらと子供従魔達が集まってきた。


「みんな、ハンモックで昼寝をしよう!」


1つのハンモックは、小梅、イチ、ニイ。もう1つは、ミルさん、ルフさん、

スノさん。予備を買っておいて良かったよ。

風の精霊に頼んで、いい感じの風を吹かしてもらう。ゆっくり揺れるハンモック、

みんなぐっすりだ。僕とエルとボックルも、ぐっすり眠る。気持ちいいな・・。

ベストプレイス最高!

夕方、レイさんが起こしにくるまで眠ってしまった。さあ、食堂へ行こう。


食堂へ行くと思った通りのカオスな状況、精霊達が飛び交い、料理を堪能している。

メイド隊とか使用人の皆さんは、既に慣れた様子でいつも通り食事している。

慣れてない大人達のグループ、叔父さん達がいた。エルを紹介しよう。


「カエデ、この状況はいったい?」


「精霊達が、世界樹で進化したんだよ。」


「世界樹!その件もあったな・・・。」


「それで、こちらが精霊王のエルさんです。」


「「ブッー!」」バート叔父さんとシュリ叔父さんが吹いた。


「初めまして、私は精霊王をやらせてもらっているエルです。

 以後、お見知りおきを。」


「こちらこそ、よろしくお願いします。」さすがマリア半神、普通に挨拶。


「エリクサー。ありがとうございました。おかげで父上が死なずに済みました。」


「いえいえ、お気になさらず。こちらも最高の環境に世界樹を植えさせてもらい

 ましたので、それにエリクサーは石のままだと、何の役にも立ちませんから

 カエデが加工したから、秘薬として機能したんですよ。」


「えっ!そうなの、カエデちゃん?」


「ああ、そういえばそうだね・・。ハイエルフの長老クラスなら知ってるかも。」


「カエデちゃんじゃないと、若返りの秘薬は作れない・・・。」


「若返りの薬じゃないから!」


エルからバート叔父さん達に、何故、世界樹を植えたのか、それとシスティーナの

現状を説明してもらう。


「成る程、ガーネットの森が、エルフの森より環境が整っていると・・。」


「そうなんだよ、これほど神気に溢れしかも原生林に近い森なんてまずないね。」


「我々は全くかまいませんが、システィーナの連中が黙ってないでしょうね。 

 実際、すでにかなりの書状が届いてますし。」


「僕達、精霊はほぼ自然現象。別にエルフの為に存在してる訳ではないからね。

 何をしようが自由だよ。ただ、世界樹が枯れるとエルフの森だけでなく、

 世界にも問題がいろいろ起こるからね。」


「・・・と、申しますと?」


「いろいろ、やっかいな奴が復活する。」


「・・・・。」


「エルフの森の世界樹は枯れない方が、この世界のためではあるね。」


「カエデ・・。なんかあるか?」


「う~ん・・システィーナがどうなろうと自業自得。世界樹のある森の汚染なんて

 もっての他だよ。ハイエルフの長老は知らずに寝てるかもね。」


「一部のエルフ達の暴走?」


「ありえるというか、それしかないだろうね。」


「帝都の方は兄上の方で抑えてもらうとして、こちらは早々にシスティーナと

 会談をして、汚染をストップして回復に努めてもらうしかないな。」


「会談になるかな?」


「既に何度か侵入しようとして、メイド隊に返り討ちにされてるそうだ。」


「ほう・・既に手は出してきていると・・。フフ、よろしい、ならば戦争だ!」


僕はイド君に向かおうとする。


「マリア、止めて!本当にシスティーナが滅ぶわ!」


シュッとマリア先生が行く手を阻む、僕もシュッと躱す。

神楽で母さんに鍛えられたからね。シュッ、シュッと僕とマリア先生が

クロックアップ。


「行かせて下さい、マリア先生!あいつら、プライドだけは高いから

 会談になりませんよ!」


「知ってるけど、バートに考えがあるのよ・・きっと・・。」


そりゃ、そーか。僕達はクロックアップを止める。


「見えなかったぞ・・。明日、長老の孫がくるそうだから、腹を割って話すさ。」


と言って、バート叔父さんのメガネがキラリンと光った。

メガネキラリンにまかせよう。ささ、美味しいご飯を堪能しよう。


「カエデ・・あいかわらず、切り替えが早いね・・。」


何を言うエル。君は既にデザートを食べてるではないか・・。













評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ