表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
GENTLE LIFE  作者: 一聖
55/322

REINFORCE

ロバートさんとガンナーズギルドの話で盛り上がり、けっこう長居してしまった。

仕事、大丈夫かな?もちろん、光彩(改)を発動して屋敷に戻る。

部屋に戻ると小梅が、腹出して寝てた。


「ただいま。」

「バートが探してた。」

「了解。一休みしたら行くよ、昨日の件だろうし。それと明日、雪原フロアーの

 ボスにアタックするよ。」

「わかった。」


ドミニクの魔導銃にサーキッドを組み込もう。魔力あんのかな?

サーキッド3枚のプレミアモデルだ、これでよしっと。さて、執務室に行くか。


「小梅、どうする?」

「行く。」


小梅を肩に乗せて執務室へ。


「失礼します。お呼びと聞いて着ました。」


「ああ、連絡事項があってな。神楽に行く日が決まった、急ではあるが明後日

 出発する。新造船のテストも兼ねているから少し余裕をもった日取りだ。」


「船ができたんだね。」


「そうだ。だが、実際ドルトエンジンが本当に2倍から3倍の出力があるか

 チェックをしないとな。」


「了解。帝都組は来れるの?」


「謹慎中で暇だから来るそうだ、父上と母上も来る。龍神丸を迎えに出す。」


「えっ!秘密なんじゃ?」


「入港はせず、外洋で拾う事にした。その辺はグロリアがうまくやるだろう。」


「全員で出掛けたら、絶対襲撃されると思うけど。」


「それはすでに手を打ってある。義母殿が指揮をとってくれる。」


「マリア先生のお母さん?会った事ないかも。」


「何を言っている、メイド長がマリアの母上だぞ。」


「うそ~ん、知らなかった・・。なんでまた、メイド長を?」


「本人の趣味だ。お止めしたのだが、身体がなまると言ってな、

 我々もあきらめた。」


「戦ってるの、見た事ないな。」


「マリア並みに強いぞ、道場は元々母上殿が営んでいたものだ。マリアは

 引き継いだだけだ。メイド達だけでなく暗部も掌握してるぞ。」


「成る程。久しぶりに皆に会えるね。」


「そうだな。」バート叔父さんが嬉しそうだ。


「イド君は出さなくて平気?」


「緊急事態が発生したら頼むかもしれんが、今の所は大丈夫だ。イド君と

 いえば、昨夜は遅くまでご苦労だった。」


「大丈夫だよ、直接は何もしてないし。」


「帝都は大騒ぎになったらしいが、ちょうど姉上がやってきた事で姉上がなにか

 したって事でまとまったらしい。謹慎が延びたそうだ。」


「ははは、作戦通りだ。でも何で母さん、来たんだろう?」


「アスカの話によると、姉上は『カエデちゃんの匂いがする!』と言って

 飛び出して行ったそうだ。恐ろしい嗅覚だ。」 母さん・・・。


「神楽でみんなに会えるのは、嬉しいような怖いような・・・。」


「おまえの場合は、特にそうだな・・・。」


「森のトラップの様子を見てきたけど、3組かかってたよ。詳しくは映像を

 見せるけど、ステリアと商人と他領の暗部って感じ。」


「ステリア・・・本当か?」


「うん、十字槍と聖魔法のコンビだったから間違いないよ。」


「皇后だろうな・・・。あの方ならやりかねん。」


「聖女様だよね。」


「ああ、腹黒聖女だ。」と腹黒メガネが言っている。同族嫌悪だ。


「なにか、言いたそうな顔だな・・。」


「いえ!なにも!」


「・・そうか。では明後日、朝食後に出発するから準備しておくように。」


「わかりました。明日、ダンジョンアタックします。」


「明後日の事があるから、怪我だけはするな。」


「了解です。」 執務室を後にする。


「食堂いこうか。」

「うん。」


食堂へ行くと、久しぶりに従魔会がいた。


「やあ、コウヤ。久しぶりじゃない?」


「おう、カエデ。久しぶりだのう。結界を張ってもらったお陰で

 楽になったわい。あれ陰陽術だがのう・・・。」 僕はコウヤにウィンクした。


「今度じっくり話を聞かせてもらうからのう。」


「わかったよ。それより明後日、神楽に出発するんだけどいっしょに行こう。」


「だからわし、船が苦手なんじゃよ。」


「大丈夫、考えがあるんだ。あとでちょっとだけつきあって。」


「しょうがないのう・・。」


夕食を食べ終わり、コウヤと洞に来た。黄金狸に戻ってる。


「カモナ、コウヤの洞の再現できる?」


「かしこまりました。」


少しして、「できました。」とカモナが伝えにきた。

コウヤといっしょに、カモナの中に入る。


「なんじゃ、ここは?」


「僕の野営用のテントだよ。」


「これをテントと呼ぶのは、どうかと思うのう。」


リビングを抜け、「鵺」と書かれた表札の扉を開けるとコウヤの洞の部屋

があった。


「驚いたのう、全く・・同じ、いや神気が少し違うか・・。」


「申し訳ありません。さすがに神気の再現はできませんでした。」


「いや、特に問題ないのう。それでこれと神楽に行くのと、どう関係

 するんじゃ?」


さらにコウヤを連れてドックへ。


「なんじゃ、これは?浮いておる。」


「これは、イド君。僕の船だよ。」


「船・・船の形はしとるが龍ではないか、リーファン殿の気配がするのう。」


「リーファンの龍玉で動いてるんだ。」


「なんと、龍玉とな・・。」


中に案内する。そして再び「カモナ。」


「かしこまりました。」


「わしの洞があるのう・・頭が混乱してきおった。」


「時空魔法は考えたら負けだよ。こういうもんだと納得して。」


「本人がそれを言うかのう・・・。」


「説明するとね、イド君は1時間で神楽に行ける。その間、ここに居ていつも

 通りすごしてると着いちゃうって寸法。」


「神楽まで1時間・・龍なら造作もないかのう・・・。」


「神楽に洞はあるの?」


「鈴鹿山に屋敷があるのう。」


「夏月のところ・・。」


「夏月殿とは共同管理みたいな感じじゃな。夏月殿のところから、もちっと

 上の方に結界が張られた屋敷がある。」


「今、誰が管理してるの?」


「座敷童と雪女が住んどるぞ。」


「ぶっー!知らんかった。」 シュリ叔父さん・・がんばれ・・・。


「神楽に買い物に行く時は、完璧に人化しとる。」


「そうなんだね。じゃあさ、明日の夜に鈴鹿山に帰ろうよ、乗り心地は

 保障するよ、ゼロGだし。」


「ゼロGが何だか知らんが、龍に乗るのも一興かのう・・わかったわい。」


「バート叔父さんには、伝えておくよ。ラウさん達はどうするかな?」


「さすがに森に残るじゃろ。」


「子供達に会いたいだろうな・・。よし!僕が連れてこよう。」


「そうしてくれれば、ラウ達も喜ぶだろうて。」


コウヤは食堂に戻って、ラウさん達と飲みなおすそうだ。

僕は明日に備えて、早めに寝る事にする。


「小梅、風呂いこ。イチとニイも呼んで。」

「うん。」


みんなでジェット推進で遊んだ。コントロールもできるようになってきた。

イチからこつを教えてもらって、足からも出せるようになった。おもしろい。

今度、海で遊ぶ約束をする。アイスを食べて、おやすみなさい。


朝のルーティンをこなし、朝食を食べミーティング。

レイさん達は全員いるな。


「明日から数日、神楽に行ってきます。レイさん達、なんか指示でてる?」


「はい、私とリリーはカエデ様のお供で神楽行き。みんなはメイド長の指揮下

 で屋敷の防衛をせよとの、お達しです。」


「了解。ぶっちゃけると屋敷への襲撃は100パーセントあると思う。森から

 侵入できないし、叔父さん達が、全員居なくなる事なんてめったにないからね。

 アホな人達は、屋敷に秘密があると思ってるらしいから・・なんもないのにね。

 今日はまず、ガークさんの所でみんなの武具の更新をします。

 少しでも底上げしておきたいからね。それと有事の際は、必ずツーマンセルで

 行動してね。レイさんとリリーさんは、今日の夜、コウヤを神楽に連れていく

 からイド君を動かすから、あとそれ以外の準備もよろしく。」


「「わかりました。」」


「それじゃあ、馬車を。ガークさんの所へ行こう。」


「ガークさん、ガークさん。」


「おう、カエデ。全部できてるぞ。」


「ありがとう。でも、その前にちょっと早いけどおやつにしよう。」


「おい!誰か、茶ー入れろー。」


「今日はカスタードたっぷり、アップルパイだよ。」


「「「「おお・・」」」 メイド隊だ。


みんな若いからこの時間でも普通に食える。ガークさんはそもそも甘党だし。


「ウマウマ。」

「サクサク。」

「うめーな、やっぱカエデの菓子は!」


「はい、これ奥さんの分。」

「おう、いつもありがとな。」


おやつタイム終了、みんな大満足だ。カモナと試行錯誤した甲斐があった。


「まず、ミスリルの長剣だ。振ってみてくれ。」


「はい。」 アマネさんが、剣を振ってみる。

「軽い・・・。」


「前、使ってたやつより、長いだけでなくかなり軽くなってる。一撃の重さは

 遠心力でカバーしてくれ。次はスローイングナイフだ。希望通り親父のやつ

 より、ひとまわり小さい。」


ユキナさんが受け取って、投げる形で振っている。


「ばっちりです。」


「ユキナさん、ホルスターはこれを使って。細工してあるから。」


「ありがとうございます。」


「あと、ワンドが2本。これだな。」イルマさんとミロさんが受け取る。


「後で、サーキッド組むから。」


「「わかりました。」」


支払いをして、今日は忙しいから寄り道しないで屋敷に戻る。


「カモナ、訓練場お願い。」

「かしこまりました。」


全員で移動、新しい武具を自身になじませてもらう。


「カモナ、アマネさんを見てあげて。」

「かしこまりました。」


僕はワンド2本に、それぞれの得意魔法を基本としたサーキッドを組む。


「できたよ、魔力ながしてみて。」

「「はい。」」


2人が魔力を流すと、光の輪が十字状に重なったものが、ワンドの先のリングの

中に現れる。成功だ、カッコイイ!杖が苦手な人に、このワンドはいいかも。


「すごいです。」

「あっ、発動がスムーズです。」


「小梅、ユキナさんのスローイングを見てあげて。」

「わかった。」


ナイフホルダーに時空魔法を仕込んでおいた。小梅が使う時ポを逆にした

状態。簡単に言うと、スローイングナイフが戻ってくるのだ。これで、

ナイフを失わずに済む。省エネだね。


「カエデ様!これは画期的です!是非、商品化を!」


「はは、考えておくよ。アマネさん、剣はどんな感じ?」


「はい、これを見てください。」あれ?魔法剣?使えたんだ。


「カモナ様にアドバイスを頂いたら、できるようになりました。」


「まじ?30分くらいしかたってないよ!」


「アマネ様は、もともと無意識に剣に魔力を流していたようです。」

「ミスリルにして、魔力の通りが良くなった・・。」

「そういう事かと。」


これで、みんなの武具のバージョンアップは完了した。


「みなさんの武具のバージョンアップは終わりました。メイド長の指示に従い、

 怪我等ないように行動して下さい。」


小梅にレイさん達を呼んでもらい、みんなでランチタイム。食後のデザートに

レイさん達にはアップルパイを、他の人達にはモンブランを出したら

泣いて喜んでいた。僕とカモナは、まじパテシィエなのかもとちょっと本気で

思った午後だった。





 









評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ