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GENTLE LIFE  作者: 一聖
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CONFESION

朝、小梅から寝言を言っていたと言われた。


「なんて?」

「ちがう、ちがうんだ・・。」

「・・・。」


森を軽くランニングして、素振り。


「夕霧。」

「はい、主。」

「神居に行ったらビッグイベントに参加させるから、今は協力して。」

「わかりました。」

「重量を20倍に。」


すごい重い夕霧で素振り。成長とまんないよね。大丈夫だよね、ちょっと不安。

小梅も「ぐむむ・・。」とか唸りながら時ポを動かす練習をしていた。

えらいぞ、小梅!


今日は久しぶりの魔導の授業。


「お早うございます、ボタン先生。」


「お早う、カエデちゃん。」


「シュリ叔父さん、大丈夫でした?」


「ああ、妖刀の・・。大丈夫よ、シュリも若い時に呑まれた事あるから対処の

 仕方はわかってるわ。」


「ほう・・詳しく。」


「んーまあ、カエデちゃんならいいか・・。シュリの刀、見た事あるでしょ?」


「はい、あのマグロをさばくやつ。」


「・・・まあ料理人だしね。あれ童子切よ。」


「ぶっ!まじですか?」 村正クラスの妖刀じゃん。


「まじよ。ほらツバキお姉様が勇者でしょ、シュリはシュリなりに強くなろうと

 した。結果、妖刀に手をだしたのね。童子切はタチバナ家の奥深くに厳重に

 封印されてたんだけどね。」


「成る程、言い方はあれですが、シュリ叔父さんの母さんに対する劣等感的な

 ものを童子切に付け込まれた。」


「そうよ。あばれるシュリをなんとかしようと、ツバキお姉様は村正を持ち出して

 戦ったの。妖刀の格としては童子切の方が上だから、互角どころが危なかった

 らしいわ。」


「タチバナ家は、妖刀のコレクターかなにかですか?童子切に村正、危ないの

 ばっかじゃない。」


「清春おじい様は、コレクターではなく、封印術の大家よ。」


「僕はてっきり、清春爺ちゃんはツムギ婆ちゃんのヒモかと思ってたよ。」


「フフ・・、おじい様の方が稼ぎは上よ。性格も穏やかな方だから。まあそれで 

 ツバキお姉様が、頭突き一発でシュリをケーオーして、清春おじい様が作った

 鞘に再封印したの。」


「頭突き・・・。」 母さん・・刀関係ないじゃん・・。


「シュリ自身も後悔をして、封印術を死にものぐるいで学んだわ。」


「あれ、料理は?」


「趣味にのめり込むタイプね。今回の件は駆けつけた時には、ほとんど終了

 してたそうよ。封印しただけですって。」


「そうなんですね。」


「たまたまSランクの冒険者が、居合わせて解決したみたいね。なんと、その

 冒険者、カエデちゃんと同じ年ですって。天才のインフレね。」


「冒険者って、12歳からでは?」


「だから天才なのよ。飛び級ね。」


おう・・出会わないように月詠にお祈りしておこう。くわばら、くわばら。


「なに祈ってるの?無駄よ、学園で会うわよ。」


「えっー。」


「カエデちゃん、下アゴだすのやめなさい。」


さて、シュリ叔父さんの黒歴史も聞いた事だし、プププ・・これから

「シュリ童子」って呼ぼうかな。


「カエデちゃん、考えてる事はわかるけど、やめてあげてシュリが泣くわよ。

 こっちも聞きたい事があるんだけど。」


「なに?」


「封魔のブレスレッドをして、何で魔法を使えるの?」


「ああ、そのこと・・。僕なりに考察したんだけど、このブレスレッドが良い

 負荷トレーニングになるという事。もうひとつは『封魔』という言葉に

 対する思い込みじゃないかと。」


「・・・もともこもない感じね。」


「そうでもないよ、封魔ってようは体内の魔力の流れを乱して、魔法を

 使えなくするものだよね?」


「そうよ。」


「でも身体には、自然治癒力がある。多少の切り傷や疲れはオート回復だよ。

 それは魔力でも同じ事なのでは?そう考えると、乱す力に対してそれを直そう

 として、魔力量が増え、比例して流れが太くなる。どうです?金の匂いが

 プンプンでしょ?」


「・・・プンプンね。」


「トレーニンググッズとして、いつも通りロバートさんとキャロルを巻き込んで

 グヘへへ・・・。」


「はぁ・・わかったわ。ただ、もう少しエビデンスが欲しいからテスターで

 試してみるわ。まさか、手錠の技術をトレーニングに応用するとは・・・。

 それと二つ目の思い込みとは?」


「プラシーボ効果だよ。砂糖を薬と偽って飲ませても、本人が薬と思って

 いれば効いちゃうっていうあれ、ダンジョンではずし忘れて戦ったんだけど

 ゴーレム硬えなって思ったくらい、昼食の時に気付いたんだよね。」


「・・カエデちゃんには、効果がない?」


「いや、はずした状態がカエデ100%、つけた状態がカエデ20%って事。」


「カエデ20%でゴーレムを斬る・・。Sランク冒険者なんて足元ね・・。」


なんか、ブツブツ言ってる。


「ふぅ、納得したわ。トレーニンググッズ計画は少し時間ちょうだい。

 お昼の時間ね、今日は終了にしましょう。」


商品開発会議という授業を終え、2人で食堂へ。「シュリ童子」がいた。

ニヤニヤしていると、アイアンクローをされた。


「痛い痛いです。ひょうたんになります!」


解放され、こめかみを摩りながら


「なにするんですかあ・・・。」


「いやなんか、ニヤニヤ見てたら身体が勝手に。」


「まさか、呑みこまれてるんじゃ・・・。」


「ボタン!カエデに話したのか!」 ボタン先生がやれやれのポーズをして


「話したわ、いい機会だったし。」 シュリ叔父さんは頭を抱えた。


「大丈夫だよ、胸の中に仕舞って鍵をかけたから・・『シュリ童子』ププ・・。」


「鍵がかかってねー!」


シュリ童子をからかいながら、楽しく美味しい昼食を食べ、午後からは旅の準備で

買い出し。レイさんとリリーさんを呼んで商店街へ。皆に食べたいものなどを

聞いてそれに必要な材料を買い込み、さらに枕や布団などの部屋作りの物も

買った。2人は恐縮してたけど、これは貴族の務めだ。なんつって、ただ2人に

快眠を提供したかっただけだ。皆で楽しく買い物をしてると、突然、爆発音が

聞こえた。ドカン!


「シノさん、スコープ。」

「イエス、マイロード。」


のぞいてみると、魔人と子供が戦っていた。あっ、あれがSランクの奴か・・。

しかも、デュランダル使ってやがる。んっ!あの野郎・・。あっ、魔人も

ニーズベックを使ってる。あいつら、なにガーネットであばれてやがる。ゆるさん

お仕置きという名の実験台にしてやる。


「デル君。」

「イエス、マスター。」


デル君に銀貨2枚、買い物中だったからあるよ。強力麻酔弾だ。ドン、ドンと

2発、すぐ時ポケに収納。奴らの側に移動させる、弾丸サイズのポケットでよし

おまえらごとき省エネだ。遠くでドン、ドンと銃声が聞こえ、2人が落下する。


「小梅!」

「うん。」

「権じい!」

「あい、わかった。」 外にポイッだ!


白い閃光と金色の閃光が、僕の横を通り過ぎた。


「2人とも行くよ!怪我人がいるかもしれない。」


「「はい!」」


現地に着いた、ひどい有様だ。えっ!ここってロバートさんの工場じゃないか。

「ロバートさん・・。」才能に溢れた、バート叔父さんに逆らえないチキン

野郎だった。


「黙祷。」 3人で手を合わせた。


「死んでねーからな!死にそうにはなったが・・。」


着てる服がぼろぼろで、髪がぼっさぼさ。


「きさま、だれだ!」


「そのくだりはもういいから。」


「怪我人はいますか?」


「今日は休日で、俺だけバート先輩の仕事で休日出勤してたから大丈夫だ。」


「ほっ、良かった。」


「良かねぇー、工場が木端微塵だ。」


「大丈夫ですよ、ほら。」


バート叔父さんとシュリ童子が、プププ・・・。


「前より豪華なのが建ちますよ。」


「カエデ!何があった?」


「はい、ロバートさんの工場の上で、Sランク君と魔人が激突して、

 ロバートさんが消滅。いえ、工場が消滅しました。」


「カエデ、わざとだろう!なあ!」ロバートさんに頭をグリグリされた。


「ロバートさん痛いです!背が縮みます。」


「でっ、そのバカ2人はどこだ?」


「これ以上、街を破壊されてもと思い、領の外に出て行ってもらいました。」


暗部の人が回収しに行った。入れ違いに白い閃光が戻ってきた。金の閃光は

森に帰った。


「疲れたから、寝るって。」

「あい、わかった。」 権じいをまねてみる。

「ププ・・。」 小梅が吹いた、吹き小梅も可愛い。


「あとは私達に任せて、カエデは屋敷に戻ってろ。」


「わかりました。レイさん、リリーさん行きましょう。あっ、もう一軒よるね。」


権じいからもらった、結界石をネックレスにするパーツを買って、屋敷に戻る。

庭へいき、カモナを出し、今日買ってきたものを収納。レイさんとリリーさんは

自分の部屋のベットメイキング。「私ここに住むう。」とリリーさんの声が

聞こえた。


「カモナ、食材の管理お願い。」


「かしこまりました。」


みんなでリビングでコーヒータイム。マカロン付き。

ああ、コーヒーうめえ・・。
















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