BLACKSMITH
屋敷の自室に転位。
「戦ってる!」
「へっ!誰が?」
「みんなとスケルトン。行く!」
「わかった、気をつけてね。」
小梅が窓から飛び出して行く。屋敷DEバトルが始まってんじゃねえか!
乗り遅れた。戦の準備を・・あっ!してた。では、出陣!
とりあえず、屋根から眺めるか。一番高い屋根に登る。
おぉ・・やってるやってる。
「シノさん、スコープを。」
「イエス、マイロード。」
叔父さん達はどこだ?いた、シュリ叔父さんだ、相手はケルベロスだ。
ラウさん達がフォローしてる。スケルトン以外もいるな、シャドウウルフ、
キングスパイダーに闇サソリか・・召喚師とネクロマンサーのコンビだな。
ラウさんとメグさんが炎を吹いた、シュリ叔父さんが3つの首をドスで
斬り落とした。すぐさま、まわりのスケルトンに斬りかかっていった。
ここは、大丈夫。さすシュ。
あっ!メイド隊が囲まれている。
「小梅!」
「わかってる。」 囲んでいたモンスター共に黒い雷が落ちる。
「さすが小梅、そのままやばそうな所のフォローしてあげて。」
「わかった。」
マリア先生発見。速い!とにかく速い。やっぱ武神ヴァルによく似てる。
弟子達もがんばっている。強いな、さすがマリア先生。さすマリだ。
ボタン先生もいた。こっちはスケルトン達にエクストラヒールだ。
これは昇天せざるをえない。合掌。
ボタン先生のチームは、エンチャントをかけたり、ヒールをかけたり攻撃
魔法とかで大忙しだ。しかし、危なげが全くない。心配なしっと。
レイさんのチームとリリーさんのチームが共闘してる。レイさんが強いのは
知ってたけど、リリーさんもすげぇ強ええ。ガントレットをつけてしばき
倒している。まあ、ここも大丈夫だろう。
バート叔父さんは見なくても平気、チャクラムが飛び交っているから・・。
これは、僕が出るまでもないだろう。でも、エサではある。
「でてこいよ・・。」
「フフフ、よくわか!!」 首をはねる。敵と話す趣味はない。
「デル君。」
「イエス、マスター。」
銀貨をスロットへ、青いファイヤーランスを頭と身体へ撃つ。
あとかたもなく、消滅。僕は十分、怒っている。スケルトン以外の
モンスターも消滅。
「小梅!」
「ネクロマンサーなら森の木の上!」
「ありがとう、スケルトンを徹底的に壊滅。」
「わかった。」
「シノさん!」
「イエス、マイロード。デル君コンバイン。FJアクティベイト。」
森の木の上といっても、こちらの様子をうかがえる場所だ。スコープで
捜す。いた!
「シノさん、サイレンサー!」
「イエス、マイロード。」
引き金を引く。バスっという音とともに、ネクロマンサーの頭が吹き飛ぶ。
終了。僕は、怒っている。
「小梅、ネクロマンサーは片づけた。」
「こっちも終わった。」
こうして、屋敷DEバトルは終結した。
光彩(改)を発動して、部屋へ戻る。小梅も戻ってきた。
「お腹空いたねー。」 と言いながら、小梅のブラッシング。
レイさんが呼びにきた。夕食はみんな総出でBBQ。タフだな。
下準備はシュリ叔父さん以外の厨房組が、戦闘中にやってたそうだ。
肝がすわってるね。
バート叔父さんのあいさつ。
「まずはご苦労だった。ここ最近、続いていた邪神教の奴らの件も先程の
戦いで終結した。帝都の方は、まだかかるとは思うが、それは兄上達に
まかせよう。乾杯!」
「乾杯!」
祝勝会だったんだね。叔父夫妻達に囲まれて焼き立ての肉を頬張る。ウマッ!
小梅もハグハグ、梅ハグだ。
「カエデちゃん、野菜も食べないとだめよ。」
「うん。」 ぶどうジュースうめ~。
「ダンジョンどうだったの?」
「ロックゴーレムとサンドゴーレムだったよ。」
「ぐっ、ゲホゲホッ!まじで?」
「まじで・・ロックゴーレムはともかくサンドゴーレムはでかかった。再生
するし。ボタン先生、気配察知を進化させるの、どうしたらいいの?
コアの場所がわからなくて、苦労したんだ。小梅のおかげで助かったけど。」
「はぁ、とんでもない7歳児ね。サンドゴーレムを単独討伐なんて、聞いた事
ないわ。秘密が増えるわね・・・。」
「あきらめろ、7歳児と考えずに、カエデという生き物と考えば大丈夫だ。」
「ひどい!」
「カエデ、おまえさっき、屋根の上にいたろ。」
ばれてーら・・。まあ、魔族をおびき寄せるために、姿は消してなかったからな。
「はっ!肯定であります。戦闘を学ぶため、上から失礼かもと思いましたが、
全体を見渡せましたので。」
「小梅ちゃんの絶妙なフォローは、カエデの指示か?」
「いえ、小梅の単独判断です。」
「そうか・・。小梅ちゃん、助かったよありがとう。」
「んっ。」 尻尾がゆらゆら、嬉しんだ。
「それで?」
「・・・それで?と申しますと?」
「私には、夕霧を抜いて、デル君から青い槍を撃って、さらにシノさんが
銀色の銃弾を森に向かって撃ったように見えたが。」
うそ~ん、全部ばれてーら。というかインテリメガネの目、魔眼だ。メガネで
気付かなかった。今度、聞いてみよう。う~む、全部、小梅におしつけようと
思っていたのに・・。こうなっては、しょうがない。
「はっ!肯定であります。シルクハットの変な奴が、出てきたので敵認定をし
斬りました。蘇生しない様、デル君で完全消滅させ、小梅からネクロマンサー
が隠れているとの連絡がありましたので、シノさんでスナイプいたしました。」
「・・・シルクハットの奴は何か言ってなかったか?一連の行動の所要時間は?」
「はっ!シルクハットは「フフフ、よくわ」と言っておりました。所要時間は
3分程と思われます。いだだだ、痛いです!頭が瓢箪になります!」
シュリ叔父さんに、アイアンクローされた。
「どこの世界に魔人を2人、瞬殺する7歳児がいる!」
「完全に出落ちじゃない、「フフフ、よくわ」って。魔人が雑魚に思えてくるわ。」
「あきらめなさいよ、7歳児と考えずカエデちゃんという生き物と考えれば、
大丈夫よ。私は・・・ついさっきそうしたわ・・。」
アイアンクローから解放され、こめかみをさすりながら
「モンスター達は屋敷に集中してる様に見えたけど、街は大丈夫だったの?」
「大丈夫だ。シュリと暗部達が、エサを捲いて誘導したからな、本物のエサの
登場は想定外だったがな。まあ、長期戦にならなかったのは、カエデが瞬殺
してくれたおかげだ。よくやった。」
と言って、バート叔父さんに頭を撫でられた。ほめられちっちー。
「カエデの行動を見ていたのは私だけだし、今回は問題ないだろう。ただし、
今まで通りIAは非常時以外は禁止だ。」
「えっー。」
「カエデちゃん、下アゴ出すの、やめなさい。」
昨日の夜、大人達はおおいに飲んで食べたようだ。お子様の僕は、ダンジョンの
疲れもあって早々のおねむ。いつも通りに起きて、朝のルーティンへ。
森でラウさんとメグさんに会った。
「ガウ、ガウ。」
「そうなの・・。」
「ガ、ガウ。」
「わかったわ、朝食後でも?」
「ガウ。」
朝食の時、小梅に聞いたら、森に残党がいないかチェックをするとの事。
アザミとキキョウとタヌ吉も参加するらしい。んっ!タヌ吉?
「タヌタヌって誰?」
「タヌタヌちがう、タヌ吉。副リーダー。」
「会った事ない。」
「いつも寝てる。」
「昨日、いた?」
「寝てた。」
「・・リーダーは小梅?」
「ちがう、私はペーぺー。リーダーは出張中。」
「なるほど。」
美味しい朝食を終え、一休みして、マリア先生の所へ。鍛冶屋の紹介状を
もらいにいく。
「ガークは、職人気質の頑固者である意味デフォルトね。」
デフォルト言うなし。
「腕は確かよ。IAを嫌ってるけど・・。まあ、カエデちゃんなら大丈夫でしょ、
短槍はもう教える事ないし、好きに打ってもらって。剣はまだかかりそう
だから、安いのにしておきなさい。家紋も入れてもらうのよ。」
「わかりました。」
「ちょっと待て、短槍は皆伝なのか?」
「そうよ、道場でカエデちゃんにかなう人は、いないわよ。
天才って言ったでしょ。」
「おまえは、武器マスターにでもなるつもりか?」
あんた、何言ってんの?自分でチャクラムを教えているでしょ。
「ならないよ、IA封印中で仕方なく護身のため。」
「・・・。程ほどにしとけよ、短槍も封印しなくちゃいけなくなる。」
「えっー。」
「カエデちゃん、下アゴだすのやめなさい。」
執務室をでて、レイさんと、いざガークさんの所へ。小梅は森のパトロール。
ガーク鍛冶店は、ロバートさんの所に近い、帰りに寄ろう。
さて、着いた。きっとロバートパターンだと思うから、どんどん中に入る、
奥から金属を叩く音が聞こえるし。
「たのもー、ガークさんいますかあ?」
「うぉ、なんだガキ、ここはガキの来る所じゃねえ。」
と、いかにものドワーフが全くつまらん、テンプレのセリフをはいた。
「0点。」
「なにがだ?」
「セリフがつまらん、もっとドワーフらしい事を言ってください。酒を樽で
度数は80%以下は認めんとか。」
「このガキ!ケンカ売ってんのか!俺は下戸だ。」
「なんと!それではこれなどいかがでしょう?」
ベイクドカスタードとフルーツサンドを渡した。レイさんそんな悲しそうな顔
しないで、まだあるから。
「おう、うまそーだな、ありがとよ。ってだからお前は誰だ!」
「はっ!そうでした。」
マリア先生からの紹介状を渡す。
「なんでぇ、マリアの所のか・・。なになに・・うそだろ!この坊主が
免許皆伝・・。短槍と剣の相談に乗ってやれってか。」
「そうです。食べてからでいいのでお願いします。」
「わかった。誰か茶、いれろー。」
お弟子さん達も加わり、おやつタイム。もちろんレイさんも。
「うまっかった、ありがとよ。で、希望を聞かせろ。」
描いてきた「蜻蛉」の図面をみせた。
「ほう、おもしろいな。坊主が考えたのか?」
「いえ、幻と言われる魔槍を資料をあさって調べました。」
ガークさんは槍を持ってきて、柄をぶったぎって渡してきた。
「ついてこい。」 中庭にでた、結構ひろい。
「バランスを見るから振ってみろ。」
僕は、短槍の女用心棒を思い出しながら舞った。ガークさんだけでなく、
レイさんも目を見開いていた。
「すげーな・・。わかった、普通の短槍と、ちと違うから少し時間が
掛かるが、いいか?」
「大丈夫です。」
「次は、剣か。希望はあるか?」 これも描いてきた。
「ソードブレイカーか・・。色もんだぞ、いいのか?」
「はい、シュリ叔父さんのを見てカッコイイなと思いまして。」
「あれも俺が作ったやつだ。う~ん、坊主は剣に魔力を流せるか?」
「はい、できます。」
「できるか・・ならアダマンタイトで作れば・・。しっての通りソードブレイカー
は相手の剣を折る。相手の剣よりもろかったら役に立たん。素材がない。
いやあるんだが、手に入らない。」
「アダマンタイトですか?」
「そうだ、あれだと折れない剣を作れる。槍にも使えるしな。」
「わかりました、少々時間を下さい。心当たりがあるので。」
「ほんとか!もし、手に入るんだったら相応の値段で買い取るぞ。」
「わかりました。近々またきます。」
「おう、いつでも遊びに来い。」
あれ、気にいられたかな?お菓子作ったらまた来よう。




