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ご。



 王子さまは願いました。


 神さま! もしいるのなら、僕に力をください! これが最後ですから、どうか、お願いします!


 すると、あの不思議な声が聞こえてきて、こう言いました。


 どうして力がほしいのですか?


 高い柵を越えて、城の中へ乗りこんだのです。けれど、広間には悪い魔法使いがいて、到底通れません。彼を倒さなければお姫さまを救うことができません!


 声は言いました。


 まぁ、何てことでしょう! わかりました。あなたに力をあげましょう。


 しかし、いざ力を与えようとした声は困ってしまいました。


 ところで、王子さま。あなたはどんな力がほしいのですか?


 王子さまは答えました。


 魔法使いは火の魔法を使うのです! 魔法の火より強い炎をください!


 声は喜んでその願いを叶えました。

 するとどうでしょう。王子のさまの口許から火の粉が零れ落ち、魔法使いが怯みました。


 ありがとうございます! これでお姫さまを救うことができます!


 王子さまは喜んで炎を吐きました。





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