第1話 村の少年
シールド王国の小さな村「サヤ」に1人の青年が剣を振るっていた。
その青年の名は「ケン」。
幼少期に父親から誕生日プレゼントで剣を授かり、それから毎日のように剣を振るっていた。
村の外れには小規模の森が存在し、ケンが15歳の時に父親の教えで3年間、その森でサバイバル生活をしていた。
そして、18歳になったケンは小さなナイフでも熊を1匹倒せるほどの実力まで成長し、たとえ剣が壊れても素手で圧倒するほどの力を有する程の実力者となり、村では一躍有名となった。
――そんなある日、村が賊に襲撃されていた。
「野郎ども!!視界に入る全てのものを破壊し尽くせ!!(ォォォォォォォ!!!!)」
家屋は燃やされ、逃げる人々を賊は背後から刺殺する。
パニックになる村人たち。
「いやァ!もうやめてェ!!」
逃げ遅れた1人の女性が賊に捕まり、喉元に刃を突きつけられる。
「コイツァいい女だ。新鮮な血をたっぷりと味わえそうだぜヘッヘッ。」
「おい、その人を離せ。」
賊の背後に1人の男が立っていた。
その者の名はケン。
「誰だてm………」
振り向いた瞬間、賊の首が斬られていた。
「大事な人なんだよクソ野郎。」
解放された女性は避難した人々の元へ向かう。
賊たちは次々とケンを囲んでいく。
「仲間がやられたぞ!!あいつの仕業だ!やっちまえ!!」
ケンは周囲を見て、怒りを剣に込める。
「お前らがやったんだな?よくもやってくれたな……大事な場所を……!!」
「お前ら全員……抹殺だ!!」
「敵は1人だ!!殺してトンズラするぞ!!」
襲いかかる賊達をケンは1人ずつ、確実に殺していく。
――そして賊は全滅し、周囲が血の海の中で
ただ1人、ケンはそこに立っていた。




