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ロデンミルの新たな始まり

「ありがとう。パートナー。」


ベルマウルがノクティルの背中を軽く撫でる。


ベルマウルの背後では、エルセリオンの残光の中で塔群の連結体が崩壊していた。


接続を試みていた塔同士が互いに衝突し、既存の接続部にも深刻な構造破壊が発生し、ついにはすべての塔が分離して地上へ落下する。


塔は内部に蓄積された黒い波動を噴き出しながら、まるで空気の海に沈んでいく巨大な残骸のように見える。


魔王の支配によって暴走していたガーディアンたちは、魔王の力が消えると、まもなく都市を守るという基本命令の遂行を始める。


都市へ向かって落下する塔を危険要素と判断し、ガーディアンたちは塔の下に集まって塔が落ちないよう支え続けていた。


だが、セルベインがガーディアンたちに新たな命令を伝える。


ロデンミル内人国ガーディアン管制所から命令を受けることはできないものの、その代わりにセルベインがロデンミル外人国ガーディアン管制所から必要な命令を下す。


塔の質量と数を考えれば、ガーディアンたちが塔の落下を防ぐのは不可能だった。


そのため、むしろ塔が落下した後にガーディアンを都市復旧へ投入するというのがセルベインの判断である。


セルベインから新たな命令を受けたガーディアンたちは、塔から一体また一体と離れ、塔の落下に巻き込まれないよう距離を取る。


「ギャアア。」


だが、黒い啓示たちは黒い波動が消えると、黒い啓示を維持するために必要な魔力が不足し、苦痛に満ちた悲鳴とともに自ら黒い塵となって消え始める。


「勝利だ!」


ナバレス竜騎士団が槍を高く掲げながら歓声を上げる。


「お疲れさまでした。」


ビティアが持つ水晶板からセルベインの声が聞こえる。


「師匠もお疲れさまでした。」


マルザルドの背中の上で、ビティアは水晶板を胸に抱きながら微笑む。


しかし、ロデンミル内人国と外人国の状況は悲惨だった。


特に八つの塔がすべて落下した内人国市街地の被害は大きかった。


八つの塔を元の位置へ戻して再稼働させるのも容易なことではない。


そのため、ロデンミルの復旧にはすべての国の助けが切実に必要であった。


都市復旧を少しでも遅らせている時間はない。


残りはその次の問題だった。


ただし、ロデンミル内人国の賢者五名の生死は不明である。


どこにも内人国の五人の賢者の姿は見えず、内人国の人々にとっては他種族が市内を歩き回る姿に慣れていなかった。


だが、ロデンミル内人国が助けを受けたことは確かであったため感謝の気持ちは残っており、そのため支援を積極的に拒絶することはなかった。


たとえ一朝一夕で感情を変えるのは難しいとしても、それでもすべてのことには始まりがあるものだ。


「ねえ。」


一人の人族の少女が恥ずかしそうに近づいてきて、ビティアに花を贈ると、小走りで急いで立ち去っていく。


「ありがとうございます!」


嬉しい気持ちでビティアは少女の背中へ向かって感謝の言葉をかけた。


たとえ今はこの程度が限界だとしても、いつか顔を合わせる日が来ることを誰もが期待している。


ビティアと少女を見るすべての人々の目には、未来への希望があった。


内人国の人々は、自分たちを代表する五人の内人国賢者が現れることを期待していたが、内人国の賢者はどこにもその姿を見つけることができなかった。


結局、ただ待ち続けることもできない状況であったため、暫定的に外人国の賢者三名がロデンミル内人国代表職をすることになった。


不満がないわけではなかったが、内人国の人々にとっては、他種族が内人国を代表するよりましな選択だった。


その代わり、ロデンミル外人国では初めて人族ではない種族が賢者の座に就いた。


ロデンミル外人国は他種族と交流しながら暮らしていたものの、外人国賢者の座を人族以外の他種族へ委ねたのは今回が初めてのことである。


そのうえ、すでにルクナスも消滅していたため、ロデンミル内人国と外人国を区別することにも意味はなかった。


そのため、公式に内人国と外人国は再びロデンミル議会国という単一国家へ統合されることになる。


精霊エルフ軍団シルヴァル・エルトゥアとドラカン・ナバレス魔族国竜騎士団は、任務を終えるとまもなくロデンミル議会国を去る。


他種族の戦闘部隊がそのまま駐留し続けるのは、ロデンミル議会国に対して礼を欠くことになるからだった。


その代わり、エルフ国と魔族国から都市復旧のための支援物資と人員が送られ始める。


「塔の状態はどうですか?」


セルベインが尋ねる。


「稼働可能なすべてのガーディアンを塔の復旧に動員していますが、塔の損傷があまりにも深刻です。」


ロデンミル議会国ガーディアン管制所へ入ってきながら、アイオレンが首を横に振る。


「都市機能を復旧するには、まず塔を元の位置へ戻さなければなりません。」


セルベインは塔の復旧が先であることを重ねて強調する。


ベルカザード事件から一か月が過ぎたが、ロデンミルでの一日は依然として忙しい。


まるで空の上の戦場が、今度は地上へ移されたかのようだった。


「師匠。話を聞きましたか? 師匠をロデンミル議会国初代議会長に推戴しようという動きがあるみたいです。」


アイオレンがセルベインの表情をうかがいながら微笑む。


「そうですか。アイオレンは情報が早いですね。」


セルベインは興味がないかのように淡々としている。


「今回、内人国の賢者に任命された三人の賢者の方々がおっしゃるには、ロデンミルの再建には象徴的な意味が必要だそうです。」


アイオレンはセルベインの反応を期待しながら、好奇心に満ちた表情を隠そうとしない。


「そんな余裕があるなら、復旧にもっと力を注ぐべきではありませんか。」


セルベインはアイオレンを軽くたしなめた。


「ですが、三人の賢者の意見にも一理あります。復旧への道は依然として遠く、エルフ国と魔族国の支援も引き続き必要な状況です。」


「ですから、エルフ国と魔族国から有能な人物をお招きしました。」


水晶板から目を離さずにセルベインが答える。


「えっ!? もうそこまで話が進んでいたのですか。」


言い合いでセルベインを驚かせようとしたが、結局アイオレンが先に驚く。


「はい。そして、もうお一人はエクスバーク様です。」


軽い言い合いに勝ったセルベインが、勝者の笑みとともに三人目の人物の名を口にする。


「エクスバーク様。エクスバーク様。えっ?まさかあのエクスバーク様ですか!?」


アイオレンはどこかで何度も聞いたことのある名前を二、三度口にしてみて、記憶の中のある人物を思い浮かべる。


「ええ。アイオレンのその考えで合っています。」


セルベインが笑う。


「ドワーフ王国グラウムバルが、この要請を許可したというのですか?」


アイオレンは信じられないという目と信じられないという表情を同時に見せながら驚いている。


「はい。」


セルベインは逆にアイオレンの表情の変化を楽しんでいる。


「整理すると、ドワーフ王国グラウムバルのドランドラン・ブロンズストーンアックス・ドワーフ王が、エクスバーク様をロデンミル議会に派遣したというのですか?」


アイオレンには理解できない。


「はい。その通りです。」


セルベインは簡潔に答える。


「エクスバーク様はドワーフ王のご兄君ではありませんか。ドワーフ王国でも大きな仕事をされている方ですよ。」


国家の重要人物を他国へ送るにも程があるものだ。


ドワーフ王国における最上位の実力者であり、国家の最高権力者でもある人物を、自国より優先して他国へ送ること自体が常識ではなかった。


そんなことはないだろうが、もしロデンミル議会国が悪意を持ってエクスバークを人質に取ったなら、その問題は極めて深刻である。


「なんということだ! どうしてこんなことが起こり得るのですか。これは間違いなく師匠が強要したのです。」


結局アイオレンは、理性的な妥協点としてこう言った。


「いいえ違いますよ。エクスバーク様の方から先に話を持ち出されたのですし、エクスバーク様の意見に従って、ドランドラン・ブロンズストーンアックス・ドワーフ王がすでに国内事情もすべて整理されています。エクスバーク様は今ごろ復旧要員を率いて、ロデンミルにほぼ到着しているはずです。実はロデンミル議会国の方からお迎えしようとしたのですが、現在は魔力不足のため、来賓用宿舎をいかなるものも運用できません。」


セルベインがアイオレンに親切に状況を説明する。


セルベインが語ったエクスバークという人物は、愉快な性格を持つ最高レベルの冒険者であり、ドワーフ王国の首都にある冒険者ギルドのギルドマスターでもある。


そしてまた、最高レベルの都市建設工学職人でもあった。


「師匠。私は最近、この世界がどうなっているのかさっぱり分からないんです。」


アイオレンは依然として状況を受け入れられない。


「さあ、早く塔の復旧支援に行ってきてください。ガーディアンたちだけが忙しく動いていてはいけないでしょう。」


精神的にさまよっているアイオレンをなだめながら、セルベインはアイオレンを再び仕事場へと送り出した。

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