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第3話:甘くて騒がしい四晩の特訓

林一寿に500本のシュート特訓をする計画を立てた。四晩かけて。


初めての夜、私の教え方が悪かったのか、彼のシュートは全然ダメだった。おかげで私はコート中を走り回って、ボールを拾っては彼に渡す。30分も経った頃には、もう汗だくだった。近づいてくる林一寿に、私は思わず叫んだ。


「近づかないで! 汗くさいから!」


「なんでだろう……正直言って、君の汗、すごくいい匂いがするけど。」


まさか、そんな答えが返ってくるとは。


「あんた、変態!」


私はすぐに背を向けた。口元が緩むのを彼に見られたくなかったから。でも、彼の汗は他の男子みたいな嫌な匂いじゃなかった。


そんなこんなで初日は100本打って、入ったのはたったの5本。


二晩目。フォームはもう問題なかった。ただ力加減をもうちょっと調整すればいいだけだった。なのに私はわざと彼のフォームを直そうとした。一つはコーチとしての権威を見せるため。そしてもう一つは……彼と親しくなるチャンスだから。


問題は、彼が私より頭一つ分も背が高かったことだった。フォームを直そうと近づいたとき、何度か私の胸が彼の体に触れてしまった。彼も気づいたみたいで、体がビクッと逆の方向に引けた。


「動かないで。そのままで。」


私は全然気にしていなかった。それよりも、彼の照れくさそうな顔が好きだった。


この日は大きく進歩した。120本打って、15本入った。


帰り際、林一寿が言った。


「このスリー、他の男に教えちゃダメだよ。」


「なんで?」


「だって……だってこれは僕の秘技だから。他の人も知ってたら、僕の優位性がなくなっちゃう。」


三晩目。父さんが早く帰ってきて、私たちが練習しているのを見た。なんと自分が直接林一寿に教えると言い出した。私は仕方なく、ただ見ているだけだった。


この晩は、二人で150本打って、なんと45本も入った!


四晩目。特訓は学校でやることにした。昨夜父に教えてもらった彼は、かなり安定していて、もう私が気を遣う必要はなかった。でもコーチとしての権威を維持するため、そしてもう一つ別の理由のために、私はやっぱり彼のフォームを直しに行くことにした。


ところが、そこでアクシデントが起きた。


彼の手元を直そうと近づいた時、彼は私に気づかなかったらしい。跳んだ勢いで「ドンッ」という音とともに、彼は私を弾き飛ばしてしまった。


私は後ろに倒れそうになった。でも彼は素早く反応して、私を引き寄せた。その勢いで、私たちはほとんど抱き合うような格好で、その場で半回転した。彼の右手は私の左手を掴み、左手は私の腰の後ろに当てられていた。その時初めて知った。彼がこんなにたくましくて、腕の力もすごく強いんだ。


お互いの息遣いが感じられる距離で、私はそっと目を閉じた。


彼の次の行動を、待っていた。

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