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白いごはんの上に、ふりかけがちょちょっとかかって、
朝つくった玉子焼きとウインナー。
あとはつくり置きをてきとうに。
脇役に金時豆とたくわんも。
さて、食べるかな。
ぱんっ
あ、しまった。
いただきますのとき、手を合わせるのだけど、
いつものくせで、音を出してしまった。
気持ちいつもより大きかったように思い、
ベンチの後ろでライフルを構えている男を、
なんとなく振り向き、確認してみる。
高い集中からだろうか、男の様子に変化はなく、
安心し、私は、食べはじめた。
玉子焼き、ごはん、ごはん
ごくん
ウインナー、ごはん、ごはん、ごはん
ごくん
ほうれん草のごま和え、ごはん
ごくん
玉子焼き、ごはん
ごくん
ウインナー
と、そのとき、
―おいしっスか?
声がした。
ウインナーを口に運ぶ途中で、私はその動作を止めた。




