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:3

見回してみるのだけど誰もいない。


―おいしっスか?


また声がした。

どうやら、後ろの男からのよう。


―ええ、まあ


不意を突かれ、マヌケな返答になってしまった。


―いっスねえ


―い、いえ、たいしたものは入ってないんですけど


普通に答えてしまってるけど、はたして、いいんだろうか。


―白メシにふりかけ、玉子焼き、ウインナー、ほうれん草のごま和え、あとは、金時豆とたくわん、っスか


―え、当たってます


―へへっ


―すごい、すごいです


―いえいえ


―こっち見てないですよね、なのに、なんでですか?


―わずかなにおいと咀嚼音、っスかねえ


―へえ、ほんとすごいです


―いえいえ


―職業柄、ですか?


―まあ、そんなとこっスねえ


ときどき出てくる軽い受け答えが、殺し屋には似つかわしくない。

殺し屋らしくない男に、けれど私は、普通に感心してしまった。





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