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魔法少女はおむつが必要だなんて聞いてません!  作者: 062
第4章「魔法少女ワールドカップ編」

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第97話「ガールズ?トーク」

「勝者、真琴女史!」


エリザード女王の言葉で私は勝利した。

セラフィナさんはその直後に限界を迎えた。


「使ってください」


自分のリュックから予備を取り出してセラフィナさんに渡す。


「持ち歩いているって事はもしかして、あなたも?」


セラフィナさんが聞いてくる。私はスカート裾を持ち上げてそれを見せる。


「試合中、気になったんです。あなたの言葉。日本では常識です。『魔力』は体内に取り込む時に『水分』も取り込んでしまう事。そしてそれは魔力量に比例する事」

「つまりは日本では『おむつ』が強者の証だと?」

「いえ、日本では『標準装備』です」


その言葉にセラフィナさんだけでなくエリザード女王も驚く。


「真琴女史、聞き捨てならんな。日本では魔法少女におむつが必要なのか?」

「はい。『ビースト』が強力なので、強大な魔法を使った結果、そうなります」

「つまり、真琴女史は『特別』ではないと?」

「はい。本来、さくら先輩がビギナーの部で出場予定でした。昨年6月に魔法少女になったと聞いてます。こちらの出場規定が9月だから、私が急遽、出場しています。次回の4年後、私は出場できないと思います。先輩方の足元にも及びませんから」


その瞬間、今までの人生で最大限の殺気を感じる。


「『ユニオン・ジャック』!」


光とかビームのような魔法。それが私に当たる。


だが、それだけだ。


「え、エリザード女王、これはいったい?」

「私の持つ最大級の攻撃魔法だ。それを真琴女史は常に防御できる。

それでも、国の代表すら危ういと?」

「はい。だって、さくら先輩は実は年齢的に私の1つ下ですもの」


そこに割って入るのはセラフィナさん。


「ちょっと待って!マコト、あなたは常時『盾』を展開してるの?」

「はい、そうですけど?」

「わたし、どうやっても勝てないじゃない!」


10代女子2人と90代の女王の会話はいつまでも続きそうだった。


『ちょっと、エリザード女王!早く戻らないと、『不戦敗』にするわよ!』


なぜか『テンペスト』からマリアさんの声がした。


「おおう、すまん!すぐに戻る」


そうだった。あの女王はこれから戦うのだった。


エキスパートの部、準決勝戦。


日本(藤原さくら)×欧州の工業国(ユンゲラ=メルケン)


連合王国(エリザード4世)×ロクライナ(N)


午後からの対戦カードだった。

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