↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔法少女はおむつが必要だなんて聞いてません!  作者: 062
第4章「魔法少女ワールドカップ編」

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

116/297

第89話「ドンロンの休日②」

小さなベーカリーでパンを買って朝食を済ませ、私とアシュリンは地下鉄に乗った。


連合王国博物館。


「ベタだけど、ここは外せないの」


アシュリンの言葉通り、観光名所だけあって人が多い。ちょっと興味があったミイラの展示はあきらめて、日本ブースに入る。ちょうど『浮世絵』展をやっていて、外国で初めて、北斎とか東海道五拾三次なんかを見た。


「真琴、日本って今もあんあ感じの場所があるの?」

「あはは、ないよ。あ、でも京都にはあるかも。『映画村』とか」

「そうなんだ。

それじゃ出ようか?ランチ行こ?」

「え!まだ2割ぐらいしか見てないよ?」

「それがいいのよ。『また、来れば』いいじゃない?」


そう言ってアシュリンは歩き出す。


「ここがランチ?」

「そ、『セントベリーズ』。ここでミールディール買って、公園で食べよ」


そう言ってアシュリンはサンドイッチを冷蔵ケースから取り出して、ポテトチップスを手に取る。それとよくわからない炭酸飲料らしき飲み物を買っている。私も似たようなものを買う。

セルフレジで代金を支払う。4セント、思えば連合王国に来て、今日まで現金で支払いしてなかったなと思う。なぜかニヤついてしまう。


近くの公園に移動して、ベンチに座る。紙袋からサンドイッチを取り出して、パッケージを破りながら、アシュリンが言った。


「この公園、リスに注意して」


その言葉に私は思いっきり炭酸飲料を吹き出した。それを見てアシュリンが心配そうにこちらを見る。


「大丈夫?」

「うん。私の日本での先輩グループが『りす組』なの。私は『うさぎ組』」

「へぇ、『ラビット・グループ』……なんだか保育園みたいね!」


また、むせた。


「けほっ!そう……私の担当エリアは事務所が元・保育園なの。グループ分けはその名残りよ」

「あはは、だから1回戦、おむつなんて持ってたんだ!」


ああ、そうだった。1回戦、あまりの恐怖にアシュリンは『おもらし』した。だから私はおむつを渡した。でもよく考えるとこれはおかしい。


そう思って、アシュリンと魔法少女の国の違いを色々と話す。


「魔法少女におむつが必要だなんて聞いた事ないわ!」


アシュリンが本当に驚いて言った。


♦︎♦︎♦︎


同じ頃。ドンロン市街。


タイムズ川と時計塔『ビック・クロック』。

ドンロンに流れる『時間』を象徴するような2つを同時に眺められる穴場スポット。オフィスビルの2階テラスで『鉄の女』ユンゲラ=メルケンと水田マリが話をしている。


「本当なの?日本の魔法少女はおむつが必要だなんて!」


別の場所で異なる2人が同じような声をあげた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。