↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔法少女はおむつが必要だなんて聞いてません!  作者: 062
第4章「魔法少女ワールドカップ編」

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

110/296

第83話「ヴィラン」

自由の国、ニューアーク市。ロームフェラビル。


フランク=ロームフェラは決断する。


「これは『ホワイト・ロック』いや、我が『ロームフェラ財団』に対しての宣戦布告に等しい。相手の『空売り』を利用して、利益を得る。市場は資金がある方が強者なのは自明の理である。ただちに実行せよ!」

「了解です。『Winx Club(ウィンクス・クラブ)』も支持しています」


その時だった。


「『誰か』の正体が判明したかもしれません。『人民の国』のサーバーをはじめとして、100ヵ国にフリーで使える投資AIが無料でアップされています。その名も『トリクシス』!」


女性部下がその報告で気づく。


「なるほど……はじめからヒーローを倒すための『ヴィラン』として設計されたAIって事ね……」


♦︎♦︎♦︎


東京都千代田区霞ヶ関、文部科学大臣室。


「周首席、お待ちかねの『バーゲンセール』が始まりました。買う時は送付した『トリクシス』というソフトを使ってください。『ホワイト・ロック』の売りに合わせて買えるようになっています。お約束の『あと1000年の繁栄』に必要な企業。存分にお買い求めください」


淡々と『フェイズ3』が始まった。

電話の向こうで『隣の大国』こと『人民の国』の周コンペイ首席が上機嫌に言う。


『ありがとう、佐藤ゆりあ女史。早速、昨年、圧力に負けて売却した『トック・ティック』の売却先、『スモールソフト』でも買おうか!』

「いいですね。我が国は半導体『エム・ぺディア』にしましょうか。熊本の第2工場の建設も止まっていると聞きますし……」

『『コイルモータース』を含む、『Z』社もいいな。我が国の『YBD』と合わせてEV市場を席巻できる!』

「こちらは『ナイル』ですかね。ああ、でも『ネズミー』もいいなぁ〜。いいや!両方買っちゃえ!」


楽しい『お買い物』は続く。


「あ!忘れる前に『ゼネラル・オイル』も。と」

「はは、ゆりあ女史。あちらに対する意趣返しだな!」

「ええ、我々は『ヴィラン』ですから」


♦︎♦︎♦︎


ニューアーク市。ロームフェラビル。


「おかしい……『空売り』しているのに値段が下がらない」


役員が不思議そうに首を傾げる。


「つまり『誰か』が買い支えている?」

「ありえないだろう?こちらの運用額に匹敵する存在などないのだから」


そのやりとりを聞いていた、フランク=ロームフェラは失態に気づく。


「その『誰か』はこの状況を待っていたのだ!我々が『空売り』ポジションを取るのを!」


ロームフェラの優秀な部下はそれで気づく。

自らの絶望的状況に。


「と、いうことは買い戻す(ロスカットする)と『反発』どころか『急騰』する」

「しかも1回サーキットブレーカーが発動済みなので、再度サーキットブレーカーが発動し売買不可能に陥る」


ロームフェラ財団、その中核のホワイト・ロックが佐藤ゆりあの『魔法』にかかった瞬間だった。


そして、その『魔法』を解除する方法は存在しなかった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。