ガンダム無双 〜翔べ! モビルスーツ〜
もうひとつ、エリア制という、よく分からないシステムも存在します。ステージが複数のエリアに分割され、それを制圧しつつ進軍しなければならないのですが、それがゲーム的にどう機能しているのか、もっと言えば面白さに繋がっているのか、甚だ疑問です。恐らくエンパイアーズのシステムを採用したのでしょうが、純粋な陣取り合戦ではない本作にこのシステムはどうも合ってません。むしろバランスを悪くしているような、そんな印象しか受けませんでした。
……等々、作品のアラばかりが目についてしまいます。これもキャラゲーの宿命でしょう。他メディア作品のゲーム化はどうやっても万人受けしません。ファンによって作品に抱くイメージはまちまちですから。
ガンダムゲームとしてはカプコンのVSシリーズの方が筆者的には正解でした。起伏に富んだ山岳地帯で敵輸送機を待ち伏せるミッションとか、水中で戦ったりとか、量産機で活躍するとか、MSでやりたいことが詰まってます。ただ、難易度が高いので筆者はあまり楽しめなかったのですが。
では、無双にすれば面白いのかというと、そうとも言い切れない。キャラゲーって本当に難しい。あっちを立てればこっちが立ちません。
ただ、このガンダム無双スペシャル、ガンダムゲーム的に楽しい部分もないこともないのです。MSは重量感のある動きをするのですが、いざ、急がなければならない時はブーストダッシュしたり、機体によっては飛行形態に変形して現場に急行することができます。これがなんか楽しかった。なんで楽しいのかまでは分かりませんが、筆者的にはツボだったようです。理由が分かればゲームクリエイターになってます。
強いて考えるなら、飛行はゲージが続く間だけしかできません。しばらく飛んだらリロード、というシステムを踏襲。これはVSと同じなのですが、マップの広さが比較にならない無双の方では飛行が移動手段として機能していたからでしょう。また、変形しながら浮き上がり、着地するときも滑らかに変形。これが視覚的にも気持ちよかった。こういう部分を作り込んでいった方が、楽しいゲームになったような気がするのは素人考えでしょうか。
また、MSのビジュアルにもモノ申したい。無双のMSは作りたてのガンプラのようにキレイです。一方、一部の他作品ではMSをあえて汚してます。特にジオニックフロントのMSのミリタリーっぽさは戦車を想起させます。ま、これも個人的な感想に過ぎないので、どちらがいいと言えるものでもないのでしょうが。




