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最終話 ガーベラが伝えた真実

蔦葉つたばくん曰く 私達は 『人』ではなくなったらしい。


年も取らないって。 不老不死ってやつか。


少しづつ老化して行くらしいけど 数千年たっても 生きてるって。


原始人がまだ生きてる感じかな。 恐ろしいわ。


真面目に働けば働くほど寿命は伸びるらしい。 全く働かなかったやつは いつの間にか消えたって。


私達の仕事は 植物を守ること。


守るっていったって 雨を降らせるとかじゃない。


植物の愚痴を聞いたり ストレス解消係だって。


蔦葉つたばくんは この地区のリーダーで うえから 私を 幽霊にするように言われたらしい。


そもそも 蔦葉つたばくんは 見えちゃいけなかったけど 私が見つけてしまったから 記憶を改ざんしたとか。


そして 私が幽霊になったから さらに記憶を改ざんしたらしい。


幽霊ってすごいよ。 記憶弄れるんだから。


幽霊じゃないって 蔦葉つたばくんは言ってたけど 幽霊じゃなかったら なんだって言うんだ。


プネウマって言うらしいけど。


意味は精霊だって。 幽霊とたいして変わらない。


だから 私は幽霊でいい。 蔦葉つたばくんは プネウマ。


ほら 万事解決。


あと プネウマに選ばれた理由は 失恋だって。


相談に乗るには 経験が大事だから。


もう一つは 生まれつき決まってたんだって。


私の家族と 血のつながりは無いとか 言わなくてよかったのに。


余計な事を。 確かに あまり似てないってよく言われてたけど。


おばあちゃん似だからって 言い訳してたのに。


もう 『人』には戻れないから プネウマとして がんばって行くしかない。


確かに 幽霊が生き返ったら怖いもんね。


さあ 早くも 明日から仕事だそうで。


頑張るよ。 私は。


★悲しみ 希望 神秘

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