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龍の血を引く者  作者: また太び
10章 龍族の侵略(続)
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お祭り

次の日の修行終了したお昼頃、紅哉は女子の様子がおかしい事に気付いた。



「なァ俊介、今日何かあったか?」


「ん?ん~………なんかあったか?」


「いや、分からないから聞いているんだが…」


「直人は?」


「俺も分からないっすね。なんでだろ」



トイレで男子仲良く連れションしていると直人も加わり、しばらくぼーっと3人で考える。


結局答えは出なかった。



「雅文出かけるのか?」



トイレから出てくるとスーツを着た雅文と出くわした。



「あぁ、ちょっとね。今日は海のテーマパークのお祭りだから、僕も出席しないといけないんだ」


「そう言えば今日は祭りだったか」


「忘れていたのかい?全く紅哉と言ったら…………少なくとも瑠璃君と豊姫君は君のお誘いを待っているようだよ」



では、行ってくる。と言って雅文は出かけて行くのを見送ると、紅哉は祭りの事を俊介と直人に尋ねてみた。



「だそうだ。お前ら知っていたか?」


「ん~……遊佐さんがそんな事を言っていたような気もした」


「俺も耳にしたような気もするっす」


「二人は行くのか?」


「あ~夜っすよね。最近は大分特訓にも慣れて来た事だし、考えておくっす」


「俺も眠くなかったら行くぜ」



俊介は欠伸をしながら自室に戻って行った。



「で、先輩は瑠璃先輩と豊姫先輩のどっちと行くんすか…?」


「何を言っているんだ?二人一緒に決まっているだろう」


「涼しい顔で二人一緒と言った紅哉先輩に俺一生頭が上がらないかもっす…」


「そういうお前はどうなんだ?」


「お、俺っすか?俺にそんな相手いませんよ!」


「相手がいない?んなの既に……いや、まぁお前がそう言うなら別にいいか。俺が口出しする事じゃないしな」



紅哉は直人の肩を叩いて俊介同様一眠りするために部屋へ戻って行った。

残された直人は暑さに負けじと鳴く蝉の鳴き声を聞きながら紅哉の言った言葉の真意を考えていた。



紅哉は花火の音で目を覚ました。



「何時だ……」


「夕方の5時よ。ほら、二人とデートでしょ?今日はアタシがニルの相手してるから楽しんできなさいな」


「悪いな。お土産にリンゴ飴を買って来てやるよ」


「ふふ、期待しているわ」



椅子に腰かけて本を読んでいるヴリトラに紅哉と一緒に寝ていたニルを任せて彼は部屋を出る。



「さて、二人はどこかな……っと、いたいた」



階段から降りると、そこには緊迫した雰囲気を纏う瑠璃と豊姫の姿があった。



「なァ、これか――――」


「どうしよう豊姫ちゃん……紅くん起きて来ない…」


「祭りの事忘れちゃっているんですかね…」


「いやいや、忘れてないから」



二人の間に入って紅哉は苦笑いをする。



「紅くん!」


「紅哉くん!」


「今起きたんだよ。瑠璃、神龍は?」


「今日は置いてきた!後でニルちゃん達と遊ぶってさ」


「そうか。これで余計な邪魔は入らない」


「紅くん水着持ってきた?」


「水着?」


「ここのテーマパークは室内でお祭りをするんだよ。だから水着じゃないと入場出来ないの」


「あぁ、なるほどな。ちょっと取ってくる」



テーブルには瑠璃と豊姫の水着が入ったバッグが置いてあり、紅哉は自分の物を取りに自室に戻る。



「忘れ物?」


「水着をちょっとな。あそこ水着がないと入れないっぽいんだ」


「なるほど。気を付けて行ってくるのよ」


「何もないと思うけどな」



紅哉は自分の水着が入ったバッグを見つけるなり急いで部屋を飛び出して行った。



「慌ただしいわね」



嵐のように去って行った紅哉を見ながらヴリトラはそう呟いた。



「待たせたな。んじゃ行くとするか」


「おー!」


「お祭り楽しみだね」



3人は仲良く出発した。

それを見ていたカケルと朱音は隣に座る舞香を見る。



「なによ。誰も嫉妬なんかしてないわ」


「あたし何を言ってないんだけど、舞香叔母さん」


「俺も何も言ってませんよ、舞香さん」


「あなた達私の事をからかっているの?ニヴルヘイムで凍てつかせるわよ」


「で、舞香ちゃんは行きたいの?」


「別に私は遠慮しておくわ。ここ最近お兄様は頑張りすぎていたからね。少し気分転換させるには良い機会だと思っているの。だから、そこに私が加わって邪魔するのは流石に気が引けるわ」


「ほえ~。ちゃんと考えていたんだ」


「朱音、ゲンコツ欲しい?」


「うわーん!舞香ちゃんが殴ったァ!龍人だからって遠慮を知らないよ!この人!」


「あぁ…よしよし。ていうか、今の完全に自業自得だと思うんだけど…」



カケルに泣きつく朱音を見て舞香は鼻を鳴らす。



「まぁ舞香さんは紅哉さんの妹ですし、変な感情抱かない方がいいですよね」


「カケルもなのね。あなた達私に殴られたいの?」


「いっでぇええ!?な、なんで!?この人インドアじゃなかったのか!?聞いてた話と違うぞ豊姫さん!!」


「うわあああん!また殴ったァ!!頭の龍角欠けちゃうよ!!」


「ちっ……なんか感触がおかしいと思えばあなた角生えていたのね。圧し折ってやりましょうか。いや、そんなに小さいなら無理ね。よし、引っこ抜く」


「や、やめてよおお!ホントに抜く気!?嘘でしょ!?」


「舞香さんブレイクブレイクブレエエエエエエイク!!!!」



青筋を立てている舞香が掴むのは朱音のヘッドレスに隠れている小さな角。

流石に見ていられなくなったカケルは痛む頭を抑えながら二人の間に割って入る。



「あなた達今度から私に使う言葉気を付けなさいよ」


『はい…申し訳ございませんでした…』


『カ、カケル君が舞香ちゃんを苦手とする理由が分かった気がする…』


『だろ…?舞香さんは怒らせると本当に手加減ってものを知らないんだ…』


「聞こえているわよ」


『ひい!!』



未来人二人を震えあがせる舞香は立ち上がると二人を見下してこう言った。



「私が良いって言うまで正座してなさいよ」


『は、はい!!』



そこから舞香の苛めが約2時間続いたことは誰も知らない。


最近PCの調子が悪くてですね、どうも起動が遅くてイライラしてしまうのです。

新しいPCが欲しいのですが、お金がなく仕方なく使っているのです。まぁ正直壊れてしまったら物凄く焦ると思いますけどね。このPCがなかったらレポート書けませんし、調べ物もできない。ネトゲもできない。

あれ、私PC依存しすぎ……ええ、そんなこととっくの昔から知ってましたよ……

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