3話 私、検証してみる。
山に捨てられたが、とりあえずどうしようか。
何か考えておけばよかったな。
色々と考えてみた結果、とりあえず、私は不老不死の性能を試してみることにした。
試しにその辺の崖から飛び降りてみたり、
鋭くした木の枝で腹を掻っ捌いて、内蔵をその辺に投げ捨てたり、
明らかに毒がありそうなヘビに、自分を噛ませてみたり、
そのヘビを食べてみたり。
………そんな、かなりグロテスクな検証が終わってわかったことは、
あらゆるダメージは受けた数秒後に回復するらしい。
そして、毒の類は効かないらしい。
最後に、痛みは全然感じるようだ。
痛みを感じるのは普通に辛いので、適当に祈ってあの女に良い対処方が無いか聞いてみよう。
……あの真っ白い空間だ。
「3年ぶりですね〜」
「それはどうでもいいけど、痛覚ってどうにか無くせないの?」
早速聞いてみる。
「出来ないですね〜、痛覚があったほうが、私が面白いので〜」
「くたばれクソアマ」
「くたばれだなんて、ひどいです〜」
「とりあえず帰るわ」
「またいつでも来てね〜」
そして、視界が暗転すると、山の中に戻っていた。
痛覚をどうにか出来ないなら、慣らすしか無いか………。
私は、痛みに慣れる為に、自分を炙りながら自分の爪を剥がしたり、
腹を開いて、内蔵を再生するたびに引っ張り出すなどの、セルフ拷問を10年ほどやってみた。
"なぜか"、10年やってもちゃんと痛い。
もっと早めに切り上げておけば良かったな。




