2話 私、捨てられる。
異世界に生まれてからの3年間は、テンプレすぎた為、省略させてもらう。
3歳の誕生日に、私は鑑定の儀の為に、教会に連れて行かれることになった。
この世界では3歳の誕生日に各ステータスや、魔法の適正などを鑑定する鑑定の儀に行く決まりらしい。
「良い適性があると良いな、フルス」
そう言ったのは、私の父親だ。
ちなみに、フルスというのは、私のこっちでの名前だ。
そして、私たちは教会に到着して、早速鑑定の儀を執り行ってもらった。
「……全ステータス、1だと………? それどころか、あらゆる適正が最低じゃないか…………」
父は、私のステータスと適正を聞き、とても失望しているようだった。
「フルスよ、ステータスや適正がこの世の全てじゃないんだ。あまり気にしすぎない方が良いぞ。そうだ! フルスや、山菜でも取りに行かないか?」
家に帰ると、父は唐突に、私に山菜採りにでも行こうと提案してきた。
そういえば、前世も似たような経験をしてたな……今世でも捨てられるのか。
またかよ。
私は、承諾することにした。どうせ私は不老不死だし。
そして、山菜採りに行き、山の中で父は全力で走って逃げていった。
流石に人としてどうかと思う。
こうして私は、捨てられた。
3歳にして、一人暮らしデビューである。
「もう少しくらい親の脛齧っていたかったな」




