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1話 私、異世界転生する。

 処女作です。

 拙い文章ですが、どうかよろしくお願いします。

 全体的に短めの話が多くなります。

 私、有栖川涼子は現在、居眠り運転をしているミキサー車に轢かれそうになっている子供を助ける為に、自分が轢かれるという、かなりテンプレな状況に陥っていた。


 私はこれまでも、似たようなことは何度かあった。

 だが、ミキサー車に轢かれるのは初めてだった。

 流石に頑丈が取り柄の私でも、ミキサー車は荷が重かったようだ。


 どうやら頭が潰れたらしく、何も見えないし、何も聴こえない。

 呼吸が出来ない。

 骨とかいっぱい折れてそうだ。この痛みは多分50本くらい折れてるな。

 肺には折れた肋骨が刺さっている。

 死んだら、あの車の運転手は絶対呪おう。


 などと考えているうちに、私の意識は深い闇の中に沈んでいった。


 ………私は死んだ。


 ふと、目が覚める。


 そこには、ただ真っ白い空間がどこまでも広がっていた。


「テンプレみたいな死に方しましたね〜。流石の私も、テンプレすぎて笑っちゃいましたよ! 頭とかめっちゃ潰れてるし、めっちゃグロテスクで面白かったですよ! ちなみに折れてた骨の本数は56本です! 大体合ってましたね〜。ちなみに、あの運転手はあの後その辺の壁に衝突して、死んでましたよ〜、良かったですね〜」


 不意に背後から声がかかる。

 振り向くとそこには、ゆるふわな雰囲気を醸し出す、神話とかにありそうな服装の金髪碧眼女が立っていた。

 てか、人の死に様を笑うんじゃないよ!

 それはそれとして、あいつが死んでて良かった。

 ミキサー車で居眠り運転する馬鹿は死んで当然だよ。


「もしかしてここって死後の世界とか?」

「そうですよ〜」


 涼子が尋ねると、女は肯定した。

 この感じだと、チートスキルでも貰って異世界にでも放り出されるのだろうか?


「これって異世界転生とかしちゃう感じ?」

「話が早くて楽ですね〜。そうですよ〜」


 どうやら本当に異世界に放り出されるようだ。


「あなたにはユニークスキル『不老不死』を授けるので、The テンプレ的異世界で無茶苦茶やっちゃってください! 私は暇なのです! 前回の転生者はたったの500年で自分から死んじゃったのであなたはもう少し生きてくださいね!」

「不老ってあるけど、これ0歳の状態で止まるとかは流石に無いよね?」

「不老とは言っても、丁度いい年齢までは成長しますよ〜」


 どうやら私は、暇潰しの為にテンプレな異世界に飛ばされるらしい。


「多分大体どうにかなると思いますし、わからないことがあったら、祈りでも捧げてくれたら大体教えられますので、早速行きましょ〜!」

「あんま自分の死に様笑ってたやつに、祈りとか捧げたくないなー」


 その瞬間、私の視界がブラックアウトする。


 目が覚めると、視界には知らない天井が映っていた。


 どうやら本当に異世界に転生したらしい。

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