第五話 『会議』
目覚まし音とともに目を覚ます朝……同時に外から蝉の鳴き声が響く夏、部屋の中は蒸し暑く夏というものは実に嫌なものだ。
……と起き上がろうとした時何か違和感を感じた。
体が重い、まるで重りを体に縛り付けたようしっかり絡み付いてなにやら重りから体温らしき熱が発している……いや重りなどではない、これは―――――
「うぉいっ女神ぃ! 朝っぱらから何してんのさ!」
『ふふふっ私をいじめてくれるまで話しませんよぉ~』
ぎゅっとさらに硬く絡み付けてきた。
くっそめんどくせぇ……そして厚い熱中症になりそうだ。
「てかさぁ学校遅れんだけど」
『いいじゃない……一日ぐらい休んでも、そのかわり楽しみましょうよ、ねぇ? せっかく拷問グッズ買ったんだもん試しましょうよ! ねっねっ!』
「お前……買ったのか」
どうりで昨日の帰り途中からいないと思ったら一人で拷問グッズ買いに行ってたのかよ、
『何から試します? あっそれとも脱ぎましょうか?』
「やめれよ……朝からそんなもん見たくねぇよ、いやてか朝じゃなくても見たくないけど」
『ぶーっひどい!』
ひどいのはどっちだ、状況的に僕のほうが絶体絶命にあってるだろ!
「―――分かった。 いじめてやるからまず離してくれよ」
『ほ、本当ですか!? 嘘じゃないですか!?』
「アー ウンウン ホント ホント ダヨー」
『えへへー分かりましたぁ~』
と簡単に離れてくれた。
―――ちょろいん
ふぅとため息ついて流れた汗を拭く……
『で、で! どんな事します!?』
「ソダナー……先にネタバレすんのもアレだし一分ほど目瞑ってくれるか? 準備してくる。」
『はぁーい』
元気な返事をした女神は目を瞑った。
あっというまに一分経った、女神はキラキラした目を開くとそこにあったのは無人の部屋だった。
そこには拷問グッズすらなかった。
――――――――――――――――
女神が目を瞑っていた隙を見て僕は秘伝『早着替え』で制服に着替えとっさに鞄を持ちすぐ家から逃げたした。
だが朝飯を食うのを忘れていた、いや食う暇はなかった。
「くっそー……毎日毎日まいるよ……ん?」
目の前に見覚えのある姿があった。
「あっ颯太君おはよう?」
「あぁおはよう」
どうやら真中さんと投稿時間が合ったらしい。
「ねぇ颯太君昨日の事なんだけど……」
「あー……ごめん何も言わずに帰っちゃって…」
昨日は散々な目にあったからなぁ…さすがに真中さんに話す訳にもいかない。
しばらくすると学校が見えてきた、すると昨日聞いた転校生の大きな声が聞えてきた。
「ミーちゃんおはよーうっ!」
「あっスー君っ!」
知り合いだったのか昨日の熱い転校生と、にしても朝から大きな声だすなぁ……。
「んぁ……君は確か俺と同じクラスの人だよなっ昨日も自己紹介したけど改めて言うぜっ! 俺は松坂勝だよろしくなっ! えーと……」
「僕は佐崎颯太だ」
と握手を交わした。
「颯太っつーんかよろしくなっ」
「よかったねスー君っ昨日友達ほしいって言ってたもんね」
「おうよっまだこの学校じゃぁ一人もできてなかったしなー颯太が一人目って事だぜっ」
なんか気づいたら友達になっている……まぁけど松坂君は見た感じも性格も普通そうだし一般よりはマシだな、
僕はそのまま真中さんと松坂君と共に教室に向かった。
――――――――――――――――
天界では、今大きな騒ぎが起きていた。
大きな広場にてそこに偉い神々が中心に集いその周りには天使達がざわざわと集まってくる。
『おいっ……嘘だろ?』
『そんな事がどうして!?』
広場にいた幸福神はあわあわしていた。
『あっあのぅ~どいてくださいぃ早く|天界城に向かいませんとぉ……どいてーーーーっ』
『おい幸福神よ、早くしなければ……仕方がない、掴まれ』
『こ、後神さぁんはいぃぃぃ』
手を差し伸べると幸福神がつかまり、大きな翼を広げ突風が起き天使達が気づいた頃には一瞬にして大空へと飛び立っていた。
幸福神は目をぐるぐるさせ情けない悲鳴を出していた。
『幸福神よ……これぐらいで根をあげるな、またまだ早くなるぞっ』
『ちょっ……ふぇ~~~~~~~~~~~~~~んっ』
あっという間に天界城に到着した神々はすぐに会議場へと向かった。
幸福神はフラフラし後神の肩に掴まりながら到着した。
『おい、着いたぞ』
『ふぇえん?』
そこには多くの神々が集っていた。
・多くの者を不幸にする『貧乏神』
・人間界を照らす『太陽神』
・闇を生む『闇神』
・神を面倒を見ている『改神』
・天界の平和も守る『和神』
などなど……天界で名を知られている有名な神がこの会議室にいた。
『どうやら全員揃いましたね』
『はわわ~すごいですぅ』
『でははじめましょう……これからの天界についてをね……』
そして天界の一大事の会議が始まる――――――。




