第四話 『復讐の訳』
ズゥゥゥゥンと大きい音が病院から音が聞える、すると病院の前に颯太とエールがワープしてきた。
『はぁはぁ……気持ちよかったぁ』
「今はそんな場合じゃないだろ! 幸さんとナースは……!」
颯太が見た光景は、木が切り落とされている庭そして庭から土煙がもくもくと漂ってた、颯太は急いで煙の舞う所へと走り向かう。
少しずつ晴れていく煙……そこには、
「……えっ、どうして……」
『颯太ーまってよー……!』
――――そこには大きな鉄球と黒くそしておぞましい影が鉄球を支え幸は気絶していた。
ロッドはその影を見て、ぎりぎりと歯を食いしばって鋭い目で空を見上げた……、
『――やっとだ……やっと会えたなぁ………ゴーストぉ!!』
空には黒い翼、そして恐ろしく冷たい目をしたゴーストの姿があった。
『……』
『はぁはぁ……僕はお前を殺しに来た! ここで死んでもらうぞゴーストォォォオ!』
影から鉄球を抜き能力で鉄球を軽量化しゴーストの所へと投げるが、ゴーストは影を操り守りの大勢へと入る……、
しかしその瞬間、ロッドは鉄球に二重の重量化をした。
『――ッ』
影はその重い鉄球に押され、防ぎきる事ができず破られた。
『終わりだゴーストォォォォォォォォォォォォォォォォォォオッ!』
『……』
―――――――――――――――――――……ドスッ
『―――は?』
『ソンナンデ……倒セルトデモ?』
ロッドの動きが止まり背中にはゴーストの出した『影』が刺さっていた。
『……ぁ――う……ゴー……ストォ……かはっ』
鉄球は影の二重張りにより防がれていた、ロッドは気絶し倒れ、鉄球は消えた……
「……おいゴースト……」
『……アノ時ノ人間カ……』
「あぁ、どうやら回復したようだな……もう大丈夫なのか?」
『貴様ニ心配サレル事ジャナイ……ソレヨリ何故、私ヲ助ケタ?』
「……ただ『助けたい』と思った……それだけだよ」
『―-―ッ! ……変ナ人間ダ……』
そういい残しゴーストはその場を去るように影の中へと消えていった……、
「……『何故助けた』か……」
―――ゴーストと戦った時見ちまったんだよ、お前が苦しんでる姿をそしてお前が完全な『悪』てはない事をな……知ってるんだよ僕は……、
『颯太大変! ナース達が!』
「!」
―――――数時間後
「……ふぅ、なんとか骨は繋がったな……ありがとナース」
『えへへ……でも幸大丈夫? 私が治せるのは骨を修復しただけ……精神的なダメージは回復できないの…』
「問題ないよ、それより予想外だったのはゴーストが私達を助けた事だ……それに……」
302号室の病室にロッドが寝ていた、その隣に颯太とエールがイスに座って様子を見ている……
「……まさか今朝合ったこの子が女神だったなんてな……」
『えぇ会ったの!?』
「まぁね……」
『もしかし……浮気!?』
「なんでそうなるんだよっ! ……たださ思うんだ、この子はもしかしたらゴーストが『S者殺し』していた頃の被害者なのかもしれない……」
『良く分かるね……やっぱり浮k』
「浮気どころか今日初対面だからね!?」
『え……なんで分かったの?』
「……だってさこの子の近くにはこの子の『S者』がいなかったんだ」
『!』
「普通さ戦う時ってS者も一緒にいるもんだろ? なのにこの子にはS者らしき者はいなかった、きっとこの子はゴーストにS者を殺された一人たと思うんだ……」
つまりロッドの『復讐』とはゴーストに殺されたS者の敵討ちするためにこの病院に訪れた。
『……ねぇ颯太』
「何?」
『…………帰りに拷問グッズ買いに行きましょ?』
「今の状況でよくそんな事言えんな……」
『だって値下げされたんだよ!? どこのお店でも売り切れちゃうよ! 行くのだったら今でしょ!』
『ちょっとうるさいの!』
ナースが病室に入ってきた、
「あぁ……ごめん」
『まったくもぉぅ……それで様子はどうなの?』
「どうもこうもまだ寝てるよ……幸さんは?」
『幸は少しの間安静にすれば大丈夫なの!』
「そう……よかった…」
『でも、ゴーストの行方は分からなくなったの……』
確かにゴーストをそのままにしておくのは良いとは言えない、
けどきっとゴーストはもう『S者殺し』はしないと僕は思っている。
……たぶんだけど
「さて僕たちは帰るよ、学校も途中で抜け出してきちゃったしね」
『颯太ぁ~~拷問グッズ買って買って~~』
「黙れ」
颯太達は病院を後にし帰って行ったが……病室では、
『……ロッド起きてるんでしょなの』
『―――気づいてたんだ』
『最初からね』
『……あの『颯太』って人間は優しすぎる』
『……私もそう思うなの』
『――――どうして僕を治療した? 僕は君のS者を殺そうとしたんだ、お前に殺されても文句は言えないよ』
『何言ってるの、私は傷ついてる人がいたらほっとけないの、それがたとえ敵たせとしてもなの』
『ふんっ……お前も優しいな』
『……優しくないの』
『……そうかもな、逆に言えば優しくないな、優しさってのは時に傷つける事もある……あの時見たいにね……』
★
キーンコーンカーンコーンとチャイムが鳴る。
「はぁ……颯太君途中でいなくなっちゃったなぁ……」
真中は一人通学路を歩いていた、
「せっかく新しいスタンガンプレイをやってもらおうかなと思ったのに……はぁ」
「おーいっ!」
「ん?」
後ろから男の声が聞える、
その者は転校してきた松坂勝だった。
「はぁはぁー……まさかまた会えるなんてねミーちゃん!」
「え……もしかしてスー君!?」
「お、覚えてくれてたんだ! いやぁまさかミーちゃんに会えるなんて……運命できなっ!?」
「はは……でも久しぶりだね、またこっちに引っ越してきたんだ!」
「あぁ……まぁ分け合ってな親の都合上ってやつ? あっよかったらさ一緒に途中まで帰らない?」
「うん!」
――――――準備は……できた。




