第三話 『苦痛の衝撃』
そんなわけで第二話の続きです。
岸野病院の裏庭で幸とその契約している女神の№7と№6の戦いが繰り広げられていた。
『―――っく! 強い……』
「ナース……」
『早くしてよ……僕を№5の元に行かせて……じゃないとまずは君たちから殺すよ……?』
ロッドの手には絆創膏を能力で変えた剣を持っている、少しずつナース達の距離をつめてきていた。
「―――お前確かゴーストに『敵討ち』するって言ってたが……何故殺そうとする?」
『はっ……女神同士が戦う事は当たり前でしょ? 僕たちはそのために地上に降り『自由の女神』になるため争う……殺すのは当たり前、だけどそれと同時に僕はゴーストを殺す理由がある……』
「……理由って?」
『アンタには関係ない事でしょ……さぁ先に進ませてくれる?』
「……」
『……そう、通さないって事ねだったら―――――っ!』
手に持つ剣を構えボロボロになっているナースとへと走り出す、ナースはさっき受けたロッドの攻撃により致命傷を受けていた。
「ナースっ! ……くそっ!」
幸はナースを担ぎロッドから逃げだした、ロッドは幸とナースをそのまま追いかける。
『幸……ごめんねなの……』
「はっはっ……今はどこかに隠れるよ!」
……と言ってもどこに隠れる?
病院から離れればゴーストが殺される、だからと言って病院の中に逃げ込む事をすれば患者達が危ない目に合う……どうする?
『ふん……どこに逃げたって僕からは逃げられないよ!』
「―――チッ」
★
駆け足で颯太と№8は幸とナースがいる病院へと向かっていた。
『ねぇーえー颯太ぁーいじめてくれたらワープするんだけど? さぁカモーーーンっ!』
「それが嫌だから走ってるんだよ! ったく……」
けど病院までまだ先……幸さん達は大丈夫かな、簡単にやられるような人じゃないしそれにナースもついてる……大丈夫だよね?
『―――っ! 颯太ぁ!』
「どうした?」
『…………ナースの力が無くなって来てる、このままじゃもう十分もしないうちに負けちゃう……』
「!?」
このまま走ったら間に合わない……やっぱ女神の力を借りてワープするしかないのか……?
『……えっ』
「今度は何?」
『……女神の反応が増えた……』
「えっ……それって敵? それとも味方!?」
『ごめんなさい……そこまでは分からないわ……』
……女神が増えた?
いや幸さん達のピンチには変わりは無い……ワープするしか間に合わないっ!
颯太は装備していたハリセンを取り出した、
『おほぉ! ついにその気になってくれたのねぇ颯太ぁ♡』
「仕方が無い……仕方がない事なんだよぉぉぉぉ! くそっ!」
立ち止まり颯太は叫びながらハリセンを振るった
――――バチィンッ
と心地よい音と女神の喘ぎ声が道端で響いた、そしてエールはいい顔で息を荒くし「もっとぉ」と体をビクンビクンさせながらねだる、
「……いやこれで十分だろ……さぁワープ」
『嫌です』
「……てめぇ」
『もっと叩いてくれないとワープさせてあげないもんっ』
「時間が無いんだよ!?」
『だったら早く叩いてください』
「……」
★
スバスバと病院の敷地内に生える木が切り落とされていく、幸はなんとか病院の木の裏に隠れていた。
『ったく隠れるなんてねぇ……僕から逃げられると思ってんのかなあの人間は……』
「……」
幸はナースを木の後ろに寝かせ、幸は覚悟をしていた。
こうなったら私が囮になって、ナースを休ませよう今はそれしかない……、
ガサガサと草むらからでる幸……その音でロッドは気づいた。
『せっかく隠れてたのに出てくるなんて馬鹿じゃないの?』
「どうせ全部の木を切り落とすんだろ? これ以上病院荒らさせてほしくないからさ……」
『アンタ一人でどうにかなると思ってんの? てか大体ゴーストをかばうようなマネすんの? あなたS者なら契約外の女神は全員敵でしょ?』
「……確かにな、私はあいつの敵だ……けど頼まれちまったんだよ恩人にな」
『恩人……?』
「借りは返す……私はさあるガキに『ゴーストが目を覚ますまで守ってくれ』と言われてな、正直私はゴーストと言う女神を殺したいと思っていた、けどさ……借りは借りなんだ守るしかない……」
『……そのガキと言う人は馬鹿なんだな、ゴーストを守るとか……あいつはな生かしてはならない野朗なんだよ……生かせばまた誰かが悲しむ事になる……僕はそれが嫌なんだ!』
「だったらさ私を倒してゴーストを殺せばいいじゃん」
『―――後悔するなよ人間っっっっ!』
バッと物凄い勢いで幸の背後を取った、
『おりゃあっ!』
ヒュンッと剣を縦に振り回したが幸は右肩を少しかすりながらも奇跡的に交わす。
「――ッ」
『まだまだぁ!』
持っていた剣を捨て剣は消えていった、落ちていた缶をまた能力で武器に変える
『変態能力!』
缶は形を買え大きな鎖つき鉄球へと変化していった。
「なっ」
『つぶれろぉぉぉぉぉ!』
ブウォンと勢いつけて鉄球を幸へと投げるがさっきの剣の時とは違いまだ避けられる攻撃だった。
スドォオンと鉄球が落ち大きな音が発せられた、幸はニヤリと笑う。
「おいおい、まだ剣のほうがよかったんじゃないか?」
『……そうかな?』
「なにっ」
『能力発動! 『軽量化』!』
鉄球が軽くなり鎖を使い鉄球を振り回す、
『えぇぇぇいっ! これで終わりだぁ!』
「なっ」
鉄球は物凄い早さて幸に横へと移動されそして……
『能力発動……『重量化』!』
鉄球は重くなり勢いを増す、幸のすぐ横の鉄球が襲う……
―――――バキッ―――メリィ―――グシャァ……ドンッ
「ぎぃあぁぁぁああぁぁぁああぁぁぁぁああ―――――――っ」
鈍い音と共に体中から血が流れ……体の右が動かせないほどのダメージそして右手・右腕・そして右足の感覚がなくなっていた。
『これで……終わりですね……さて、とどめといきましょう』
ズルズルと鉄球を引きずり幸の前へと立ちはだかる……
「……」
『さようなら……恨まないでね人間……』
――――――ズゥゥウン……
次回更新がいつになるか分からないので不定期です。
そんなわけで続き待ってくれたら嬉しいです。
文章力も上げていけたらいいなと思っておりますので、これからもよかったらぜひ見てください。
そんなわけでまた次回お会いしましょう!




