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ある日、集団転送で異世界へ(改) ~女神の気まぐれから始まる異世界生活~  作者: 武雅


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18/40

18:遭遇戦 2

片鎌槍が旋回し、大剣が空気を切り裂き、短剣が舞う。

オーガが胸を貫かれ、肩辺りから両断され、身体を多数切り裂きオーガの群れが屍の山を築いていく。

こちらに向かって来たオーガの一団はゾルス達が殲滅する勢いだ。


「マサト様、1匹こちらに向かってきます、お下がりを」

「ロゼフ、心配してくれてありがとう、でもあれは自分で倒すよ。 オーガぐらい一人で倒せないと主人としての面目がね…」


そういうと日本刀モドキを構えオーガに向かい走り出す。

今度はしっかりと胴体を両断するイメージで一気に加速をしてオーガの胴を薙ぐ。

重い感触が手に伝わった瞬間、今度は流れる感じではなく振りぬく感じで日本刀モドキに力を込める。

ザッシュッ!


オーガは胴が真っ二つになた!

「ふぅ~、今度は倒せた」


両断されたオーガに目をやると倒したという実感がわいてくる。

「マサト様、お見事です」


ロゼフが賛辞を送ってくれますが、なんか接待ゴルフで上司をほめそやす人に見えてきた…。

接待を受けてる側はこんな気分なのかな…。

そう思い苦笑いをしロゼフに向かって頷く。

そうしているうちに、こちらに向かって来たオーガの一団はゾルス達によって殲滅されていた。


「こっちに来たオーガの魔石を回収しちゃってくれる」

「かしこまりました」


ロゼフは魔石の回収を指示しにゾルス達の所に向かっていく。

ロゼフが行くと自分で倒したオーガの魔石を取り出す。


昨晩ゾルス達と話していた時に魔石は胸の真ん中あたりにあると聞いていたのでナイフで胸を切り裂き手を突っ込んで魔石を取り出す。

「うぁ~、手が血だらけ…」


そう独り言をつぶやいて水魔法で手と魔石を洗いアイテムBOXに魔石を入れる。

これでしばらくこっちはゆっくりできそうと思い水魔法で水を出し喉を潤す。

緊張してい口が乾いていたようで水がおいしい。

ゾルス達も順調に魔石を回収しています。

ドォーン!

ドォーン!!!!


門の方からこちらにも聞こえるくらいの大きな音が響いてきた。

門に目を向けると通常のオーガより一回り以上大きなオーガは門に体当たりをしている。

先ほどまでのオーガの体当たりではびくともしていなかった門が軋んでいるように感じる。


「あれはヤバそうだな」

そう独り言をつぶやきゾルス達の所に走っていく。


「あの大きなオーガはなに?」

そう聞くとロゼフが恐らくオーガロードだろうとの事、恐らくもうしばらくしたら門は破られるだろうとの事だ。


「う~ん、街が襲われると後々都合が悪いよね、何とかしないと」

そうはいってもここから門までは7、800メートルくらいはあり、今から走って行っても間に合うのかは疑問だ。


「マサト様、昨晩槍を何本か作られていたと思うのですが、それをオーガロードに投げて手傷を追わせればこちらにオーガの目が向くかと思われます。某に試させていただけませぬか?」

バルタがそう言い出したが、他に案があるわけでもなく、昨晩作った槍は錬成の練習で作っただけなので失ってもいたくない。


「バルタの案で行こう」

そう言いアイテムBOXから昨晩作った槍を5本出して付与をかけ強化をしてバルタに渡す。


「バルタ、確か風魔法使えるよね。風魔法を槍に纏わせて投げたら勢いついて遠くまで飛ぶんじゃない?」

「風魔法をですか?考えたこともありませんした。試してみます」


そういうとバルタは付与の終わった槍を取り一回転をして勢いをつけ門の前のオーガロードに向かって槍を投げつける。


バシュッ!!


そんな音がしたと思うと槍はすごい勢いで飛んでいくが、初撃は外れたものの、オーガロードの後ろにいたオーガ数体を貫き屍になった。


「外れました、申し訳ございません。 だが次こそは!!」

そういいながら2本目の槍をとりオーガロードに狙いを定め勢いをつけ投げつける。

バシュッ!!


2本目の槍は門に体当たりをしたを直後のオーガロードの右肩に刺さり、3本目、4本目もオーガロードに命中したものの、通常のオーガと比べ固いようで2匹とも致命傷には至ってないようだが、着実に門への体当たりは目に見えて弱くなっている


「グォーーー!!!!!!!!!!!」

ひと際大きな咆哮が聞こえ、オーガロードがこちらを睨みつける。

恐らく、こちらの脅威に気が付いたようで、3、40匹ほどのオーガは門への体当たりを続けているが残りの7、800程の群れはオーガロードと共にこちらに向かって駆け出してくる。


「マサト様、これはまずいですね…」

ロゼフが苦虫を嚙み潰したような顔をしている。


ドドドドドドドドド!!

ドドドドドドドドド!!!!


地響きが伝わって来るくらいの迫力だが、バルタは怯むことなく最後の1本の槍を群れの先頭を走るオーガに投げつける。

バシュッ!!


そんな音とともに槍が一直線に飛んでいき先頭を走るオーガを貫通し後方のオーガ数匹も貫き屠る。

「ウオォォォォォォォォォ!!!!」


オーガロードの咆哮にも負けないくらいの雄たけびをあげゾルスが大剣の血糊を払い駆け出し、バルタ、ハンゾウも続く。


オーガの群れとゾルス達がぶつかり合った瞬間、実際に音はありませんが「ドォン!!」という音が聞こえたような気がするほどであり、ゾルスの大剣がオーガを切り倒し、バルタの槍が胸を貫く。

ハンゾウは素早さを活かしてこまめに動き周りならがオーガ首筋を切り裂いている。

いつの間にかロゼフも群れに近づき連続して魔法を放ち援護をしていた。


「力では勝ってるけど数で押され気味だな・・・・」

そう思うも自分が乱戦に入っていくと足手まといになり反対にゾルス達の負担になるので、ゾルス達に剣の訓練頼んでおけばよかったと今更ながら後悔の念に駆られている。

その間にも乱戦は激しさを増し、オーガの屍の山に血まみれのゾルス達、ただオーガの群れは一向に数が減ったようには見えない。

俺は、乱戦を抜けてこちらに向かってきてもいいように日本刀モドキを握りしめ呼吸を整える。


予想通り乱戦を抜けてオーガが数体こちらに来たので、ロゼフが近づかせないように魔法を放つがダメージを受けながら勢いを落とさず突っ込んでくる。

こちらも走り出し地面を強く蹴りすり抜けざまに胴体を両断するイメージで一気に加速をしてオーガの胴を薙ぎ払う。


重い感触が手に伝わった瞬間、振りぬく感じで日本刀モドキに力を込める。

ザッシュッ!


その直後、体制を低くして地面を蹴りもう一体のオーガの横をすり抜けると踵を返し袈裟懸けに切りつけると、肉を切り裂く感覚が手に伝わりオーガの肩口からは血が噴き出し流れ出す。

そのままの流れで足を動かし続け乱戦を抜け出たオーガを切り伏せていく。


足が止まらなければ何とかオーガを仕留められる。そういう実感が湧いて来た。

「ロゼフ、こっちはいいからゾルス達の援護に全力を注いで!!!」


大声でロゼフに指示を出し、迫りくるオーガの腕を切り落とし、胴を薙ぎ払う。

「グォーーー!!!!!!!!!!!」


突如大きな咆哮が響きそちらに目を向けると乱戦を抜けてオーガロードがこちらに迫ってきた。

「マサト様、お逃げください!!!」


ロゼフの叫び声が聞こえましたが体はすでにオーガロードに向かって走り出していた。

ガキッ、ザッシュッ!


すれ違い様に胴を薙ぎましたが硬いような感触で両断した感触がないので少し距離を駆け抜けてから踵を返すと腹から血を流したオーガロードがこちらをにらみつけ向かってきた。


右手を開き爪で切り裂こうと振りかぶった手を振り下ろした瞬間、体を回転させオーガの爪をよけ回転を利用して右腕を切り落とす勢いで日本刀モドキを振り下ろす。

ドッシュッ!


やはり腕の1/3位のところで刃が止まり腕を切り落とすまではいかなかった。

「硬いな・・・」


そう呟いて距離を取る。


後からわかった事なのですが、素人の考えで錬成した刀なので刀身の厚さから刃付け方まで色々悪く剃刀で大根などを切ろうとしてる感じだったみたいだ。

わかりにくい説明…。

わかりやすく言うと切れ味は良いけど刃が薄いので表面はスパッと切れるけど中の方は切れない感じだそうだ。


しかし今はそんなこと知る由もないので、オーガロードが異常に硬い皮膚を持っていると思って一撃必殺よりも手数に切り替えて斬りつける。

オーガロードが爪で切り裂こう、また殴り飛ばそうと大ぶりの攻撃をしてくるがそのたび足を使いこまめに距離をとり切りつけているが、致命傷を与えるには至らない。


このままでは一向にらちが明かない為、何か生活の補助扱いしかしていなかった魔法を有効活用できないかと頭を巡らし、一か八かで、ふと思いついた事を実行に移すべく、一度オーガロードから距離をとってから改めて距離を詰める。


オーガロードが爪で切り裂こうと右手を振り上げて向かってくるが俺は直後、姿勢を低くしてさらに加速をしオーガロードの懐に入った瞬間…。

「ライト!!!」


オーガロードの顔の前に光魔法で強い光をイメージした光の玉を出した。


急に目の前に強烈な光が現れたオーガロードは視界がすぐに戻らず手を振り回している。

そこに追撃として地面に手をつき魔力を流し込み右足の所だけに錬成で穴を作ると、ガクッと体制を崩したオーガロードの首を狙い再度付与魔法をかけた剣を突き出した。

ドッス!!


そんな感じの感触が手に伝わり日本刀モドキの剣先が喉に突き刺さると、更に深く刺さっていく。

あとは力任せに横に振りぬき首を半分ほど切断した。

ドッサッ…!


さすがにオーガロードも首を半分切られれば死ぬよな…、そんな感傷に浸る暇なく乱戦をすり抜けたオーガがさらに向かってくる。


うん、オーガロード倒した後だと普通のオーガ迫力にかけるな…、そんな余裕が生まれたようで気が楽になった感じ増し、俺は距離を詰め首筋、胴、肩口と切り裂いていく。


「うん、全く数が減った感じがしない…」

このままだと数で押し切られると焦っていたら、すぐさま解決の糸口が見つかった…。

恐らく群れを率いているのはオーガロード、なのでもう一体のオーガロードを仕留めればそう思いもう一体を探す。


居た!!! 乱戦の中ではなく外側に控え乱戦を見ており、ゾルス達が弱ったところで襲い掛かり仕留める気なのか、それともバルタの槍で受けた傷の影響なのか、後方に下がっている。


乱戦になっている方からこちらにオーガロードをひきつけないとこちらまで乱戦に巻き込まれる恐れがあるので、右手を突き出し魔力を手の平に流し込み渦巻く炎を、そして風で回転を加える追い風で押し出すイメージをしオーガロードの顔面に狙いをつける。

「ファイア!!」


ボン!!

手から離れた炎は一直線に飛んでいきオーガロードの顔面を直撃する。

「グォーア!!!!!」


自然と笑顔が出ていたのか、こちらを向いたオーガロードが怒りの形相で俺の顔を見ると駆け出してきた。

「よし!こっちに来た!!!」


そう独り言をつぶやいて、先ほどオーガロードを倒した光からの連携でバランスを崩してからのトドメを狙いこちらも駆け出す。

これで片付くはずだ!

誤字脱字、稚拙な文章ではございますがお読み頂ければ幸いでございます。

宜しくお願い致します。


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