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第52話 レベリングのタイムリミット?

世間が狭い話?

 粛々と狩ってたら、レベルが上がった。Lv23ですね。


 ミュー:あと7かー、間に合うかなあ。

 ひまり:間に合う?何かのタイムアタック?

 ミュー:閉寮!!

 玉兎:あ、年度末だから閉まってしまうのか。

 ミュー:そうなん!お彼岸終わったら1回実家帰らないといけない。


 そういえばミューちゃん学生寮住まいだっけ。

 むしろ学生寮っていう出入りのユルい場所で良くベータテスト当たったなあ。


 ミケ:あれ?じゃあブラックボックス(ゲーム機)どうするんだ

 北斗:このゲーム機、指定住所からの持ち出し禁止だよな?

 アン:ああ、主に学生さん用の対応策があったかと。

 ミュー:期日を連絡しとくと、帰省する時にまりコポの係員さんが預かりに来てくれて、戻る日にまた届けてくれる!

 アン:社会人の方でも長期休暇での帰省などではこの対応になるそうですよ。

 ひまり:アンは今回の帰省は短いからって使わなかったけど。

 玉兎:そういえば転勤で引っ越す奴も申請出せば引っ越し時に持っていけるって聞いたな?

 アン:その場合も移動前に一時預かりで、引っ越し先に転送だそうですよ。


 そもそもベータテスターでそういう帰省のある学生さんを入れるって大丈夫なのかと思ったら、どうも最初からそういう運用のテストでもあるらしい。

 レンタル機器の面倒くさいところもチェックしとけ、は確かに当然ではあるんだけども。


 そして今回の花枝はなえさんの帰省でその辺の仕様を確認して初めて知ったんだけど、この5D!の展開には、実は政府……神祇庁が噛んでいる。

 ミューちゃんがまりコポから来ると言っていた係員さんは、実際には神祇庁傘下の誰か、だ。


 そりゃそうだ、まりコポの公称従業員数は百人程度だ。

 そのほぼ全てが本社で開発かGM業務をやっているそうだから、リアル側の個別対応にまで手が回るはずがない。


 個人単位だと個体差的なものはあるけど、戦闘力高かったり隠蔽力高かったりするのが現代神祇庁の職員さんだし、その職務の関係上、全国すべての地方に万遍なく配置されているから、適任ではあるのよね。

 うちの常駐3名も、それぞれ特技が違うんだってよ?諸事情で余り詳しく聞いてないけど。


 ちなみに公式サイトの隅っこにも、実はちゃんと神祇庁協賛・協力作品であることは明記されている。

 うん、花枝さんの帰省の話をする直前に気が付いた。


(そうじゃな。我も形式上は神祇庁からの派遣ということになっておるしな)


 わあ、まさかの:朔夜さん、神祇庁職員!?

 私の周囲、関係者だらけだな!私自身が神祇庁案件らしいからしょうがないけど!

 ただ、そこいらへんは、細かいところの話まではしないようと釘刺されてるんで、この話の考察はここまでだし他メンには教えられないよ!


 そんな感じで主に北斗さんとミューちゃんのリアル側の予定の話をしつつ、通りすがりの獲物アクティブをつまみながら安全地帯探しだ。

 流石に短期ログアウト時間までに歩いて町に戻れる場所じゃないんだなあ!


 ひまり:しょうがないなー、隠蔽陣セットの出番かなこれは!

 アン:そういえば用意してましたね。

 北斗:あれ結構値段しなかったっけ?

 玉兎:するけど、エンはまだまだ稼げばいいんだし。

 ミケ:なくても夜チュートリの敷物に隠蔽陣付いてるから、自分だけ包まっとけば短期ログアウトなら大丈夫だぞ。日付跨ぐ場合はエラー警告が出るがな!

 ミュー:そのまま強行すると?

 ミケ:死に戻り扱いで登録ホームポータルに戻されるとよ


 あらまあ、そんな仕様まで既に確認済みか。エルリさんかなあ?


 隠蔽陣セットというのは、夜チュートリの敷物のグレードアップ版の隠蔽の魔法陣が織り込まれた敷物と被り物、それにあの白い石を数個組み合わせたセットだ。

 白い石を等間隔に配置して、真ん中に敷物を敷いて被り物をかぶって寝る感じ。


 毛布じゃなくて被り物なのは、大半の人は毛布なんだけど、一部の種族だと「こんなものがあったんですよ」と、違うアイテムを渡されるからだ。

 具体的にいえば狐ノ命。被衣かづきらしきものが渡されました……微妙に時代と用途が違うくない?いやでもうちきだか単衣ひとえだかを渡されても大差ないか……

 なお後日聞いたら天狗もこれらしい。装束パターンでひとからげかー。


 今回は私とアンと玉兄さんがセットを購入していたので、3人分の陣で全員を囲う。

 白い石の配置でそこら辺対応できるという話だったので3人だけで買ったんだよね。


 ミュー:ひまちゃんの寝具が時代ものだ!w

 玉兎:衣被きぬかつぎ、いやそれだとサトイモか……被衣、だっけ?

 ひまり:名称付いてないけど多分そう?うっすら綿入りだけど掻巻かいまきともちょっと違うよね。

 ミュー:かい……まき……?

 北斗:掛け布団と綿入れ半纏を足して2で割らない奴。

 ミケ:なんか珍しいな、この手の雑学系で北斗が先に答え言うの

 北斗:うちにあるんだ。ばあちゃんが使ってた奴。


 北斗さんちは結構寒いところの気配がするな?

 今の時代だと羽根布団だろうけど……


 幸い森の外れにちょっとした平地を見つけたので、そこでログアウトだ。

 野宿だよ野宿!



覚賀かくがくんってちょっと前に話題にしたでしょ、みさごの。今日やっとログインできたそうなんだけど、彼、ファイファンのライド君だって」

 短期ログアウトで花枝さんに情報を簡単に共有する。


「あら、じゃあシンさん辺りもいるんですか?」

 シン君とライド君がベータテスターな事はレイドの後で報告してあるので、花枝さんの返事はこれだ。


「レッキスさんだってよ、北斗さんの裁縫やってるフレンド。種族までは知らないけど」

「ああ、あの方ですか!キャラの造形がちょっと似てるとは思ってたんですけど」

 どうやらアンファルとレッキスさんは顔見知りっぽいな?

 ただ、恐らく顔見知りどまりだろう、そんな気もする。


 造形が似てるってことは……あれでもわんわんおはプレイヤー側未実装だよね?


「シン君ってわんわんおだったよね?レッキスさんは獣人さんなんです?」

「大聖天狼だそうですよ」

 まさかの大聖!!なんでクランにいないのか不思議なレベルね?


 でも狼犬っぽいのがいいって言いつつハスキー系のわんわんおやってたシン君が天狼なのはなんか確かにイメージが合うなあ。

 生産職なのがちょっと不思議だけど。


 というか職業制限あるのノの字と石人だけ?

 と思いながらリログついでに掲示板をチラ見したら、飛べない天人族さんが召喚師固定だと言っていた。成程?


 ミュー:おっは☆

 ひまり:おはよー。今日はこのログインで終わりかな?

 玉兎:おはよう。そうだな、北斗が1ログ使ってるからパーティプレイはそうなるな?

 北斗:済まんねえ!アンちゃんが今日速攻戻ってくるとまで思って無くてさ!

 アン:私こそごめんなさいね、ちょっとやなことがあったので発散したくて、つい。

 ミケ:まあリアル時間遅めだし、今ログインで帰るんでいいんじゃねえか?


 そう、ちょっと遅いんですよね今日のログイン。


 そんな訳で、戻り時間も考慮しつつ狩りをしたけど、流石にもう1レベルは無理だった。

 でも次で上がるかな?


 ミュー:明日に期待だ!

 玉兎:しかしちょっとレベリングの為の移動に時間がかかるようになってきたなあ。

 ミケ:北側はレベリング用の調整してなさそうだなこれ

 ひまり:言われてみればそうかも……でも白金樺にリスポン設定しちゃったしなあ。

 北斗:その節はご迷惑を……

 アン:逆に気軽に最北部に戻ってこれるという考え方もできますよね。


 確かにそれはそう。

 あともう1か2レベル上がったら、エリア際までレンタル騎獣で走って、そのあとは普通に走って黄金桜に戻れそうではあるのよね。


 まあそれでもオオヤマネコには絡まれるだろうけど……

 流石にその頃にはあの辺も他の人が狩場にしてるかもだしね!


 今回は白金樺まで戻れたので、神殿仮眠室でログアウトだ。

 そろそろ何かスキル新しいの取ろうかなぁ、あんまり生えてないけど……



 *****プレイリザルト*****


 プレイヤー:稲見いなめひまり Lv22→23

  種族:狐ノ命(きつねのみこと)

 体力 72→76

 魔力 230→240

 SP 114→123 ※49話で+4

 力  14→15

 耐久 14→15

 敏捷 50→52

 器用 27→28

 知性 50→52

 知識 35→38

 信仰 -

 運  -


 呪符魔法 Lv20→22

 攻撃符:炎水雷土風光(枚数略)

 中級攻撃符:炎水雷土風光(枚数略)

 護身符:光x99

 治癒符:光x68


 一般魔法 Lv3→4


 技能

 【解体】Lv1

 【初等呪符作成】


 スキル 

 【観察】Lv9

 【モンスター鑑定】Lv8→Lv9

 【植物鑑定】Lv7→Lv8

 【一念】Lv4→Lv5

 【動物鑑定】Lv1→Lv3


 称号

 [漂流者]

 [使い魔を労わるもの☆]

 [聖魔のあわいを征くもの☆]※秘匿

 [Dランク冒険者]

 [大福を狩るモノ]

 [福引マスター]

 [ゴブリンの友☆]

 [一人前]

 [いっちょまえ]

 [騎乗仮免]

 [村の助言者]

 [コボルトの友☆]←New!

 [白金樺到達者☆]←New!

そもそも南部の方がレベリング向けかというと……虎がなあ……

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