表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
39/57

part39

レイチェル「おい!ぐずぐずするな!」

炭鉱夫A「はい!」

炭鉱夫B「急げー!!」


レイチェルと共にトロッコを運ぶ者たちがいました。

たくさんの鉱山資源を採取できたようですが、

それに似合う運搬手段がないようです。


炭鉱夫A「姐さん、何でったってこんな事になったん

     ですかい?」

レイチェル「アンタらが使うのはレール5号線

      でしょ?そいつが今日事故ったから

      緊急性のあるアンタたちのお荷物を、

      大変だけど乗り換えさせるために、

      今こうして近道してる」

炭鉱夫B「よくそんなこと知ってますね」

レイチェル「というかアンタらくっちゃべってる

      暇あるならさっさと運びなさいよ!」

炭鉱夫A・B「すいません!」


猛ダッシュでトロッコを手動で運ぶ三人衆。無事に

乗り換えの駅まで辿り着きます。


レイチェル「はいこれ乗り換え時間の手配書。

      この3番と5番と13番のトロッコを

      10号線で代わりに運んでほしい」

切符係「了解です!因みに5号線はどれほどの遅延

    でしょうか?」

レイチェル「うーんとね、今回は5分くらいで

      済んでたと思う」

切符係「前回のあれは酷かったですもんね…」


乗り換えを完了させたレイチェルは帰ろうとする。


レイチェル「…あれ?」

炭鉱夫B「姐さん!この部品また見つけました!」

レイチェル「それ、アイツらの部品じゃん。

      …!それ今すぐに投げ捨てて!」


そう言った瞬間、炭鉱夫の持った部品からまた別の

部品が伸び、炭鉱夫の首を掴みます。


レイチェル「お前たち!逃げるやつは逃げろ!

      武器を持てるやつは来い!」

従業員一同「はい!!」


レイチェルは鋭い鉤爪を取り出す。まるで獣のような

姿勢のままで謎の部品に飛び掛かる。引っ掻いたその

部品は炭鉱夫の首を離す。


レイチェル「おいクソジジイ。どの面下げてここに

      また来たんだよ」

???「クフフ、お会いできてよかったです。

    また『苦しみ』をお届けに参りました」

レイチェル「胡散臭すぎて臭ってるんだけど。

      風呂入って来てくんない?」

???「おかしいですね〜?私は病気になどに

    うなされたくないのでね、お風呂には毎日

    入っているのですが」

レイチェル「うっさいわよ。喋るな」

???「にしてもよく分かりましたね〜私が部品に

    いることを」

レイチェル「アンタの汚ったない魔力がついてるから

      でしょうが」

???「それは失礼しました。次からは気をつける

    ことにましょう」

レイチェル「もう2度と来るな」


魔法陣のようなものが3つほどレイチェルの背後に

現れます。そこから無数の炎の弾が射出される。


炭鉱夫A「これで援護になりますか姐さん?!」

レイチェル「このまま消し去ってしまえ!」

???「やはり炎というのは、菌には悪いですね。

    すぐに死んでしまう」

レイチェル「可愛い孫の姿でもあるのか?」

???「孫だなんてとんでもない。私の手にあるのは

    貴女たちがこれからもずっと、苦しむことに

    なる未来ですよ。楽しみですねぇ?」

炭鉱夫C「…っ!!お前のせいで母ちゃんは辛い

     思いをしたんだぞ!それを何とも思って

     ないってどういう神経してんだよ!

     ふざけるんじゃねぇよ!!」

従業員一同「そうだそうだ!早く帰れ!」


恨みつらみを吐き出し、それこそ業火の如く燃え

上がる人々を制止するようにレイチェルが言います。


レイチェル「お前ら。今ここで言ったって仕方ない

      だろ。不満があるなら目の前にいる奴に

      力でぶつけろ。コイツは害虫未満の存在

      だと分かっているだろう」


レイチェルがそう言い終えた瞬間、炎のレーザーの

ようなものを一筋、刺すように放ちます。


???「良いのですか?たった一本で」


そのたった一本だけ放たれた炎を体の部品の一部を

ちぎり取って防いだ身なりのいい相手の目の前には

つい先程見ていたレーザーの魔法陣が何重にも

なって、今にも魔術を放ちそうです。


レイチェル「放て」


一本どころか、その一本からも枝分かれするように

何本もの炎の線が貫いていきました。


レイチェル「いい?今後この臭い奴が出てきたら

      話す必要なんてない。ありったけを

      ぶつけるのよ。病原菌は根本を駆除

      すれば、あとは体を慣らして休ませる

      だけなんだから」

炭鉱夫B「またアイツが来るんですか?」

レイチェル「もう苦しまないために頑張らないと

      いけないのは私たち本人よ。分かったら

      もう仕事に戻りな」

従業員一同「はい!」


圧倒的信頼がレイチェル1人に向いていました。

姉御肌というものがレイチェルの魅力だったのです。

人それぞれに必ずある魅力。その魅力の力を上手く

使えば何にも変えられない強大な武器となるのです。

しかし実は、こんな武器を無意識にでも使える者は

何人でもいます。レイチェルがそうであるように。

何故なら魅力というのは、分かっていないだけで案外身近なところにあるものだからです。しかし気づく

必要もないのです。当たり前にあるものを、手探りで探すことは難しいですし、する必要もないからです。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ